記録ID: 340267
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
燕岳 【忘備録】
2012年12月29日(土) ~
2012年12月31日(月)
![情報量の目安: B](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_B2.png)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 2,119m
- 下り
- 110m
コースタイム
記録なし
天候 | 稜線は暴風雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
この時期は宮城ゲートの駐車場に車を入れて、中房温泉まで片道12kmを歩かねばならない。 合戦尾根よりこの林道歩きの方がしんどい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
年末なので、中房温泉、燕山荘共に営業していたが今回はテント泊。 二つ玉低気圧に見舞われ大荒れの天候に。 暴風雪になってドカ雪が降り、大変な目に。 |
写真
感想
中房温泉への長い林道歩きを経て、年末の燕岳にやってきた。
30日は異常高温で雨も降り、その後二つ玉低気圧が発達してとんでもない天候になった。
吹雪のため、風よけのためにスノーピットを掘ってテントを設営。
山頂へは吹雪の間隙をついて登頂したが、登ってきたばかりのトレースがまったくなくなって、ラッセル状態に。
その夜は暴風雪となった。
スノーピットを掘ったことが仇になり、あっという間にテントが雪に埋まる。
30分経つか経たないかで強烈に重い雪が体を押さえつけてくる。
仕方なく像足のまま表に出て雪を掘る。
掘って掘って掘りまくる。
気温はマイナス14度だが、運動しているので寒さは感じない。
しかし凄まじい降雪量だ。
掘っても掘っても追いつかず、遂に明け方燕山荘に避難することにした。
夜があけるとテントがあったはずの場所は雪野原と化し、何もない平原になっていた。
この日はいたるところで遭難が発生した。
明神岳では名古屋のパーティーが雪崩で行方不明に。
奥穂高では地元藤沢の山岳会のパーティーが遭難。
1名が残念ながら亡くなった。
更には近場の大天井岳で動けなくなっているパーティーが出た。
日程的には彼らとすれ違っているはずだ。
やはり山は怖い。
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