日本国 名前から興味を持ち向かった山は地元から愛されている山だった

2021年08月17日(火) [日帰り]

• GPS: 02:39
• 距離: 6.8km
• 登り: 619m
• 下り: 618m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:22
• 休憩: 0:12
• 合計: 2:34

7:12 小俣登山口
7:55 7:56 沖見休憩所
8:11 8:14 蛇逃峠
8:32 8:38 日本国
8:53 8:53 蛇逃峠
9:25 9:25 蔵王堂登山口
9:44 9:46 小俣登山口
9:46 ゴール地点

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

小俣日本国登山口駐車場

その他周辺情報

道の駅「神立」
クアハウスたいない
ラーメン勝燕三条店

写真

8/17 7:07

　日本国ふれあいパーク。日本国とはピークの名前。新潟と山形の県境の山です。

8/17 7:07

　日本国登山口休憩舎、水洗トイレ、休憩所が整備されています。トイレのみお借りしました。

8/17 7:08

　山北町選挙管理委員会による石碑。議員は良い人を選びましょう。

8/17 7:08

　こんな看板をじっと読み耽る。文化の谷間、日本の歴史はここから始まる、日本国変成帯とか、面白そうな言葉がいっぱい。

8/17 7:09

　さあ、ここを潜って登りましょう。いざ、日本国へ！！

8/17 7:10

　ここも、登山証明書を発行しています。まあ、欲しいものでもありませんが。

8/17 7:12

　全体を27と捉えて、こんな看板が付いています。大体3分ごとくらいに通過していきます。

8/17 7:13

　ラジウム清水とありますが、清水はもう少し上でしたね。

8/17 7:17

　はい、ここが清水。今日はアクエリアスを1リットル持っているので多分大丈夫。
　他レコを見ると、なかなかうまいらしいです。

8/17 7:18

　アジサイの一種？タマアジサイではなさそうだしなあ。

8/17 7:20

　そして、ホツツジ。なかなか綺麗な状態ですね。

8/17 7:25

　27分の5、じっくり登ろうかね。

8/17 7:27

　尾根道らしき道をじわりじわりと標高を上げる道です。

8/17 7:29

　ツルリンドウ、そろそろ頭を散髪したくなってきた。つるりん、どう？
　流石につんつるりんにはしたかないなあ。

8/17 7:37

　はい、約分しましょう。3分の1ですね。

8/17 7:38

　いったん、休憩適地。ベンチは濡れていないが湿っている。

8/17 7:40

　頂上まであと1600m、日本国を愛する会。政治団体ではありませんよ。

8/17 7:49

　さらに、ゆるりと登りましょう。

8/17 7:52

　おお、日本海が見えますよ。そして、集落。

8/17 7:52

　沖には島も見えますね。あの島にも山はあるのかしら。「しま山100選」などに選ばれていたりして。

8/17 7:54

　さて、半分を超えましたでしょうか？否か？

8/17 7:56

　一旦下ってまた登っていきます。

8/17 8:03

　山の方が開けた、朝日連峰？飯豊連峰？

8/17 8:03

　目立つ山はきっと名のある山に違いない。でも、その名前がわからない。

8/17 8:07

　27分の20まで来ました。9時には登頂できるでしょうか。

8/17 8:10

　ここにもありました。日本国を愛する会、山頂まであと500m。

8/17 8:11

　蛇逃峠って言うんですね。

8/17 8:14

　ここには四阿ありで少々休憩。山頂往復したら蔵王方面に下山する予定です。

8/17 8:15

　鷹待場、江戸の将軍様(家治公と思われる)に鷹を献上したところ、日本一の鷹と喜ばれとれた地を「日本国」と呼ぶようにしたという伝説。

8/17 8:29

　あと少し、標高にして20m登れば頂上。

8/17 8:31

　はい、到着しました。日本国です。標高555m、二等三角点ですね。「日本百低山」に選定されています。

8/17 8:32

　こんな展望台がありましたが壊れているからなのか、コロナだからなのか、登れませんでした。

8/17 8:32

　日本国の由来が書かれている看板。崇峻天皇の皇子は聖徳太子により身の安全をはかられこの地にやってきて、飛鳥の方をみて「ここからこっちは日本国」と言ったということからきているという言い伝え。

8/17 8:33

　海は見えているよう。

8/17 8:34

　結構な広場になっているし、ベンチも多い。地元小学校の遠足くらいだったら大丈夫かも。

8/17 8:35

　避難小屋の中、こんなスタンプありました。これを持っていくと登頂証明書を発行してくれるそうです。

8/17 8:36

　避難小屋の中、雨が降ったらここで一晩。でも、食料と水が持たないか。

8/17 8:49

　鷹待場から見た日本国、標高100mくらい落としている。

8/17 8:52

　さて、帰りは蔵王登山口に向けて歩いていきましょう。

8/17 8:52

　ハギの花がもう咲き始めていましたね。

8/17 8:54

　最初は一気に標高を落としていく。

8/17 9:13

　でも、途中からはなだらかだ。逆にここを登るのは、四阿に向けて一気登りがあるんだなあ。

8/17 9:24

　はい、蔵王権現になります。もうすぐアスファルトに戻ります。

8/17 9:26

　はい、ここが下山口です。ここから車まで歩く間に宿場町があるのでそれを撮影すること込みのコースです。

8/17 9:31

　クサギ、匂いは嗅ぎませんでした。

8/17 9:33

　日本国の里、小俣。ここは、小俣宿になるそうです。次は鼠ヶ関ですね。

8/17 9:34

　ここから、宿場町の様子を撮影しましょう。

8/17 9:35

　昔ながらの消防って感じですね。

8/17 9:36

　この街並み自体が保存されているそうです。

8/17 9:36

　そして、それぞれの家の看板に、旧家の家紋と家名が入っています。

8/17 9:37

　村上藩にて作られた番所跡。残っているのは看板のみ。

8/17 9:38

　バスも走っています。

8/17 9:38

　登り4便下り4便、1日8便ですね。これでも重要な地元の足なのかな。

8/17 9:42

　昔ながらの家が保存されています。

8/17 9:44

　日本国ふれあいパークに戻ってきました。これは、お休みどころ。でも、開いてはいませんでした。

8/17 9:45

　かつて、ここには中学校があった模様。閉校碑がおとなしく飾ってありました。

8/17 9:45

　隣には小学校の閉校碑が、元々は小中学校だったのが、中学校が閉校し後から小学校も閉校したんですね。ここでGPSを切りました。

8/17 10:00

　道端のサルスベリ、何か今年初めてみたような気がする。

8/17 11:19

　朝食兼昼食、新潟さっぱり塩ラーメン＋ミニうな丼。やっと本日初の食事にありつきました。

8/17 11:36

　また、道の駅で「アイコ」2袋。これをつまみながらのドライブ。ううん、リコピン？！

8/17 13:05

　クアハウスたいない、520円のお風呂。露天風呂に入りたかったなあ。

8/17 17:44

　燕三条駅近くのラーメン「勝」にて、玉ねぎ入り燕三条ラーメン。おやつ兼夕食。

撮影機器：

PowerShot SX740 HS CANON

感想

aideiei

　「日本国」、名前からして行ってみたいと思うではありませんか。以前、「日本列島」なる観光地に行ったことがあるんですけど、そこと何か関係があるのか。そして「山」のはずなのに「○○山」とか「○○岳」とか「○○の頭」とかそういう名前でないのか。しかもその山が日本百低山に選定されている、やまがた百名山などにも登録されているって面白そうではありませんか。
　午後からは雨が降るという予報が出ているこの日に大体午前中で戻ってこれそうなコース、この山に登って残り2日でゆっくり運転して神奈川に帰ろう。そう思って、この遠征最後の歩行をここにしたんですね。「日本国」に登って遠征を締める。いい響きじゃあ〜りませんか。(チャーリー浜さんて今年お亡くなりになっていましたね、合掌)

　そもそも、この辺りの山々は神奈川から遠すぎて土日だけでは無理、せめて5日くらいの遠征が必要です。なので、北海道からの帰りにいくつか寄りたいと思うのですが、得てして疲れが来ていたり体にボロが出ていたりしてなかなか良くない。今回も、トムラウシの下山で痛めたらしい右肩痛に最後まで影響されましたね。大きいザックを担ぐと痛みが走るので、小さいザックしか担げなかった。
　今回も、本州に来てから二百名山、三百名山、いろいろ予定と計画は立てていたけれども、結局「日本国」で終わりになってしまいました。

　で、「日本国」なのですが、非常に由緒ある山で、その名付けの伝説には崇峻天皇第一皇子、聖徳太子などが関わってくるし、蝦夷との境を考えて「ここを日本国とする」という言葉が発せられたということ、その地勢からも納得できることでした。
　そして、現代でも、日本国を大切に思い「日本国を愛する会」があったり、登頂証明書を発行していたり、綺麗なトイレ、山頂の避難小屋が維持されていたりと地元の人たちに愛されている山なのだなあということが良くわかりました。ここに登ることができて良かったと思います。

　九州から関西方面に大雨をもたらした前線は、この日の昼から新潟方面にもかかり始め、正午前から雨が降り出しました。そういう意味では雨が降る前に下山完了といういいタイミングでした。
　あとは、新潟をゆっくりドライブし、歩けそうなところを探しはしながら結局前線の気分が良くなく歩けず、19日の夕方に神奈川に帰ってきました。2週間ぶりの自宅は、何も変わらずただ私を受け入れてくれました。
　20日は仕事場で会議、そこからまた土日月火と4連休です。塩見に行こうと思っていたんだけど雨の状況で登山道がどうなっているかわからないから今回はパスだなあ。と思っています。