ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 343191
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
比良山系

散策気分で足慣らしのはずが、とんだサバイバル縦走?

2013年09月11日(水) ~ 2013年09月12日(木)
 - 拍手
GPS
29:00
距離
20.3km
登り
1,662m
下り
1,676m

コースタイム

11日
JR北小松駅11:07 - 11:40揚梅の滝(雌滝) - 12:24涼峠 - 12:57ヤケ山 - 13:57ヤケオ山 - 14:35釈迦岳 - 14:53カラ岳 - 15:23八雲ヶ原(泊)
12日
八雲ヶ原6:16 - 7:03金糞峠 - 8:02荒川峠 - 8:26烏谷山 - 8:41葛川越 - 8:57比良岳 - 9:30木戸峠 - 9:51打見山頂10:45 - 11:14クロトノハゲ - (キタダカ道経由) - 12:47JR志賀駅
天候 11日:晴れ
12日:薄曇、下山時はガスが出ていました。
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
JR北小松駅に駐車してスタート、下山した志賀駅から電車で戻りました

JR北小松駅前の無料駐車スペースに停めてスタート。
平日は通勤の車で満車状態・・・当然か。
2013年09月12日 16:42撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 16:42
JR北小松駅前の無料駐車スペースに停めてスタート。
平日は通勤の車で満車状態・・・当然か。
主な駅構内に登山ポストがあります。
もちろん入れましたよ!
2013年09月12日 16:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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主な駅構内に登山ポストがあります。
もちろん入れましたよ!
この時期どこでも葛の花が目立ちますね。
2013年09月12日 16:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 16:43
この時期どこでも葛の花が目立ちますね。
涼しげな沢に沿って登りますが、実は季節が少し戻ったようにジリジリ暑い日でした。
2013年09月12日 16:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 16:43
涼しげな沢に沿って登りますが、実は季節が少し戻ったようにジリジリ暑い日でした。
きれいな葉っぱ見っけ♪
2013年09月12日 16:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 16:43
きれいな葉っぱ見っけ♪
揚梅の滝に寄り道。
三段の滝の一番下部(雌滝)です。
2013年09月12日 16:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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揚梅の滝に寄り道。
三段の滝の一番下部(雌滝)です。
上部の雄滝までは立ち寄らずに遠目に眺めるだけで・・・
2013年09月12日 16:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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上部の雄滝までは立ち寄らずに遠目に眺めるだけで・・・
涼峠
地形図の表示とは位置が違っています。
2013年09月12日 16:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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涼峠
地形図の表示とは位置が違っています。
ヤケ岳
前日朝のランニングと夜勤明けでそのまま来てしまったのがどうやらまずかった?
2013年09月12日 16:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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ヤケ岳
前日朝のランニングと夜勤明けでそのまま来てしまったのがどうやらまずかった?
ヤケオ山(左)と釈迦岳
今日の体調ではたどり着けるか不安になってきました。
2013年09月12日 16:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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ヤケオ山(左)と釈迦岳
今日の体調ではたどり着けるか不安になってきました。
2013年09月12日 16:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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ヤマホトトギス・・・でしたね。
広い範囲で見ることができました。
2013年09月12日 16:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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ヤマホトトギス・・・でしたね。
広い範囲で見ることができました。
この登り返しはキツイ〜!
2013年09月12日 16:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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この登り返しはキツイ〜!
歩いてきた尾根を見下ろせるところに出ました。
2013年09月12日 16:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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歩いてきた尾根を見下ろせるところに出ました。
霞んではいますが、琵琶湖の水も空と同じ青です。
2013年09月12日 16:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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霞んではいますが、琵琶湖の水も空と同じ青です。
登り返してさあ一休みと思ったら、羽虫の大群に慌てて素通りです!
2013年09月12日 16:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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登り返してさあ一休みと思ったら、羽虫の大群に慌てて素通りです!
南の眺望が開けます。
2013年09月12日 16:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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南の眺望が開けます。
釈迦岳からはブナの木陰を歩く尾根道。
風は涼しくてホッとします。
2013年09月12日 16:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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釈迦岳からはブナの木陰を歩く尾根道。
風は涼しくてホッとします。
ロッジ跡からコヤマノ岳(左)と武奈ヶ岳
2013年09月12日 16:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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ロッジ跡からコヤマノ岳(左)と武奈ヶ岳
八雲ヶ原
ヤクモ池の畔が今日の宿。
2013年09月12日 16:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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八雲ヶ原
ヤクモ池の畔が今日の宿。
火を使えない夕飯は・・・
アルファ米を水で戻し、レトルトカレーをそのままかける・・・無問題!
2013年09月12日 16:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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火を使えない夕飯は・・・
アルファ米を水で戻し、レトルトカレーをそのままかける・・・無問題!
2013年09月12日 16:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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そよ風に揺れるススキ。
2013年09月12日 16:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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そよ風に揺れるススキ。
少し森に入ると大きな木たちが迎えてくれます。
2013年09月12日 16:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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少し森に入ると大きな木たちが迎えてくれます。
沢でタオルを濡らして体を拭いて着替えると、風呂上りのようにさっぱりです!
2013年09月12日 16:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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沢でタオルを濡らして体を拭いて着替えると、風呂上りのようにさっぱりです!
ヤクモ池のサンショウウオにもあいさつを。
2013年09月12日 16:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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ヤクモ池のサンショウウオにもあいさつを。
水を入れて60分、
見た目はちゃんとできていますね。
2013年09月12日 16:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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水を入れて60分、
見た目はちゃんとできていますね。
意外なほどまともな食事になりました!
水出し茶もあって文句なしです。
(このあとのワンカップ大関とつまみも控えてますから万全です!)
2013年09月12日 16:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 16:43
意外なほどまともな食事になりました!
水出し茶もあって文句なしです。
(このあとのワンカップ大関とつまみも控えてますから万全です!)
二日目
まずはテント撤収。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 16:38
二日目
まずはテント撤収。
若干モヤっています。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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若干モヤっています。
八雲ヶ原湿原
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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八雲ヶ原湿原
この水面のテカリを以前に廃棄された油だと勘違いしていました。
バクテリアの浄化作用の現象だそうです。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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この水面のテカリを以前に廃棄された油だと勘違いしていました。
バクテリアの浄化作用の現象だそうです。
奥の深谷
琵琶湖に注ぐ源流のひとつですが、地面から湧き出すところからずっと辿れます。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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奥の深谷
琵琶湖に注ぐ源流のひとつですが、地面から湧き出すところからずっと辿れます。
トリカブト
葉がほとんど枯れていました。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 16:38
トリカブト
葉がほとんど枯れていました。
このあたりのボスキャラ。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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このあたりのボスキャラ。
湧き水が合わさって川は太くなっていきます。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 16:38
湧き水が合わさって川は太くなっていきます。
この沢でテントを見かけることも多いのですが、気を抜けません。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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この沢でテントを見かけることも多いのですが、気を抜けません。
イン谷から青ガレ経由だとこの金糞峠に着きます。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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イン谷から青ガレ経由だとこの金糞峠に着きます。
残り少ない手持ちのスタミナ元。
ここでひとつ消費します。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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残り少ない手持ちのスタミナ元。
ここでひとつ消費します。
この峠から下る道は通行止め。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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この峠から下る道は通行止め。
南比良峠
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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南比良峠
何かの跡かと思うのですが、何の表示もありません。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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何かの跡かと思うのですが、何の表示もありません。
次々に現れる峠からは、左に下る道が分かれています。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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次々に現れる峠からは、左に下る道が分かれています。
猪のぬた場?
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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猪のぬた場?
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2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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烏谷山山頂
縦走路からは少し寄り道になります。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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烏谷山山頂
縦走路からは少し寄り道になります。
一旦葛川越に下りて、比良岳に向かって登り返します。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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一旦葛川越に下りて、比良岳に向かって登り返します。
比良にも結構な巨石が転がっています。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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比良にも結構な巨石が転がっています。
比良山系には「比良山」はありませんが、「比良岳」はあるのです。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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比良山系には「比良山」はありませんが、「比良岳」はあるのです。
いい木立の森です。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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いい木立の森です。
「水場」の表示がありますが、どこを指しているのかわかりません。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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「水場」の表示がありますが、どこを指しているのかわかりません。
木戸峠
ここから下山する予定でしたが、スタミナ補給のためにもう一度登り返し。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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木戸峠
ここから下山する予定でしたが、スタミナ補給のためにもう一度登り返し。
こちらは現役のスキー場ゲレンデ。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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こちらは現役のスキー場ゲレンデ。
ロープウェー乗り場の建物で
自販機のコーラを一気飲み!
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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ロープウェー乗り場の建物で
自販機のコーラを一気飲み!
ザックも一休み。
店員さんに事情を話すと、丼ものなら早く作ってあげるとのこと!
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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ザックも一休み。
店員さんに事情を話すと、丼ものなら早く作ってあげるとのこと!
レストラン窓からみた蓬莱山。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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レストラン窓からみた蓬莱山。
誰もいないレストランで出てきた牛丼。
大事によく噛んでいただきました。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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誰もいないレストランで出てきた牛丼。
大事によく噛んでいただきました。
ゲレンデの脇から下山ルートが始まります。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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ゲレンデの脇から下山ルートが始まります。
上がってきたロープウェー。
平日なのに人がかなり乗っています。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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上がってきたロープウェー。
平日なのに人がかなり乗っています。
飲めるのかな?
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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飲めるのかな?
ガスの中に吸い込まれていきます。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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ガスの中に吸い込まれていきます。
クロトノハゲ
木戸峠からの道と合流します。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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クロトノハゲ
木戸峠からの道と合流します。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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参道のような立派な並木道。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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参道のような立派な並木道。
湖西線高架の下から打見山を見上げる。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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湖西線高架の下から打見山を見上げる。
志賀駅でゴール。
・・・なんとか無事下山。

忘れ物はしちゃだめです。
2013年09月12日 16:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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志賀駅でゴール。
・・・なんとか無事下山。

忘れ物はしちゃだめです。

装備

個人装備
ヘッドランプ
1
予備電池
3
1/25,000地形図
1
ガイド地図
1
コンパス
1
筆記具
1式
ライター
1
ナイフ
1
保険証
1
飲料
1
ティッシュ
1
タオル
1
携帯電話
1
計画書
1
レインウェア
1式
防寒着
1
スパッツ
1
手袋
1
ストック
1
ビニール袋
1
替え衣類
1式
入浴道具
1式
シュラフ
1
シュラフカバー
1
ザックカバー
1
クマよけ鈴
1
食器
1式
水筒
1
ペットボトル
時計
1
日焼け止め
1
非常食
1式
1日分相当
共同装備
テント
1
テントマット
1
ツェルト
1
コンロ
1
ガスカートリッジ
1
コッヘル(鍋)
1
ローソク
ファーストエイドキット
1
医薬品
1
カメラ
1
1

感想

久しぶりにテント担いで比良を歩こうと(前日に)決めました。
泊まりといっても初日は夜勤が明けてそのまま現地に向かい、2日目の昼過ぎには下山する窮屈なパターンです。
以前のようなフル縦走なんて無茶はできませんが、八雲ヶ原を中心に移動距離をコンパクトにしたプチ縦走にしてみました♪

JR湖西線の北小松駅前にわんこをデポし、そのままスタートします。
11時のスタートなんて今までしたことあったかどうか忘れましたが、時間的には余裕を見越して行程を決めました。

湖西線は琵琶湖の西岸、比良山系が立ち上がるまでの細い隙間を走っています。
駅を出るともう坂道が始まり、見る間に勾配が増していきます。
「比良げんき村」を通り過ぎ、揚梅の滝を見上げる頃には今日は真夏かと思うような蒸し暑さです!

荷物が重いのは、持ってきた水の量のせいもあります。
比良では水場が少ないので2日分5リットルを背負ってきました。
八雲ヶ原の水場で去年nobuchiさんたちのご一行が汲んでいたのは知っていたのですが、その時場所を聞くこともしていなくて知らないままだったのです。

装備の重さと自分のスケジュールによる体の重さ、そんなことで今回はどこまで歩いてどこから下りるかをはっきりとは決めていません。
エスケープルートはたくさんある山域なので柔軟に動こうと・・・

だから登るペースはゆっくりゆっくりです。
自分の体調は上記のように把握していたつもりでしたが、それ以上に疲れが感じられてペースが上がりません。
ああ、やっぱりと思い当たるのは前日のマラソン練習でした。
ハーフマラソンの距離を朝走っていたのでさすがに疲れが残っていたようです。
このくらいの無茶は勢いでやってしまっていたのですが、翌日に疲れが残るなんてちょっとがっかりです(ため息・・・)

尾根に出て標高が上がると風が涼しく感じられて気分も変わりますが、体の内側に熱を持ったような感覚で汗が止まりません。
いつもなら、さっさとあきらめて引き返していたかもしれないのですが、来週に立山・剱を予定していることで、今回ちょっとしんどい目もしておこうと思い直してそのまま進みました。

ヤケ山から一旦下ってヤケオ山への登り返し、なんとかこのヤマ場を乗り切ったあとは涼しい風の吹く尾根歩きを楽しむ余裕も出てきました。
釈迦岳からカラ岳を越えてロッジ跡へ。
青い空と湖を目に入れながら稜線を離れ、八雲ヶ原のテン場へと下りていきました。

誰もいないヤクモ池の周辺、風も弱くて音もしません。
時々シカの鳴く声が響くことと小鳥のさえずりが聞こえるくらいです。
時間に余裕を持って着いたのでゆっくりテントを立て、沢の水で体を拭きました。
冷蔵庫から出したような冷たい水で体を拭いてしまうと汗もすっかり引いてしまい、乾いたシャツに着替えてすっかりご機嫌で食事の準備を始めます。

ここで気付いた忘れ物・・・
ガスカートリッジはあるのにストーブがない!
湯を沸かせない!
さて・・・

アルファ米は熱湯だと15分、水だと60分で食べられると表示されていますよね。
あと昨日ランニングの後献血に行ったらもらったレトルトカレーは温めなくても一応食える・・・
スープやスティックコーヒーは水では作れないけど緑茶のパックは水出しでも十分です。
・・・つまり夕食については何ら問題なく作れることが判明しました!

初体験の水で戻したアルファ米、結論を言うと以外にも普通のご飯でした!
冷たいレトルトカレーをかけて暖かいのと比べるのは無理がありますが、腹を満たしてスタミナを補給する目的は十二分に果たしています。
予想外の満足感に喜んでテントに入ると、さらに酒とつまみが待っています!
自分でははじめて買った「ワンカップ大関」と「チーズするめ」の一品。
前夜にほとんど眠れていない私は6時過ぎには夢の中でした。

夜中に目を覚ました時には習慣のようにテントを開けて空を見上げましたが、星は出ていても若干のガスを通して薄い光が届くのみでした。
空気の湿気もあり、朝には雲が出そうだと早々にまたシュラフにもぐりこみました。

おかげで朝4時前に目覚めた時には頭も体も爽快でありがたいことです!
来週の縦走では撤収の前に朝食を取って、明るくなる前にテントの中を片付けて・・・と段取りを想定していてそのリハーサルをするつもりでした。
今回できなかったのは、ヘッデンを入れてなかったから・・・

それでも6時過ぎに出発できたのは朝食を取れなかった(もう火を使わずに口に入るものがなくて)のと、撤収の手際が良かったからだといい気分です。

さあ、手持ちの行動食は飴が2個とカロリーメイト。
水はまだ2リットルあります。

シャリバテで動けなくなる前に下山するか、予定通り進むか・・・
予定では南比良縦走コースを歩いて木戸峠からクロトノハゲ、キタダカ道経由の下山ルートです。
決めたのは木戸峠からもう一度登って打見山のロープウェー山頂駅に行ってみること。
そこで売店かレストランが営業していれば問題解決です。
閉まっていても自販機のスポーツドリンクくらいはあるからなんとかなる!

決めてしまえばあとは体力を使いすぎないようにペースを守って先へ進むだけです。
ランニング練習と同じように一定のリズムで足を進めるうちに体が楽な動き方を選び始めます。
そんなことを考えながら烏谷山、比良岳とピークを越えていきました。
木戸峠から琵琶湖バレイのゲレンデを登ってロープウェイ駅に着いたのが10時前。
観光客の姿もなく施設はまだ営業時間前のようです。

自販機のコーラに吸い寄せられた私が一気飲みし終えたたとき、レストランの親方らしい人が声をかけてくれました。
営業時間を聞くとあと1時間ほどとのことでしたが、実は・・・と事情を話すと親方は笑って「じゃあ準備ができ次第呼んであげるよ」と急いでくれたのです。

まだ開いていないレストランでひとり出してもらった牛丼、旨かったですよ!

腹が膨れて体力回復!
あとは麓まで無事に下りるだけです。

このキタダカ道を歩くのは今回が初めてで、一見単調な九十九折の下り坂も元気に下りきることができました。
この道を登るハイカーは多いようで、私が下りた昼時にもまだ登ってきてすれ違う人が何組もいました。
(遅くなればロープウェーで下りる手もあるからかな)

今回の山行では久しぶりに比良の山に囲まれて時間を過ごせた実感がありました。
武奈ヶ岳にこそ登っていませんが、奥の深谷の渓流に沿ったルートや釈迦岳からカラ岳、また比良岳から木戸峠のいい雰囲気の尾根道など、今回もお気に入りが増えた二日間でした。

忘れ物は相変わらずでしたが、今回しておくと来週にはしないことなのでそれも良しとしましょう。

秋色の比良をまた歩きに来ますよ!

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コメント

お水でアルファ米を戻す他 アルアル
こんばんは

私も立山へ行った時にアルファ米にお水を入れてから歩いたことがあります
テント場→登山→テント場の周回ルートの荷物を軽くするため
お水を入れてから食べるまでに時間にゆとりがあったので
全く問題なしでした

牛丼のご注文は開店時間の前に暖簾をくぐる常連さんみたいです
丼物は何を食べても美味しいですね

関西ではアルアルな光景のよう
TVで放映されていたのを見たことがあります
2013/9/13 20:16
merさんもアルファ米に水の経験が?
こんにちは!

それを聞いてびっくりです

だってmerさんのレコの写真を見ていたら毎回すっごいグルメ旅に見えてましたから

今回の反省を生かしたプランになるのかどうか、これから来週の食料計画を立てますね
2013/9/14 10:44
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無雪期ピークハント/縦走 比良山系 [2日]
比良縦走 リトル比良から南比良
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 比良山系 [2日]
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2/5
体力レベル
5/5

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