雲取山・飛龍山 縦走(鴨沢→丹波)


- GPS
- --:--
- 距離
- 24.6km
- 登り
- 2,259m
- 下り
- 2,157m
コースタイム
→雲取山10:56-11:19→三条ダルミ11:36→狼平12:08→北天のタル13:16-20→飛龍山登り口13:37
→飛龍山13:46→飛龍権現14:01→前飛龍露岩14:31-42→熊倉山15:22→サオラ峠15:44→丹波中宿バス停16:31
鴨沢→ブナ坂(ハイペースで登る)、ブナ坂→狼平(比較的のんびり)、
狼平→北天のタル(バテる)、北天のタル→前飛龍(日没を恐れて焦る)
前飛龍→丹波中宿(16:30のバスに間に合わせるため必死)
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り 西東京バス 丹波中宿→青梅線 奥多摩駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【鴨沢バス停→雲取山→三条ダルミ】 ・超メジャー級のルートなので省略 【三条ダルミ→飛龍山】 ・前半はほぼ平坦で低い笹の中の道、時々笹で地面が見えない状態のところも有り ・狼平を過ぎたあたりから上りが多くなり、その後、小さなアップダウンの連続 ・雲取方面から見る飛龍山は尖がったデコボコ尾根に見えるが、 まさに、そのデコボコを巻くようにアップダウンがあり、縦走後半には堪える。 ・破線の飛龍山の登り口は小さく地味な道標なので見逃さないように、直登10分。 尾根に乗るあたりから踏み跡が多くなるが、高い方に歩けばすぐに地味な頂上。 【飛龍山→前飛龍の露岩】 ・飛龍山頂は行先の道標無く、奥秩父縦走路(飛龍権現)に出るまで、尾根長く歩きにくい。 ・飛龍権現から前飛龍までも歩きにくい道、途中に道標も殆んど無し。 【前飛龍→サオラ峠】 ・前飛龍から急激に降りた後は、緩い下りが続きトレランができそうな道。 ・熊倉山から先、尾根の広いところは落ち葉の季節は迷いそう。 【サオラ峠→丹波中宿】 ・急斜面のジグザグの下りが延々と続く。 ・始発の丹波バス停に行くつもりが、ひとつ先のバス停に着いてしまった。 |
写真
感想
まだ紅葉には少し早い奥多摩・奥秩父ですが、無性に奥多摩に行きたくなり、
定番の雲取山に加えて、まだ登ったことの無い飛龍山を楽しんで来ました。
今回はまた予習を含めて1/2.5万地形図を使わなかったため、三条ダルミから先が全く読めず、
後半は、日没+初めてのコースへの焦りもあり、かなりキツイ思いをしました。
三条ダルミと北天のタルの間のアップダウン、飛龍山と前飛龍の間の歩きにくさで、
思ったようなペースアップができず、16:30のバスに間に合わせるのに必死でした。
以下 行程概略
奥多摩駅から吐き出されるハイカーの大部分は7:00の鴨沢西行きバスに乗り込む。
7〜8人は深山橋で下車、今日の三頭山〜笹尾根は例のイベントで混みそう。
残りの乗客は全員鴨沢で下車、大勢のハイカーが歩く、いつもの鴨沢コースです。
今日は飛龍山がメインなので後半に備えて、少しでも時間を稼ぎたいところ
気合いを入れて歩きます。
ブナ坂までは誰にも抜かれることなく順調。
そういえば、いつもここはトレランにガンガン抜かれるが、今日はそれもない。
そうですね、ハセツネですね。
トレラン愛好家及びその周辺は向かい側の山に結集のもようです。
ブナ坂からは石尾根の本領発揮、しかも雲ひとつない快晴。
景色を楽しみ、写真を撮って、いつの間にかユルユル歩きへ変更。
左側には真っ青な空に黒々とした秀麗富士、
行く手にはこれから歩く飛龍山に連なるギザギザの尾根が見えます。
そのギザギザに苦しめられるとは知る由もありませんでした。
小雲取の急坂はいつ来てもキツイ、早くもペースは上がらず。
後ろからヘラヘラ笑いながら登って来る若者グループを先に行かせて
黙々と我慢の登りでがんばります。
雲取山の展望は多くのレコで語りつくされてますが、
今日は風も弱くこの三連休で最高でしょう。空気も澄んで都心まで見渡せます。
雲取周辺の紅葉は来週あたりから見頃でしょうか。
11時前に到着ですので、こんな素晴らしい日和には、
雲取山であと3〜4時間まったりしているのもいいなぁ、と思った。
しかし、今日はこれからが本番、早々に頂上を後にします。
三条ダルミから北天のタルの間の稜線は、笹原に紅葉の灌木、そして草原。
随所に展望もあり、雲取・石尾根、奥多摩三山と絶景が広がります。
変化に富んだ歩き甲斐のある楽しいコースです。
しかし、狼平の先から始まる上りと細かなアップダウンで完全にスタミナ切れ。
石尾根から見えたギザギサ尾根はこれだったのか。
いくら乗り越えても三角形のピークが出てきます。
ここは快適で大幅コースタイムの短縮ができると予想しましたが
雲取山の上りの疲労の上に、さらに疲労が上積みされ疲労困憊になっただけでした。
かなり焦ってしまい、北天のタルから三条の湯にエスケープすることも頭をよぎります。
途中、飛龍方面から3人ほどハイカーとすれ違いましたが、みな大きい荷物。
みなさん、テントか小屋泊りでしょう。
一人の方に、「飛龍山までどのくらいでしょう?」感触を聞くと
「まだ、だいぶありますね」のニュアンスの返事
ガックリ、ガクガクです。
気を取り直して進みます。
始まった赤や黄色の木々の色付きがせめてもの慰めです。
爽快な眺めの北天のタルでも休憩の余裕はありませんでした。
初めてのコースで下山中にナイトは最悪です。
逆コースで、ナイトでも安心の、慣れてる鴨沢に下山する方が良かったか。
といってもバスの便が最悪の地域、それも難しい話です。
何とか小さな道標のある飛龍山への破線ルートの入口にたどり着きました。
最初はすごく急ですが僅かです。
尾根に乗ると踏み跡バラバラですが、高い方へ歩けば超地味な頂上に到着。
飛龍山、その名前から一度は登ってみたいと思っていましたが、
苦労して雲取から歩いてきたのに、2000m超の大きさの山なのに…
とりあえずピーク踏んだという事実を残すだけの山でしょうか。
シャクナゲの時期に来るのがいいかもしれません。
飛龍山のピークを踏んだら、あとは下るだけ? ではなかった。
時間が心配なので、展望の良い禿岩はパス。
殆んど道標の無い歩きにくい道を前飛龍に下ります。
ホントにこっちで間違い無いのかな。
キツイ登り返しをして、前飛龍のピークに着いたが標識は無かったと思う。
すぐ先に展望の良い露岩があったので前飛龍と確信できました。
この季節、日暮れが早いので何かと焦ってしまいますね。
やっとひと安心、絶景の岩の上でひと休みできました。
これから降りて行くミサカ尾根も良く見えます。
急な岩場を降りると走れそうなぐらいの快適な尾根歩きとなりました。
熊倉山の登り返しがキツく、思わず膝に手を付いてしまいましたが、
快調?というか、必死に歩きました。やがて小走り状態に。
既に計画の丹波発16:30のバス諦めていましたが、
急げば、もしかしたらギリギリセーフかも。次の欲が出る。
心配な膝のことも振り切って急ぎました。
今日は念のため、ザックの中に三段伸縮の松葉杖(ストック)がある。使わず済んだが。
サオラ峠からの急なジグザグにも何とか膝も耐えてくれて、動物除けの扉に到着。
農作業のオジサンに挨拶すると、急いでいるのを察してくれて、近道を伝授頂けた。
そのお蔭もあって、ほぼバス到着と同時にバス停にたどり着けました。
オジサン有難うございました。オジサンがオジサンに御礼。
16:30の次のバスは18:20、温泉で時間つぶしてもちょっと長い。
しかし、急いで途中で2〜3回、転びそうになりました。
こんなとこで捻挫でもしたらアウトです。
やはり、季節や自分の体力脚力を合わせて計画しないとアカンです。
事前に幾つかのブログやヤマレコの同コースの記録を参考にさせて頂きましたが、
雲取・飛龍を日帰りで余裕をもって歩く人は相当の健脚者ですね。
yamaheroさん、こんばんは。
この周辺は、何度か歩いたことがあるので、分かるんですが、今回のコースは、きついですよね。
禿岩は、270度(飛龍山方向以外)見れて最高ですよね。(後でルート図及び、写真コメント見て、気づいたんですが、禿岩行かれなかったんですね。すいません。)
それにしても、好天に恵まれて、ラッキーでしたね。確かに、私だったら逆ルートを選択してたかも。(入浴を考えなければ)
奥多摩ロング(yamaheroさんにとっては、ミドル?)お疲れさまでした。
こんばんは。
ホントに思ったよりキツかったです。
快適に歩けるはずの三条ダルミと北天ノタルの間が
一番キツくペースダウンして誤算でした。
禿岩が休憩地として最適なのは分かってたんですが
とても休憩気分ではなかったですね。
後は下りだ、明るいうちにイケイケという感じでした。
このコース、丹波までの早朝のバスさえ何とかなれば
絶対、丹波→鴨沢ですよね。
それなら暗くなっても安心安全ですから。
奥多摩ロングはやはりもっと標高が低い
ところでないと厳しいですね。
三頭山〜陣馬山ぐらいが無難かな。
いい時に行けてうらやましいです!
こんばんはyamaheroさん!
日曜日はこんなにいい天気だったんですねー!?
どこか行けばよかったな、、(笑)
このコース「三ッ山」付近はコースも狭くて急な登りにになり
大変そうですよね?
ワタクシは逆コースの似たようなコースでしたが、
三ッ山の登りを登る人がとても苦しそうで印象的でした、
自分の場合は三条ダルミからの雲取への登りでやられましたけど(笑)
この辺は残雪も結構深かったと記憶しています。
それにしてもyamaheroさん!8時間とは早すぎです
yamaheroさん、こんばんは
ロングコース、お疲れ様でした。
雲取は一度だけ登っていますが、飛龍は未です。
飛龍山、やはり展望は地味でしたか。
さて、バス乗車。
発車時間を気にしながらの行動は、気持ちに余裕が無くなりますよね。
と言っても、乗り遅れると大変ですからね〜
一生懸命に進むしかないですよね
その状況は他人事ではありません
私も時々経験しています。
こんばんは。
三ッ山付近の上りはキツイですね。
確かにコースも狭くて片方が切れ落ちてますよね。
笹があるので、それほど危なく感じませんが
よろけて落ちたら大変なことになりますね。
私も疲れてましたので、その辺は意識して歩いていました。
CCRさんは三条ダルミの急坂を登りましたか。
あそこもキツイですよね。
しかも残雪期だったら何倍もキツイですよ。
私も昨日、登る人とすれ違いましたが、皆ヒーヒー言ってましたよ。
前飛龍からは16:30のバスが諦めきれなくて
必死になりましたので、最後はだいぶ短縮したかな。
そのせいで、今、右膝に湿布してます。
こんばんは。
飛龍山、首都圏で有名な割には「超地味」な山でした。
しかし、雲取から飛龍に至る尾根沿いが素晴らしかったです。
頂上付近はシャクナゲだらけだったので
6〜7月はいいのかもしれませんね。
奥多摩も「奥」まで行くと、バス便の悪さは半端ないですね。
計画通りに歩けないと焦ってしまいます。
1時間ぐらいなら道路歩きもOKですが、
さすがに縦走の後のロングロードは厳しいですね。
いいコース発見しても、バスの便が使えないとか
最近、そういうのが多くて大変です。
yamaheroさん、おはようございます。
良いルートですね。
狼平の所の写真、歩いてみたくなりました。
でも、仰ってるように電車・バスでは結構行程が制約
されますよね。
最後の下りでペースアップとは、もう膝は問題ないのでは。
私もバスの時間が迫って必死に降りることがありますが
冷静に考えるとやっぱり危険ですよね。
でも、次のバスの時間を考えると突っ込んじゃいますよね。
millionさん、おはようございます。
飛龍山は地味すぎますが、雲取から飛龍にかけて
飽きのこない、とてもいいコースです。
millionさんなら、鴨沢を朝ゆっくりスタートでも
ストレスなく楽しめると思いますよ。
丹波って、ほんとに奥でバスの便悪いですね。
ピストンか、やはりマイカーを活用する人多いみたいですね。
膝はキツかったです。
右膝湿布状態になってます。
ただ今回は軽傷のようで、すぐ治りそうです。
yamaheroさん、LArcでございます。
ハラハラドキドキのレコ拝見しました。
飛龍山という名前は何ともカッコよく、初めて訪れた時には大きな期待をして登ったのですが・・・
展望がなく、ピークらしくなく、もちろん龍の姿もあるはずがなくちょっと残念なお山です。
それだからこそ、前飛龍から見えた石尾根の展望は感嘆の声が自然と出た記憶があります。
バス便に関しては奥・奥多摩の丹波は陸の孤島と言えます。
ただ、私としては「のめこい湯」は外せない日帰り温泉なのです。
痛めた膝をお大事になさってください。
コメントありがとうございます。
飛龍山は驚くほど地味でしたが、
三条ダルミを過ぎただけで、久々に奥秩父の魅力を感じました。
LArcさんは再びあの石尾根を延々と登って
全山縦走されたんですね。
もう、テント縦走のベテランの風格ですね。
私はテント縦走は厳しいので、日帰りですが
まだ途切れ途切れになっている奥秩父縦走路を
全部繋いでみたい気持ちになりました。
飛龍山と笠取山の間は難関ですね。
丹波から将監までは行けそうですが、帰りの足が無いですね。
何しろ公共交通機関が皆無ですよね。
マイカーも活用して何とか繋げないか早くも研究中です。
yamaheroさん、こんばんは。
yamaheroさんの河口湖から初狩駅のレコを見て、調べていました。
このレコをみるとかなりスピードが早いのですね。
危うく真似をして、夜になってしまうところでした。
奥秩父縦走路を狙うのでしょうか?
私はテントも山小屋もダメで、スピードもないので
細切れで金峰山から繋ぎました。
yamaheroさんくらいスピードがあれば
楽なのではないでしょうか
こんばんは。
私はヤブっぽいところや踏み跡が薄いコースは
なるべく歩かないようにしています。
歩き易いコースをいつも狙っているんですよね。
それでも20劵ラスになると後半バテ気味になります。
これから陽が短いのでコース取りには
気を付けなければと思っています。
山小屋は以前何回か泊まって、「混んでる」ってイメージ
それで、どうしても心理的になじめないのです。
オマケにテントは膝が心配で担げませんから
日帰りで頑張るしかないという感じでしょうか。
toratora48さんは細切れで既に奥秩父縦走路を全部繋いだのですか。
それもすごいですね。大変だったでしょう。
ある程度、距離を稼ぐと、
マイカー使っても回収が大変ですよね。
国師ヶ岳から西の楽なところは終わってますが、
真ん中の大変なところが、まだかなり残ってます。
既に効率的な縦走方法を研究しているところですが、
なかなか大変そうですね。
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