表銀座縦走（中房温泉〜燕岳〜大天井岳〜槍ヶ岳〜上高地）

2013年08月12日(月) ~ 2013年08月14日(水)

• GPS: 56:00
• 距離: 38.5km
• 登り: 2,994m
• 下り: 2,935m

コースタイム

（一日目）6:00中房温泉-10:00燕岳-13:50大天荘（泊）

（二日目）5:30大天荘-8:25西岳-11:45ヒュッテ大槍-13:05槍ヶ岳山荘（泊）

（三日目）4:40槍ヶ岳山荘-5:00槍ヶ岳-5:55槍ヶ岳山荘-6:35殺生分岐
-9:45槍沢ロッヂ-11:25横尾山荘-14:00小梨平-15:30上高地バスターミナル

天候

（一日目）晴れ
（二日目）晴れ後くもり
（三日目）晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

●往路
毎日あるぺん号
（竹橋駅22:40発-中房温泉5:50分頃着　7000円）
座席は四列ですが、シートピッチが広くて快適です。
●復路
さわやか信州号
（上高地バスターミナル16:15分発-新宿駅西口21:00頃着　7200円）

コース状況／危険箇所等

●道の状況
・合戦尾根
北アルプス三大急坂に相応しい、つづら折りの急登が続きます。
しかし、第一〜第三、富士見ベンチがテンポよく設置され、
また合戦小屋もあるため休憩しやすいと思います。
合戦小屋名物のスイカは400円。

・燕岳
花崗岩の表面が固く荒いので、手袋があると良いと思います。

・ヒュッテ西岳〜水俣乗越
水俣乗越まで一気に下ります。クサリ場あり。

・水俣乗越〜ヒュッテ大槍
今度は登り返し。大小のハシゴが連続します。日陰も少なく直射日光が照りつけます。

・ヒュッテ大槍〜槍ヶ岳山荘
一部、切れ落ちた崖を歩きます。

・槍ヶ岳山荘〜ババ平
雪渓のそばを歩きますが、アイゼンは不要。

●山小屋
・大天荘
12日に宿泊。1人でひとつの布団を使えました。
夕食は肉と魚を選べます。夕食のみ希望で8200円。
夕食は午後5時から（1回目）。
穂高や槍、表銀座を一望できる絶好の場所に立地しています。

大天荘
http://www.enzanso.co.jp/daitenso/index.html

・ヒュッテ西岳
冷たい牛乳が300円で販売されていました。

・槍ヶ岳山荘
13日に宿泊。1人でひとつの布団を使えました。
夕食のみ希望（宿泊料失念）。
夕食は午後5時から（1回目）。
トイレは小と大を分離するバイオトイレで頗る清潔。

槍ヶ岳山荘
http://www.yarigatake.co.jp/yarigatake/

●森のリゾート小梨
河童橋あたりのキャンプ場で日帰り入浴ができます。
500円（タオルなし）。食堂あり。
http://www.nihonalpskankou.com/

写真

8/19 21:51

燕岳。この日は大天井岳への稜線に雲がはりついていた。東側は天然サウナ、西側は天然クーラー。

8/19 21:50

燕岳のコマクサ。目指す槍は遥か遠く。

8/19 22:10

燕山荘を離れ大天井岳へ。燕岳を振り返る。

8/19 22:11

行く手には大天井岳と槍ヶ岳。

8/24 21:55

大下りの頭。

8/19 21:54

8/19 21:54

喜作レリーフ。

8/19 21:56

大天井岳。穂高岳と槍ヶ岳は北アルプスの中でも圧倒的な存在感を誇っていた。

8/19 21:58

大天井ヒュッテからビックリ平あたりのお花畑。

8/19 21:58

西岳。

8/24 12:08

8/24 21:43

アップダウンが続く東鎌尾根。

8/20 16:02

あんなに小さかった槍が今ではこんなに大きく。

8/24 21:50

槍ヶ岳山荘から見る日の入。

8/19 22:00

槍ヶ岳から見る日の出。

8/19 22:01

大キレット、穂高岳を眺望。

8/24 21:47

笠ヶ岳に影槍（？）が映る。

8/23 11:49

坊主ノ岩小舎あたりのチングルマ。

撮影機器：

SIGMA DP1S SIGMA

感想

takenobi

8月12日から14日にかけて、燕岳から槍ヶ岳まで歩いてきました。
いわゆる表銀座縦走です。
12日早朝、中房温泉を出発し、燕岳に立ち寄り、大天荘に宿泊。
そして大天井岳を往復。
13日早朝大天荘を発ち、槍ヶ岳山頂に宿泊。
14日早朝槍ヶ岳を往復し、槍沢を経て上高地バスターミナルに到着しました。

今回の山行は、槍ヶ岳登頂を目的としましたが、
あわせて北アルプスの眺望を楽しむために、このコースを選択しました。

合戦尾根を登り切れば後はアルプスの大展望が得られます。
ハイマツ生い茂る稜線を気持ち良く闊歩していきます。
所々にお花畑も点在する非常に快適な縦走の旅です。
くわえて、縦走路には数多くの山小屋が営業しているのも心強く感じられます。

しかし、大下りの頭から大天井岳、またヒュッテ西岳から槍ヶ岳にかけて
クサリやはしごもある急坂があるなど決して油断できません。
それでも次第に大きくなる槍ヶ岳の姿にモチベーションが高まります。
何よりも、各ピークからの北アルプスの眺望はまさに天下一品。
三日間にわたり天候に恵まれたこともあって、大変良い山行になったと思います。