インソールを忘れても憧れの塩見岳へ!


- GPS
- 09:59
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 2,365m
- 下り
- 2,356m
コースタイム
天候 | 快晴無風のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※鳥倉林道ゲート駐車場以外にも少し離れたところに2箇所の駐車場+路肩スペースに駐車可能 (全部で100台くらいは駐車できるであろうか) ※鳥倉林道ゲート駐車場と鳥倉登山口にはトイレあり(ペーパーあり) |
コース状況/ 危険箇所等 |
≪鳥倉登山口〜三伏峠≫ ○区間4-8には木橋や木道があり、濡れていると滑るので注意が必要と感じる ○区間6-7に水場がある ≪三伏峠〜本谷山≫ ○特に危険な箇所は見受けられなかった ○コル(だったかなぁ)に西側が開けた展望所あり ≪本谷山〜塩見小屋≫ ○特に危険な箇所は見受けられなかったが、敢えて挙げるとするならば浮石があるので注意が必要と感じる ≪塩見小屋〜塩見岳≫ ○ザレ場、ガレた岩場が続くため、慎重にかつ確実に確保していることが必要と感じるが、目印もあり、難しさは感じられなかった |
写真
感想
山歩きを始めた頃に雑誌で見た塩見岳に魅せられていつかは登頂したいと思っていたのだが、山歩きを始めてちょうど丸2年経った今、それを実行に移す時が来る。
とはいえこれまで日帰りの山歩きしかしたことがないため、今回も日帰りできるルートを探してみると鳥倉ルートピストンならギリギリで行けそう(本来ならもっと余裕のある計画をしなければならないが…)。
ということで鳥倉ルートで計画してみる。
CTは往路8時間半、復路6時間50分の15時間20分。単純計算だと朝3時に出発しても18時過ぎになり、きっつーと思いながらも朝早く出発してみて、もし難しいようであれば小河内岳に変更しようと計画する。
でも、憧れの塩見岳に行きたいなー♪
いつものように前日に現地に向かい、鳥倉林道ゲート駐車場に到着したのが18時頃だったが、多くの車が駐車している。
まずは明日の準備を終え、2時半にアラームをセットして20時過ぎに眠りにつくZZZzzz…
翌日アラームと同時に目覚め、早速出発の準備をするがここで事件が起きる!
靴を履いた時、履いた感じがいつもと違うなーと思い、一旦脱いでみるとなんとインソールがない!!
しまったー、前回の山歩き後に洗った際、入れ忘れたかー(汗汗)
今回の山歩きはそれなりの距離と標高差になるため、インソールがないと靴擦れすること間違いなし…ということでリタイアがちらついたが、憧れの塩見岳を目の前にして酷過ぎて決断できない(泣)
まぁ、インソールなしがどんなものか経験したことがないので、取り敢えず行ける所まで行ってみてダメそうならリタイアすることにすっか(いいのかそれで…)。
こういうときはミスが重なる可能性が高いので改めて持ち物確認をし、期待と不安の中、3時過ぎに出発っ!
満天の星空の下、いつもよりペースを落として鳥倉林道を歩いていく。
程良い準備運動になったと感じた頃、鳥倉登山口に到着する。
さー、ここから本格的な山歩きとなるぞーとMっ気がうずく(汗)
真っ暗なので景観を楽しむこともなくただただ黙々と上っていくと、ちょうど水場を通過した頃に辺りがうっすらと明るくなってくる。
インソールがないこともすっかり忘れ、上っていくと三伏峠小屋を通過する。
三伏峠小屋のテン場には多くのテントが張られており、出発の準備をされている方も多くいる。
自分も早くテン泊してみたいなー(まだ日帰りしかしたことがない)。
荒川岳との分岐に到着した時、荒川岳方面にお花畑の案内が。
もし時間に余裕があったら寄り道してみよっと♪
塩見岳方面に向かい、しばし上っていくと三伏山に到着する。
ここからは360度パノラマで、塩見岳を始め、烏帽子岳や小河内岳など間近の山々の展望が特に良い。
その中でもやっぱり塩見岳はサイコー♪ まぢヤバい!
塩見岳に対する想いが更に高まり、三伏山からの展望もそこそこにまずは本谷山に向かう。
ここからは尾根歩きとなるが、森林限界が高いせいか開けてはいない。
まぁ、植生が変わるのを楽しみながら歩いていこっと!
三伏山から一旦下って上り返すが、コルのところに展望所があり、本谷山や三伏山、西の展望がある。
さー、ここから本谷山に向けて上り返すぞー!
本谷山への上りは急坂であるものの、マルバタケブキを始めとする多くのお花が咲き乱れるお花畑がある。
残念ながらもう終わりかけであったが(泣)
しばし黙々と上っていくと本谷山に到着っ!
残念ながら本谷山は展望がないため先を急ぐ。
本谷山からは総じてアップダウンが少ないが、いくつかある小ピークを越えるために時に急坂が現れる(汗)
でも木々の間から顔を覗かせる塩見岳を見れば全く苦にならない。
むしろ早く会いたい気持ちが高ぶり、今まで以上に足取りが軽くなる。
植生の変化を楽しみながら上っていくと、やがてハイマツ帯となり辺りが開けてくる。
更に上っていくと目の前に塩見小屋とその奥に塩見岳が現れ、思わず「おーっ」と口走ってしまう(汗)
まぁ、塩見岳は近くに見えて全然近くないのだが(汗)
さー、気合いも入り直して塩見岳に取り付く。
ザレ場やガレ場、岩場を越えていくと西峰に到着するもまずは東峰に向かい、数分歩くと到着っ!
目の前には南アルプス北部や南部、中央アルプス、今まで歩いてきた稜線など360度の絶景パノラマが広がる。
もう憧れの塩見岳からこのような絶景が見れて感動そのもの。
山頂には数名のハイカーがいたが、もし一人だったら嬉し泣きしていただろう(汗)
ただ一つ残念なこととして、
展望の中に塩見岳がない!!!
展望をもっともっと堪能したかったが、まだまだ道のりは長いため残念だが下山を開始する(泣)
何度も何度も振り返って塩見岳を目に焼き付ける(泣)
復路は道のりやお花の写真を撮りながらトボトボ歩いていく…
本谷山、三伏山を越え、荒川岳との分岐まで戻ってきて、折角なのでお花畑に寄り道することにする。
お花畑には程なくして到着し、タカネマツムシソウを始めとする多くのお花が咲き乱れる。
ただ残念なことにもう終わりかけのようだ(泣)
今度はもう少し早い時期に来てみたいものだ。
引き返してしばし上っていくと三伏峠小屋を通過する。
三伏峠小屋から先は、往路では真っ暗だったためある意味未知の世界で、景観を堪能しながら下っていく。
三伏峠小屋からの山道は、木橋や木段で整備されており本当にありがたい。
また水場の水は冷たくて生き返る。
植生の変化を堪能しながら下っていくと無事に鳥倉登山口に到着っ!
ここからは林道歩きでトボトボ歩いていく。
ふと左手を見ると、な、なんと駐車場が見えるではないか!
うほっ、めっちゃ遠いな(汗)
今まで気にならなかったが、インソールがないせいかここにきて足裏が痛くなってくる(泣)
更にトボトボ感が増しながら、トボトボ歩いているとどうにか駐車場に到着する。
憧れの塩見岳に登頂できて感動も一入。
今度はお花の見頃の時、テン泊で来よう!!
めっちゃ楽しかった〜
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