比叡山坂本駅から本坂経由で延暦寺・東塔へ
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- GPS
- 05:25
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 807m
- 下り
- 197m
コースタイム
天候 | 終日快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰り:叡山ケーブル・ケーブル比叡駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ハイキングというよりか、比叡山と宗教都市・延暦寺の写真撮影がメインの目的のため、ところどころで一眼レフをザックから取り出し、立ち止まってじっくりと風景を見ながら撮影するスタイルなので、通常の登山より遅めのペースである。 遅めのスタートで比叡山坂本駅下車後、日吉大社までアスファルト舗装された道を歩く。坂本は、延暦寺と深いつながりを持つ歴史ある街であり、数多くの寺社がある。あらためてじっくりと訪れたい街だ。 日吉大社横の本坂登山口(坂本五丁目の石碑)から石段を登りつつ本坂を延暦寺に向かって歩く。 本坂は、あまり手入れがされていないせいか、雨で土砂が削られたガレ場のような足場の悪い山道が続く。危険性は特にないが、歩きやすい整備された山道ではない。踏み跡はしっかりと付いているので、あえて脇道に逸れるようなことをしなければ、迷うことはなさそうである。かつては多くの信徒が、この道を歩いて延暦寺と下界を行き来したことだろう。深い歴史が刻まれた古道に想いを馳せながら、一歩ずつ足を進めていく。 やがて山頂に近づくと現れる聖尊院堂から本坂を外れて、慈覚大師廟まで寄り道をする。この道も危険はないが、そこそこ荒れている。慈覚大師廟の途中には延暦寺で生涯を送った高僧の墓群が建ち並ぶ静寂なエリアがある。言うまでもなく、比叡山は登山のために開かれた山ではなく、伝教大師・最澄が興した歴史ある寺院であり、山全体が宗教都市と言ってもよい。山や寺に敬意を払いながら、静かに訪れたい神聖な山である。 本坂に戻ると、延暦寺・東塔エリアはすぐ近く。ここからはアスファルト舗装された道となり、車やケーブルカーで延暦寺を訪れた観光客で賑わっている。山頂付近はいたるところに案内板があるので、まったく問題がない。 東塔エリアを一回りした後西塔に向かうが、浄土院まで行ったところで時計を見ると16:20。帰りのケーブル比叡駅発のケーブルカーの時間が気になるので(この時期の最終便は18:15)、西塔エリアは行かず、大比叡山頂があるガーデンミュージアム方面に進むため、引き返す。 大比叡山頂まであと100mという地点の一本道で野生のサルの群れに出くわす。しばらく様子をみたが、サルたちがどいてくれそうにないので、山頂は諦めて、ケーブル比叡駅方面へ下山。あたりが夕暮れに包まれる頃に、ケーブル比叡駅に到着。 |
写真
装備
共同装備 |
一眼レフカメラ 1 ニコンD7000
三脚 1 Velbon QHD-U4Q
ザック 1
トレラン用ソフトシェル 1 Montura
アルパインパンツ 1 Montura
防寒用フリース 1
Tシャツ着替え用 2
登山靴 1
帽子 1
タオル 2
ヘッドランプ 1 Black Diamond
ヘッドランプ予備電池 1
iPhone5 1 GPS記録用/現在地確認用
地図 1
コンパス 1
食料
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感想
比叡山に登るのは、今回で三度目だったが、滋賀県側からのルートで行くのは初めてだった。
滋賀県側からの道が東塔への本坂(表参道?)ということでそれなりに整備されているのかなと思ったりしたが、実際はよく行く愛宕山の愛宕神社の参道と比較しても、かなり荒れていた。比叡山山頂は一般の人がクルマやケーブルカーですんなりと行けてしまうので、車道が開通する以前はそんなことなかったと思うのだが、わざわざ自分の足でそれなりに上り坂が厳しい比叡山に歩いて行こうという人はかなり少ないのかもしれない。
今回は初めてGPSログの取得に挑戦してみた山行だった。GPSログ取得には、iPhone5 + DIY GPSというアプリを使ってみた。このアプリの取扱資料に書かれていて初めて知ったのだが、いわゆる3G回線やLTEなどのキャリア回線とGPSによる現在位置取得は仕組みがまったく別物であり、たとえ山中で回線が圏外であっても(そんなことは山に行けば度々あるというかほとんどそう)、GPSでの現在地取得は空がそれなりに見えていれば可能であるらしい。となれば、普段愛用しているiPhone5でGPSログ取得を試みない手はない。
それなりに扱い方を学習したり準備の必要があったものの、カシミール3D+電子国土(1/9000)をマップカッターでKMZ形式に切り出し、DIY GPSに読み込んで使用してみた。いとも簡単に地図上に現在地が現れ、GPSログを取得することができて感動してしまった。過信は禁物だと思うものの、ガーミンのGPSを購入しようかどうか迷っていた身としては、非常にありがたい。京都市周辺の低山ハイクレベルでは、これで十分である。
懸念点はiPhone5のバッテリーである。今回の山行終了時には100%だったバッテリーが30%ぐらいまでに減っていた。いざというときにバッテリーが切れてしまうと非常に問題なので、持ち運びが可能な外部バッテリーの導入など、検討すべき事柄である。
撮影が主目的の山行の場合、撮影時間とGPSログを照らしあわせて、撮影ポイントをより正確に把握することもおそらく可能であろう。いろいろ使い道が広がる気がしている。
deepkickさん
はじめまして。
お写真が上手だとレコが映えますね。
楽しく拝見させて頂きました。
比叡山は京都で学生していた時に半ば強制で何度か
登らされた?事があり、良い思い出です。
同じコースをいつかまた歩いてみたいです。
当方もiPhone5 + DIY GPSで利用しています。
DIY GPSは便利で素晴らしいアプリですが
電池の減りが凄まじく縦走等になると電池が切れます。
やはりバッテリで充電しながら登っています。
はじめまして。
今回の比叡山は、写真撮影がメインの目的で歩いたので、かなりゆっくりとしたペースで進みました。
比叡山はまた別の登山ルートで登る予定です。
バッテリーの減りがそれなりにあったので、パナソニックのモバイルバッテリーを購入しました。使用してみたところ、なかなか良い感じで、登山中に充電できました。
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