笠ヶ岳
- GPS
- 15:48
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 2,486m
- 下り
- 2,473m
コースタイム
- 山行
- 6:49
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 7:25
- 山行
- 4:46
- 休憩
- 3:37
- 合計
- 8:23
天候 | 8/28 快晴のちガスのち雨 8/29 快晴のち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※市営新穂高第3駐車場(P5/無料)は2時到着時点ですでに満車。 ※市営公共駐車場(P3/1泊1,000円)は3時開場。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鍋平登山者用駐車場(P8)〜 新穂高センター 本格的な登山道。帰りの登りは大変。ロープウェイ使うのもアリ(400円) 新穂高センター 〜 笠新道登山口 舗装道路・砂利道が続く(緩やかな登り) 笠新道登山口 〜 杓子平 急登が延々と続く。永遠に続くのかと思うくらい長くしんどい。 杓子平 〜 笠新道分岐 笠ヶ岳がドンと見える。分岐までが最後の急登。 笠新道分岐 〜 笠ヶ岳山荘 緩やかなアップダウン。気持ちのいい稜線。 笠ヶ岳山荘 〜 笠ヶ岳 10分ほどの登り。 |
その他周辺情報 | バッジ 笠ヶ岳山荘・・・全種売切(今季は入荷予定なし) 新穂高ロープウェイ売店(新穂高温泉駅・鍋平高原駅)・・・取り扱いなし 平湯バスターミナル売店・・・取り扱いなし 風呂(平湯温泉) ひらゆの森(600円)※休憩室はコロナのため閉鎖中。 食事(高山ラーメン) 宮川中華そば(中華そば(並)/693円) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
保険証
携帯
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
携帯トイレ
|
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感想
8月最後の土日。
本当なら長衛小屋にテントを張って、甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳に登るはずだったのだが、緊急事態宣言発令の影響でキャンプ場自体が閉鎖。
天気がよかっただけに残念だったが、気を取り直して違う山を考えることに。
会津駒や黒部五郎と迷ったが、ここは笠ヶ岳の笠新道に挑戦することにした。噂に聞く急登がどんなものか試してみたかったのだ。
2時に新穂高温泉に到着。コロナの影響でもしかしたらP5駐車場空いてるかなと期待していたが、そんな甘くはなく、満車。諦めて鍋平駐車場(P8)へ。日の出まで仮眠を取り、笠ヶ岳へ向けてスタート。
まず鍋平駐車場から登山口まで30分以上山道を下る。なかなか大変だ。そりゃみんな鍋平駐車場に停めたがらないはずだ。
新穂高センターを通過し、左俣林道を通って笠新道登山口に到着。ここからが本格的なスタートだ。今日は暑くなりそうなので3リットル水を担ぎ上げる。
登り始めは緩やかだが、あっという間に急登が始まる。コースタイムは杓子平まで4:20。長い戦いになりそうだ。
半分まではなんとか休憩を取らずに登ってこれたが、ここにきて日差しが強くなってきた。
段々と遮る影もなくなり、暑さとの戦いも始まる。水の消費が増え、立ち止まることも多くなってくる。担ぎ上げる水3リットルが重く足に負担をかけてくる。
だが2000mを過ぎた辺りで限界になり、30分進むごとに日陰での休憩を繰り返すようになった。
笠新道登山口から3時間半、ようやく杓子平に到着。本当に永遠に続くかと思う登りだった。
杓子平からは笠ヶ岳がお目見えする。立派な山容だ。
さぁ次は稜線まで登ろう、というところで雲が湧いてくる。あっという間に山頂を覆い隠し、稜線に上がるころには視界50mほどになってしまう。さらにはポツリポツリと雨が降り出す。
楽しみにしていた稜線歩きだったのに。。
仕方なく今日は諦め、笠ヶ岳山荘キャンプ場まで移動する。
キャンプ場はまさに満員御礼状態。
今季は予約が必要なキャンプ場が多い中、ここは予約不要なのがその原因のひとつだろうか。
私が持ってるトレックライズ2は大きく張れる場所がなかったので、仕方なく広めの登山道の端っこに張らせてもらう。
キャンプ場から笠ヶ岳山荘までは10分ほど。トイレも山荘内にある。
受付をして、ビールとバッジを買おうとするが、まさかの全種類バッジ売り切れ。マジか。今まで全種類売り切れなんて目にあったことがなかったので、全くの予想外。聞くと先週(8/22ごろ?)に売り切れたらしい。
次は来季とのことなので、また買いに来るか。。。また笠新道を登るのは勘弁願いたいが。
仕方がないのでビールを飲んで、食事をして就寝。
朝、4時半起床。夜中は風が強く、安眠でなかった。
槍ヶ岳方面を見ると朝焼けが見える。
いい天気になることを予感し、笠ヶ岳山頂まで日の出を見に行く。
山頂には日の出を見る人で溢れかえっていた。
結婚式で使う写真を取る人、百名山達成した人など様々だ。
日の出を見た後、そのまま山頂で朝ごはんを食べる。360度絶景の中での食事はすごく美味しい。遠くは富士山、白山、御嶽山。近くは北アルプスの峰々が一望できる。なかなかこの条件の日はないんじゃないだろうか、というくらい上出来だった。
あまりにも絶景過ぎて、2時間以上滞在し、下山開始。すっかりテントも乾き撤収しやすい。
笠新道分岐までの稜線は昨日と違い、絶景が広がる。何度も足を止めてしまいなかなか進まない。
そのまま下る手もあったが、ちょっと寄り道をし、抜戸岳へ立ち寄る。百高山の一つだ。
ここから見える弓折岳、双六岳につながる稜線も気持ちよさそうだ。
山頂には愛知から来られていた男性がおり山談義で盛り上がる。お互いに登った山を語れる時間は本当に楽しい。
10時過ぎ、いよいよ下山開始。
まず杓子平まで軽快に降りてくる。暑いが風がまだあり快適だ。
ここから先は無風&直射日光に気をつけなければ。
下り始めて半分くらいまでは予想通り暑かったが、それを過ぎると影が多くなりそれほど大きな負担ではなくなってきた。嬉しい誤算だ。
結局コースタイムの半分くらいで下山完了。
その後、バッジを求め歩いたもののどこにも売っていなく、次回の宿題に。
とはいえ、今まであまり興味がなかった笠ヶ岳が、こんなに魅了あふれる山だと知れたのは非常によかった。
笠新道の辛さは十分に理解できたので、次は弓折岳経由かな?
北ア縦走の最後に登ってみるのもいいかも知れない。
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