散策気分で足慣らしのはずが、とんだサバイバル縦走?
- GPS
- 29:00
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 1,662m
- 下り
- 1,676m
コースタイム
JR北小松駅11:07 - 11:40揚梅の滝(雌滝) - 12:24涼峠 - 12:57ヤケ山 - 13:57ヤケオ山 - 14:35釈迦岳 - 14:53カラ岳 - 15:23八雲ヶ原(泊)
12日
八雲ヶ原6:16 - 7:03金糞峠 - 8:02荒川峠 - 8:26烏谷山 - 8:41葛川越 - 8:57比良岳 - 9:30木戸峠 - 9:51打見山頂10:45 - 11:14クロトノハゲ - (キタダカ道経由) - 12:47JR志賀駅
天候 | 11日:晴れ 12日:薄曇、下山時はガスが出ていました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池 3
1/25,000地形図 1
ガイド地図 1
コンパス 1
筆記具 1式
ライター 1
ナイフ 1
保険証 1
飲料 1
ティッシュ 1
タオル 1
携帯電話 1
計画書 1
レインウェア 1式
防寒着 1
スパッツ 1
手袋 1
ストック 1
ビニール袋 1
替え衣類 1式
入浴道具 1式
シュラフ 1
シュラフカバー 1
ザックカバー 1
クマよけ鈴 1
食器 1式
水筒 1 ペットボトル
時計 1
日焼け止め 1
非常食 1式 1日分相当
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共同装備 |
テント 1
テントマット 1
ツェルト 1
コンロ 1
ガスカートリッジ 1
コッヘル(鍋) 1
ローソク
ファーストエイドキット 1
医薬品 1
カメラ 1
車 1
|
感想
久しぶりにテント担いで比良を歩こうと(前日に)決めました。
泊まりといっても初日は夜勤が明けてそのまま現地に向かい、2日目の昼過ぎには下山する窮屈なパターンです。
以前のようなフル縦走なんて無茶はできませんが、八雲ヶ原を中心に移動距離をコンパクトにしたプチ縦走にしてみました♪
JR湖西線の北小松駅前にわんこをデポし、そのままスタートします。
11時のスタートなんて今までしたことあったかどうか忘れましたが、時間的には余裕を見越して行程を決めました。
湖西線は琵琶湖の西岸、比良山系が立ち上がるまでの細い隙間を走っています。
駅を出るともう坂道が始まり、見る間に勾配が増していきます。
「比良げんき村」を通り過ぎ、揚梅の滝を見上げる頃には今日は真夏かと思うような蒸し暑さです!
荷物が重いのは、持ってきた水の量のせいもあります。
比良では水場が少ないので2日分5リットルを背負ってきました。
八雲ヶ原の水場で去年nobuchiさんたちのご一行が汲んでいたのは知っていたのですが、その時場所を聞くこともしていなくて知らないままだったのです。
装備の重さと自分のスケジュールによる体の重さ、そんなことで今回はどこまで歩いてどこから下りるかをはっきりとは決めていません。
エスケープルートはたくさんある山域なので柔軟に動こうと・・・
だから登るペースはゆっくりゆっくりです。
自分の体調は上記のように把握していたつもりでしたが、それ以上に疲れが感じられてペースが上がりません。
ああ、やっぱりと思い当たるのは前日のマラソン練習でした。
ハーフマラソンの距離を朝走っていたのでさすがに疲れが残っていたようです。
このくらいの無茶は勢いでやってしまっていたのですが、翌日に疲れが残るなんてちょっとがっかりです(ため息・・・)
尾根に出て標高が上がると風が涼しく感じられて気分も変わりますが、体の内側に熱を持ったような感覚で汗が止まりません。
いつもなら、さっさとあきらめて引き返していたかもしれないのですが、来週に立山・剱を予定していることで、今回ちょっとしんどい目もしておこうと思い直してそのまま進みました。
ヤケ山から一旦下ってヤケオ山への登り返し、なんとかこのヤマ場を乗り切ったあとは涼しい風の吹く尾根歩きを楽しむ余裕も出てきました。
釈迦岳からカラ岳を越えてロッジ跡へ。
青い空と湖を目に入れながら稜線を離れ、八雲ヶ原のテン場へと下りていきました。
誰もいないヤクモ池の周辺、風も弱くて音もしません。
時々シカの鳴く声が響くことと小鳥のさえずりが聞こえるくらいです。
時間に余裕を持って着いたのでゆっくりテントを立て、沢の水で体を拭きました。
冷蔵庫から出したような冷たい水で体を拭いてしまうと汗もすっかり引いてしまい、乾いたシャツに着替えてすっかりご機嫌で食事の準備を始めます。
ここで気付いた忘れ物・・・
ガスカートリッジはあるのにストーブがない!
湯を沸かせない!
さて・・・
アルファ米は熱湯だと15分、水だと60分で食べられると表示されていますよね。
あと昨日ランニングの後献血に行ったらもらったレトルトカレーは温めなくても一応食える・・・
スープやスティックコーヒーは水では作れないけど緑茶のパックは水出しでも十分です。
・・・つまり夕食については何ら問題なく作れることが判明しました!
初体験の水で戻したアルファ米、結論を言うと以外にも普通のご飯でした!
冷たいレトルトカレーをかけて暖かいのと比べるのは無理がありますが、腹を満たしてスタミナを補給する目的は十二分に果たしています。
予想外の満足感に喜んでテントに入ると、さらに酒とつまみが待っています!
自分でははじめて買った「ワンカップ大関」と「チーズするめ」の一品。
前夜にほとんど眠れていない私は6時過ぎには夢の中でした。
夜中に目を覚ました時には習慣のようにテントを開けて空を見上げましたが、星は出ていても若干のガスを通して薄い光が届くのみでした。
空気の湿気もあり、朝には雲が出そうだと早々にまたシュラフにもぐりこみました。
おかげで朝4時前に目覚めた時には頭も体も爽快でありがたいことです!
来週の縦走では撤収の前に朝食を取って、明るくなる前にテントの中を片付けて・・・と段取りを想定していてそのリハーサルをするつもりでした。
今回できなかったのは、ヘッデンを入れてなかったから・・・
それでも6時過ぎに出発できたのは朝食を取れなかった(もう火を使わずに口に入るものがなくて)のと、撤収の手際が良かったからだといい気分です。
さあ、手持ちの行動食は飴が2個とカロリーメイト。
水はまだ2リットルあります。
シャリバテで動けなくなる前に下山するか、予定通り進むか・・・
予定では南比良縦走コースを歩いて木戸峠からクロトノハゲ、キタダカ道経由の下山ルートです。
決めたのは木戸峠からもう一度登って打見山のロープウェー山頂駅に行ってみること。
そこで売店かレストランが営業していれば問題解決です。
閉まっていても自販機のスポーツドリンクくらいはあるからなんとかなる!
決めてしまえばあとは体力を使いすぎないようにペースを守って先へ進むだけです。
ランニング練習と同じように一定のリズムで足を進めるうちに体が楽な動き方を選び始めます。
そんなことを考えながら烏谷山、比良岳とピークを越えていきました。
木戸峠から琵琶湖バレイのゲレンデを登ってロープウェイ駅に着いたのが10時前。
観光客の姿もなく施設はまだ営業時間前のようです。
自販機のコーラに吸い寄せられた私が一気飲みし終えたたとき、レストランの親方らしい人が声をかけてくれました。
営業時間を聞くとあと1時間ほどとのことでしたが、実は・・・と事情を話すと親方は笑って「じゃあ準備ができ次第呼んであげるよ」と急いでくれたのです。
まだ開いていないレストランでひとり出してもらった牛丼、旨かったですよ!
腹が膨れて体力回復!
あとは麓まで無事に下りるだけです。
このキタダカ道を歩くのは今回が初めてで、一見単調な九十九折の下り坂も元気に下りきることができました。
この道を登るハイカーは多いようで、私が下りた昼時にもまだ登ってきてすれ違う人が何組もいました。
(遅くなればロープウェーで下りる手もあるからかな)
今回の山行では久しぶりに比良の山に囲まれて時間を過ごせた実感がありました。
武奈ヶ岳にこそ登っていませんが、奥の深谷の渓流に沿ったルートや釈迦岳からカラ岳、また比良岳から木戸峠のいい雰囲気の尾根道など、今回もお気に入りが増えた二日間でした。
忘れ物は相変わらずでしたが、今回しておくと来週にはしないことなのでそれも良しとしましょう。
秋色の比良をまた歩きに来ますよ!
こんばんは
私も立山へ行った時にアルファ米にお水を入れてから歩いたことがあります
テント場→登山→テント場の周回ルートの荷物を軽くするため
お水を入れてから食べるまでに時間にゆとりがあったので
全く問題なしでした
牛丼のご注文は開店時間の前に暖簾をくぐる常連さんみたいです
丼物は何を食べても美味しいですね
関西ではアルアルな光景のよう
TVで放映されていたのを見たことがあります
こんにちは!
それを聞いてびっくりです
だってmerさんのレコの写真を見ていたら毎回すっごいグルメ旅に見えてましたから
今回の反省を生かしたプランになるのかどうか、これから来週の食料計画を立てますね
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