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Yamareco

記録ID: 3470014
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

倉岳山ー高畑山ー大桑山

2021年08月28日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:10
距離
8.8km
登り
1,091m
下り
677m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:44
休憩
0:19
合計
4:03
距離 8.8km 登り 1,102m 下り 684m
7:03
16
7:19
60
8:19
8:21
30
8:51
8:56
21
9:17
4
9:21
26
9:47
4
9:51
9:52
10
10:02
18
10:20
10:27
17
10:44
7
10:51
10:55
11
11:06
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
コース状況/
危険箇所等
高畑山ー大桑山に痩せ尾根の通行あり
2021年08月28日 06:59撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/28 6:59
2021年08月28日 07:01撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/28 7:01
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2021年08月28日 07:02撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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2021年08月28日 07:14撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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2021年08月28日 09:44撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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2021年08月28日 10:16撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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2021年08月28日 11:03撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/28 11:03
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 非常食 ハイドレーション コッヘル 食器 ライター コンパス ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト カメラ

感想

笹子雁ヶ腹摺山に向かう中央線の車窓から、形の良い山が目についた。調べてみると倉岳山と言うらしい。次回の山行の候補にロックオンする次第となった。地形図で周辺山域を調べ、梁川から倉岳山、高畑山を経て九鬼山に至り、下山してリニアの実験線を見つつ大月駅に向かうルートとした。

不思議な名前の山である。「クラ」という言葉は、山の世界では「崖」を意味する事が多い。例えば、カモシカは崖によく見られることから、元々クラシカと呼んでいたのがなまってカモシカとなったという説もある。勿論「岳」も「山」もヤマのことだから全ての文字がヤマを指す言葉で構成されているということになる。

梁川駅を降りると、一旦甲州街道まで下り坂。その後正面に見える橋を渡って桂川を越える。向かう先に急な角度で山腹を登る白いガードレールが見える。これは実は通行止めで、道はそのすぐ下をもっと緩い傾斜で上る。
この分けた急な登り道はその後、倉岳山登山口の手前で本車道に合流する。

倉岳山への道は沢筋(月屋根沢)がしっかりしている間は緩い傾斜で進む。何度も渡渉するので、悪天時には増水した沢を越える事になると思う。沢の心地良いせせらぎを終始聞きながらの登りで楽しい。また、この沢上部は水場になっているようなので、水は現地調達も可能と思われる。
沢が弱くなり枯れてくると、立野峠までは急登に変わる。汗が滝のように流れ落ちる。立野峠には立派な道標が有り、倉岳山まで35分とある。

朝は早いが一度陽が出ると一気に気温が上がり、倉岳山への登りでもすっかり参ってしまう。このまま山頂ピストンして帰ろうかしらん。倉岳山の山頂で少し休んで重い腰を上げて高畑山へと向かう。一旦大きく下って少し登り返したところが天神山。また下ってがっつり登り返すと高畑山。倉岳山・高畑山は秀麗富嶽十二景の山だが、南方面は雲が厚く見えない。

高畑山を下った鞍部が痩せ尾根。ここは結構危険度が高い。戸隠の蟻の戸渡をスケールダウンした感じ。核心部には尾根から3メートルほど下に踏み跡があって、すぐまた尾根に戻る。多分誤って滑落するとタダでは済まない感じ。ロープ・クサリなどの補助的なものは無い。
そこから大桑山への登り返し。結構な急登で、もう、すっかり息が上がってしまう。やっとの事で大桑山に到着。再び思案。改めてエスケープルートを確認すると、次の鈴ヶ音峠を越えると九鬼山まではなさそう。

取り合えず鈴ヶ音峠まで降りる。車道合流点の直前は道が完全に植生に塞がれている。ちなみに、高畑山までと高畑山からでは登山道の整備状況が異なる。高畑山から先の方が荒れている箇所が多いし、道標も目に見えてなくなる。

合流した車道はNTT Docomoの作業道路で、一般車両は進入禁止(これは林道合流点で分かる)。暫く車道を下ると林道と合流し、今度は林道を上ると鈴ヶ音峠になる。
ここからは地図を見てもアップダウンが連続する事が分かり、単純な九鬼山までの高低差では済まない。気温が高く、エスケープルートも無く、些細な登りで大バテしている現状では、継続は不可能だろうと判断し、猿橋に下る決断をする。終始舗装道路ではあるが、長いこと長いこと、猿橋までの2時間以上の車道歩きとなった。集落まで(鈴ヶ音峠から1時間)降りるとバス路線があるが、一日6本程度。私が歩いたお昼頃にはバス便はなく(朝一本、14時前に一本、夕方に3、4本のようだ)役には立たなかった。

九鬼山まで行けなかったことは、情けなく残念ではあるが、この日の大月市の最高気温は35℃、もっと涼しくなってから再挑戦と言うことになるだろう。

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