朝日連峰、障子ヶ岳東面第二スラブ〜障子ヶ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,661m
- 下り
- 1,655m
コースタイム
- 山行
- 12:28
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 14:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況 登山道良好 下降路 1291m稜線下降点より灌木の尾根を下る途中垂直に近い部分もあるが灌木を頼りに下る(もしこの尾根を登り返すとしたら相当苦労するだろう)、雪渓が見えてきたらスラブ状の沢を慎重に下って雪渓に乗り移る、雪渓を登り返し雪渓から斜面に乗り移り少し登るとスラブ下の取り付き地点。今回は雪渓は安定していたが季節が変わば危険個所も出てくるだろうし落石の危険は常に付きまとう。 東面第二スラブ 通常1024m取り付き地点から左にルンゼを登り凹角状のフェイスを登る、しかしこれはザイルを使った岩登りになるのでこれは避け右に伸びるルンゼを登り灌木の有る凹角からスラブに出る、スラブを直上し左へトラバース、フリクションが利き快適だが高度感がある所をザイル無しなので慎重に進む、第二スラブ入口まで来たら上に向かって右に左に登り易い所を選んで登る、1222m付近のテラスで一休みしたらその上のフェイスから草付きのルンゼを登り切ると稜線から伸びる枝尾根に出る、藪を少し漕ぐと登山道の有る稜線に出で登攀終了、後は登山道を辿り障子ヶ岳に進む。 |
写真
感想
朝日連峰、障子ヶ岳東面第二スラブを登る。
東面スラブ群の事は随分前から知っておりいつか登りたいと思っていた。大井沢川から中先沢を遡行してスラブに取り付くという記事を幾つか読んだが大分困難そうである、そんな時地元白石の山岳会白峰会の方々が稜線から懸垂下降で取り付き地点まで下り第二スラブを登った記録を昨年読んだことでヒントを得(よくよく考えてみれば初登の時も稜線から下降して取り付いていた)地図を見て検討した結果今回下降に使った尾根にたどり着いた、しかしこの地域に入山したことは無く実際行ってみなければ下れるかどうか分からなしスラブをソロで登れるどうかも分からない。
登る時期としては雪渓の有るこの季節を考えていたが前回の霧来沢v字スラブで暑さを体験し9月以降に時期をずらそうかとも考えたしかし東面スラブ群の事が頭から離れず天気も良さそうなので決行することにした、偶然にもこの日は夏至で日も一年で一番長い何とかなるだろうと自宅を1時半に出発。
登山口から登り始め稜線の下降地点に到着、下降は出だしでちょっと迷ったが順調に灌木の激藪を下りスラブ状の小沢から意外とすんなり中先沢の雪渓に降りれた、雪渓を登り出すとスラブ群が青空の下に見えて来る苦労してここまでやって来たからこそ見れる絶景である。
取り付きからの直上は無理なので右に回り込んでスラブに出て左に大トラバース、高度感があり岩が脆い部分も有るのでビビりながら進む、やっと第二スラブ入口に到着、頭上に見える突起を目指す、黒いフェイスを左に回り込み草の生えたバンドを右上する、ここからの登りはあまり難しい所も無く快適に高度を稼ぐ、途中灌木帯に追い上げられたりしたが何とかスラブに戻り登り続ける、このまま登り切ってしまうのはもったいないので正面に障子ヶ岳が見える高度感のあるテラスで休憩にする、陽射しが強く暑いが時より吹く風が汗ばんだ身体に心地よい。休憩の後はフェイスからルンゼを登り稜線から延びる枝尾根に出て少し藪を漕ぐと今朝下降の準備をした登山道に出て登攀終了、そのまま登り続け障子ヶ岳に登頂。
山頂は360度の大展望、朝日連峰の主稜線、月山、眼下には今日登った東面スラブ群、あそこを登ったのかと思うと感慨深い。ラバーの沢靴を脱いで素足になると気持ちが良い、水を飲もうと水筒を見ると蓋が締まっておらず殆ど水が無い残念、しかし200佞離侫襦璽張献紂璽垢離僖奪が有ったので助かった。休憩後ゆっくり下山開始。途中小屋泊まりするという二人とスライドする、展望の良い縦走路を歩く、ヒメサユリが至る所に咲いている、途中休憩を入れ無事登山口到着。
夏至の長い一日すべてが概ねうまくいき初夏の山旅を堪能出来た。
コメント
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mikiosamさん、こんばんは。
久々に鳥肌が立つ記録を拝見しました。
痺れました。そして震えました(笑)
武者震いでしょうか。
技術や経験はもちろんですが、mikiosamさんのその情熱と気力、準備や行動力、そして山への想いににあらためて感動しました。
うまく言葉で言い表せませんが、とにかく感動しました。。
お疲れ様でした。
mooree 様 コメントありがとうございます。
自分の登山を評価いただき嬉しいです。
久々の長時間行動に結構疲れました、しかし心地よい疲れで麓の温泉に浸りながら今日の山を思い出しニヤニヤしてしまいました。
mooree 様の今冬の小又山のレコや最近の沢登りのレコを読んで感心しております、お互い事故無い様気を引き締めて山を長く続けましょう。
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