北ア・土沢登山口から風吹大池─風吹岳往復
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- GPS
- 05:28
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 788m
- 下り
- 788m
コースタイム
- 山行
- 4:34
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 5:29
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1/11標識からしばらくは両側が切れ落ちたヤセ尾根を行くため、足許に注意が必要。 その先は基本的に沢形地形のなかの道になり、湿っていて滑りやすい。 |
その他周辺情報 | 道の駅小谷の深山の湯で入浴。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
半袖シャツ
エルボーウォーマー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
携帯
タオル
ニーサポーター
|
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感想
弟子と2人の月例ハイクの8月分として、風吹大池に行って来た。風吹大池を選んだのは、標高の高い登山口までクルマでアクセス可能で、さっさと登頂を終えてさっさと降りてこれるから。暑いのはイヤなので、可能な限り朝早く出発して、暑くなる前に下りてくるつもりだった。
当日は朝3時に起床し、3時半に『キャラメルハウス』(自宅)を出発。小杉I.C.から北陸道に乗り、糸魚川I.C.で下り、国道148号を南下。県境を越えて比較的すぐ現れる「道の駅・小谷」でトイレ休憩。この先からのルートを事前に調べていなかったので、現地で検索かけてルートを確認。姫川を一旦現国道の新小谷橋で対岸に渡ってからすぐに旧道に入り、JR大糸線の北小谷駅の前を通って小谷橋を渡る。今しがた渡ったばかりの新小谷橋の下をくぐって元の岸に戻って(ループ状に一周して)から、来馬温泉風吹荘の方へ入る。しばらく舗装された車道を何度もクネクネとカーヴを曲がりながら高度を上げていく。途中分岐があったので、「車で20分」と書かれた方に入る。すぐに未舗装のダートとなる。時間帯的に対向車はまず来ないけど、登山口まで約20分間未舗装の林道を走るのは精神的に結構疲れた。6時前に、この日の一番乗りで土沢登山口に到着。クルマのなかで朝御飯食べて、支度を済ませてから6:07より登山開始。
登山道は粘土質の滑り易い道。10分くらい登ってると(何故か「1/10」では無く)「1/11」の標識が現れた。ここから先は道の両側ともスパッと切れ落ちたヤセ尾根の上を登ってくので、足元の気を遣う。地形図に温泉マークが描かれてる辺りは硫黄の匂いがし、硫黄の影響か渓床が不自然なまでに白くなってた。ハシゴがかけられた場所を慎重に通過してしばらくすると尾根から離れ、山腹に付けられた道になる。やがて(「2/11」と「3/11」は出てこなかったけど)「4/11」が現れた。弟子が登山口から40分目でこれが出てきたことに気づき、1/11あたり10分が目安のようだと言う。事実、「5/11」も登山口から50分目で出て来た。また、登山道には土沢登山口から風吹大池までの5 kmのコースのうち1 kmごとに残り何kmかを示すクイが打たれており、こちらも進捗を確認する目安となる。「6/11」で休憩のつもりが出てこなかったので、木の幹にめり込んでいる標識のところで休憩。この休憩ポイントから5分ほどで水場が現れた。
ヤセ尾根部分を除いて、登山道は沢形の地形のなかに付けられていることが多く、道じたい湿ってて歩きにくい。また、沢形の地形が災いし、あまり風が来なくて蒸し暑い…。暑くなる前に…と早い時間を狙ったけど、そんなに涼しくなかった…(苦笑)。その暑さにやられてか、どんどんペースが落ちてきた。全ての標識が11等分に設置されているのであれば「8/11」は7:37、「9/11」は7:47、「10/11」は7:57が通過予定時刻になるけど、実際には「8/11」は7:39、「9/11」は7:52、「10/11」は8:06に通過となった(苦笑)。傾斜が緩み、道が沢の源頭部を思わせるか細い流れの部分を歩くようになり、木道のような板が渡される場所が出てくると、北野からのコースと合流。この合流部分は風吹山荘のすぐ裏手に当たり、合流点からまもなく8:12に風吹山荘に到着。突然、目の前に今までと違った風景が現れ、「桃源郷に来たみたい」と、弟子。山荘の前には管理人さんが居て、「これはこれは、早い到着で」などと声をかけられた。山荘の前を通って池の畔りに出る。蓮華温泉方面への分岐には鐘が吊るされ、弟子がこれを鳴らす。これまで歩いてた風も通らないような山腹とは異なり、時折気持ちのいい風が吹いている。池の周遊道に出て、風吹岳への分岐まで歩いて、休憩。
風吹山荘の管理人さんに、池の一周に2時間かかると言われ、「そんな体力、残ってないよ」と、ビビる弟子。実際、風吹大池を一周するだけなら2時間もかからないけど、花を見るため足を止めたり景色を楽しんだり、時折吹く心地よい風に涼んだり…と時間をかけたらそれくらいの時間がかかるってことだろう。午後から天気が崩れる予報も出てたことから、風吹岳の頂上を往復して下山することにした。分岐に荷物を置いて空身で頂上へ向かい、15分であずまやが建つ風吹岳頂上に着いた。頂上は東側のみ開けてるけど、あいにくガスでこちらは何も見えない…。山名を示す標識は無く、あずまやの壁にマジック書きされている「風吹岳 1888 m」をバックに(苦笑)記念写真を撮ってから下山。
分岐に戻って荷物を拾ってから、往路を忠実に戻る。土沢登山口からずっと、山荘の管理人さん以外とは誰とも会わなかったけど、北野コースとの合流点からしばらく下ると上りの登山者2人組とすれ違った。これを皮切りに20人近い登山者とすれ違ったけど、誰も居ない寂しい山…という感じだったのは、単に私たちの登山開始が早かったってことのよう(苦笑)。湿った登山道に足を取られないように慎重に下り、11:36に元の土沢登山口に戻った。入山時には私たちのクルマしか無かったけど、当然のことながら、6台くらいに増えてた。
さっさと下りて来てしまったけど、もっと池の畔りでゆっくりしていればよかったと思うくらい池じたいは絶好のロケーション。だけど、上り下りは暑かった…。
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