ニセコ イワオヌプリ−ニトヌプリ
- GPS
- 04:48
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 639m
- 下り
- 631m
コースタイム
11:45 登山ポスト
12:52-13:30 イワオヌプリ頂上
14:43-15:00 ニトヌプリ頂上
16:00 登山ポスト
16:18 駐車場
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
イワオヌプリ直下のガレ場は落石注意。ニトヌプリ上り下りは雨上がり後はぬかるんでおりスリップ注意。 |
写真
感想
先週行ったアンヌプリはガスって最初から最後まで何も見えず悔しい思いをしました。
この借りは「倍返しだ!」と今回は天気予報の晴れを狙ってイワオヌプリにやってきました。
いつものように仕事の関係で札幌を出たのは9時。
五色温泉に着いたのは11時20分でした。
紅葉シーズンの日曜日とあって、車、車、車、駐車できる場所がありません。
ぐるっと回って止められそうなところを探し、ようやく一か所「ニセコ山の家」の駐車スペースに置かせていただくことにしました。
天気は札幌を出た時はウス曇りでしたが
ここではやや青空がのぞめます。
登山口は二か所あって道路沿いに少し登った所の駐車場からと(看板あり)、トイレのある駐車場もしくは五色温泉の裏手から展望台を経て石段を登るルートです。
我々は何も知らずに前者のルートから入りました。これは大正解で帰り石段を降りて知ったのですが結構急で、登りだったら登山ポスト
に行きつくまでにバテそうな道でした。どちらのルートも登山ポストが設置してあるところで合流するようになっています。
登山ポストに記入し今度は急な木の階段を登っていきます。ハイカーや観光客用に整備されているのだと思いきや
木の階段を登りきるといきなり登山モードの道となります。ハイヒールやサンダルでは無理です。
幸いそんな方はいませんでしたが・・・
木々の中を進んでいくと「大沼」への分岐があり、そこから少しでイワオヌプリへ続くガレ場となります。
落石に注意しグングンと高度を稼ぐとイワオヌプリのお鉢のような箇所に出ます。
その周辺をたどって頂上の標識まで歩き頂上到達!休憩を除くと約1時間です。
時間的には札幌で言うと藻岩山よりも早く頂上に立て、しかもこんな絶景がのぞめるなんてなんと贅沢な地域なのだろう。
先週登ったはずのアンヌプリがまじかにそびえ、その向こうには羊蹄山があるはずですがちょうど山の陰になって見えません。
イワオヌプリは別名硫黄山と言うらしくニセコ連峰の中で最も新しい火山だそうです。
下から見上げると山の地肌がむき出しになった山容はこの地域の他の山に見られない厳しさを醸し出していますが
実際に山頂に立つと、火山らしく荒涼とした風景がまじかに見ることができます。
また、西のほうに目をやるとなだらかな双耳峰ニトヌプリ、その奥にチセヌプリと山々が続きます。
多少風はありましたがいつものようにコーヒーを沸かし40分ほどまったりと過ごしました。
午後1時半、このまま降りるのも寂しいのでニトヌプリピストンを頭の中で計算します。
コースタイムでは分岐まで約30分、ニトヌプリ登り45分、帰路分岐まで35分、分岐から駐車場まで30分
合計2時間20分 休憩入れて午後4時半には降りれそうです。
決まれば歩くしかありません。「大沼」への分岐を曲がり、「ニトヌプリ」への分岐を先に進みます。
とたんに人は少なくなり、景色も自然そのものです。
途中ザレた急斜面の下りがありロープが垂らしてありました。
滑って尻もちつかないように注意しながら下りきったところは
人の手が入らない自然の庭園となっていました。何の植物かわからないですが一面に茂り、池糖が配され、小さな岩峰が聳えています。
さらに紅葉がアクセントを添え本当に来てみてよかった。残念ながら腕がなくて写真では表現できませんでした(悲)
しかし、なだらかな山と思えたこのニトヌプリ、思いのほか急登です。息を切らし40分ほど草つきのぬかるんだ斜面を
登り、一つ手前のピークに騙され、泣きそうになってようやく頂上に立ちました。
ここは北峰です。10分ほどで南峰にも行けるそうですが、もう北峰で十分でしょう!
頂上では単独行の方が休んでおられ、大沼から長沼まで池巡りをし、チセヌプリを越えてここまで来たそうです。
反対側から登っても見かけによらずこの山はきつかったと言うことでした。
10分程度休み、暗くならないうちに降りたかったので(羊蹄山の二の舞は絶対嫌だ!)
コーヒータイムはやめにして来た道を下りました。
さすがに登ってくる人はいないなと
話していると、イワオヌプリの木の階段の上部あたりで二人くらいすれ違いました。
夕日でも見に行くのでしょうか?
午後4時、登山ポストまで戻ってきました。
ここから行きとは違う石段を降りることにします。
この石段、登らなくて本当によかったです。行きにここを登っていれば
ニトヌプリにまで行く気にはなっていなかったでしょう。
その後遊歩道を歩いて行くと
ニセコ神社があり石碑が建ててありました。
山を恐れず
山を畏れし
山を愛し
山に逝く
これまた人生
地質学者で登山家であった北海道大学名誉教授の、佐々 保雄先生の言葉だそうです。
さらに展望台を経て五色温泉の横手に出ました。
今回は歩いた距離も標高差も全然大したことないのになぜか体力的に疲れた山行でした。
やはりニトヌプリの登りが効いたのか・・・
下山後五色温泉に入って帰ろうかと思いましたが、先週入ったばかりだし
真狩の温泉で羊蹄山を眺めながらも悪くないと考え一路真狩へと向かいました。
北海道は本当に温泉には事欠きません。登山者にとっても素晴らしい環境です。
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