長野県松本市 上高地〜涸沢〜屏風〜徳沢 テント泊で紅葉を楽しむ
- GPS
- 52:35
- 距離
- 32.9km
- 登り
- 1,335m
- 下り
- 1,321m
コースタイム
6:30上高地6:40--8:00徳沢(ベース設営)8:40--9:20横尾9:40--11:00本谷橋11:30--14:30涸沢(C2設営)
〔13日(日)〕
5:00涸沢10:00--11:30屏風ノコル12:10--12:30屏風ノ耳12:50--13:10屏風ノコル13:20--15:00分岐--15:45新谷橋--16:00徳沢
〔14日(月)〕
5:00徳沢9:20〜10:40上高地11:00
天候 | 10/12(土)曇時々晴⇒曇⇒アラレ⇒雨⇒雪 10/13(日)快晴 10/14(月)快晴⇒晴時々曇 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
中野市内3:40==信州中野IC4:00==松本IC 5:10==6:00沢渡6:10 〔復路〕 沢渡11:20==昼食(レストラン上高地)==13:30松本IC==14:30信州中野IC==14:50中野市内 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〔アクセス〕 自家用車利用だと松本ICより1時間〜1時間半で沢渡に到着し、シャトルバスへ乗り換えます。公共交通機関利用だと松本駅より松本電鉄上高地線で新島々駅へ、そこから上高地行のバスへ乗換えます。 http://www.kamikochi.or.jp/access/car/ 〔トレイ・売店〕 各駅と上高地BTに有ります。また国道では新島々駅から松本よりにコンビニが、島々と稲核地区には商店が、「風穴の里」と上高地BTには売店・トイレが有ります。 〔登山道〕 ・上高地BT〜横尾 トイレ・売店と水(無料)は上高地BT、明神、徳沢、横尾に有ります。道は整備の行き届いた散策路を歩きますが、場所によっては落石に注意する箇所が有ります。 このコースは天候が良ければ河童橋を始め迫力ある吊尾根・明神・前穂・屏風・赤沢山が望めます。特に明神・前穂の荒々しい山肌は神秘的な魅力を感じます。 ・横尾〜涸沢 トイレ・売店・水場は涸沢を除いて有りません。本谷沢の水は飲めないそうです。 ここから本格的な登山道が始まります。途中の休憩ポイントは岩小屋、ここは垂直に立ちはだかる屏風の岩肌の迫力を見ながら休み、明るく開放的な本谷橋は沢音を聞きながら心も体も休まる絶好の休憩地で有り飲食場所に適しています。 そしてここを過ぎるときつい登りが約30分続きます。標高も高くなり空気も薄くなっていますので、焦らず息が上がらない様なペースで歩けば、ばてる事無く涸沢に到着するでしょう。 途中幾つか休憩に適した場所が有ります。本谷沢を詰め出会いに近ずくと道は左へカーブし右手に屏風のコル、目の前に前穂の斜面が立ちはだかります。ガラ場をトラバースする所が出て来ますので、落石に注意しながら素早く通過します。しばらくすると吊尾根が見え、更に沢が近ずくと「涸沢ヒュッテ」の建物が見えて来ます。1時間弱で到着となります。(実はここからが長く感じます) 大分コースの整備が進み、滑落や浮石による転倒の可能性が低くなっているのには大変驚いています。 ・涸沢 大小様々の岩や石が敷き詰められたカール状の場所です。テン場としては水はけが良好以外良い所は有りません。テント泊を始めて行って判りました。 テン場は下の方ヒュッテ〜小屋へ通じるメインルートの両脇から埋まって行きます。 平らなテン場は比較的メインルートの両脇と山側に有ります。 広いテン場を求めるなら同じくメインルートより山側、設営時間は「地ならし」を含めて1時間は欲しいです。受付はメインルートヒュッテよりに有り、この時期は10人程常に並んで待ちます。 レンタルテントを始め、シラフ、マット、テントの下に引く板(パネコート)がレンタルとして準備されていました。(利用の際はヒュッテへ確認して下さいね) 下が石や岩の為、テントの素材がこすれると穴が開くなど破損や消耗する可能性が有りますので、グラウンドシートは必要ですね。マットはエアーマットの他に、ウレタンマットが有ると寝心地は更に増します。 時に風が強く吹きますので必ずステーは張ります。ペグが効かないので大きな石に括り付けます。出来ればステーは反射材付きのをお薦めします。通行される方が結構足に引っかけます。 ハイシーズンはトイレが大変混みます。特に朝方5時〜7時の大は20分前後待ちますので、その分を加味して行動をする必要が有ります。 暑いと生ビールが、寒いと特性おでんが、夕方までに売り切れます。 天候が良ければ説明するまでも有りませんが、目の前にある絶景を堪能できます。 ・涸沢〜屏風〜徳沢 涸沢・徳沢を除いて途中にトイレ・売店・水は有りません。 パノラマコースを進みます、涸沢〜屏風のコルまで標高差は余りないのですが、途中崖をトラバースする為にかなりのアップダウンと、難所やロープが設置してある危険個所を通ります。高度感も有るので歩き始めて10分程度の難所でもたついたり、ちょっとやばいと感じたら引き返す事をお薦めします。その後もっと危険な個所が出て来ます。また、ガラ場での落石に注意が必要です。ハイシーズンはかなりの通行量が有り渋滞が発生しますので、コースタイムの1.5倍の時間を取る位の余裕を持ちたいモノです。 天候が良ければ名前の通り「パノラマ」に負けない素晴らしい風景が堪能出来ます。槍・北穂・奥穂と涸沢が常に見え、屏風のコルの稜線に出ると目の前に常念山脈が横たわり、遠くは富士山・南アルプスのシルエットを確認出来ます。 稜線に出た所と屏風の耳と徳沢の分岐点が絶好の休憩場所となります。この分岐から30分程度で今回最高地点(ピーク)である「屏風の耳」に到着します。登攀する場所や大きな岩を歩く箇所も有り滑落に注意です。また、片方が崖になっていますので転落に注意です。 「屏風の頭」まで足を伸ばしたい所ですが、「屏風の耳」やその手前でも眺めは素晴らしく十分に楽しめます。好日にパノラマコースを利用する際は是非訪れたい場所ですね。ヽ(^o^)丿 「屏風のコル」を過ぎると急な下り坂が待っています。登山道はザレていて滑りやすいので注意が必要です。好天時には陽射しが強く暑いので水分の補給はまめにするのが良いかもしれません。 尾根と沢を超えると森林地帯を通る「慶応尾根」にやって来ます。日陰が有りちょっとした休憩に適した広い場所が有ります。ここを過ぎると大きな岩を歩くつらい下り坂が待っています。およそ30分程度となりますが、岩を下りるのでしゃごむ体勢を何度も行う為、大変体力を消耗します。ザックの荷物が重い場合はバテに注意です。 間もなく広い河原に出て奥又白池への分岐となります。ここを過ぎるとまた森林地帯を通る道となり、やがて砂防ダムが現れると林道へ入って来ます。ここから約20分弱で新村橋へ到着。徳沢は目の前で最後の踏ん張りです。 |
ファイル |
槍・穂高の古い地図(画像処理済)
(更新時刻:2013/12/15 20:11) |
写真
装備
個人装備 |
飲料水 1
ライト 1
携帯食 1 二日目のお昼
寝袋 1
マット 1
着替え 2
寝具 1 必要に応じて
コップ 1
お箸 1
おつまみ 1 好みにて揃える
非常食 1 カロリーメイト、即席めん
カメラ 1 ベッサーL
テント 1
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共同装備 |
ガスコンロ 1
コッフェル 1
テント 1 BC用(徳沢)
グランドシート 1
床シート 1
無線機 2 144MhZ/430MHz
ご飯類 1
ごみ袋 1
トイレットペーパー 1
デジカメ 1 記録用
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感想
今年「秋の涸沢」に行くか悩んでいましたが、徳沢にヤマレコ仲間が集合するとの事で弾みが付き計画をしました。で、思い切って2泊3日、しかもテン幕を決意。更に撮影が目的としてピークを狙わない分テント泊で楽しむ事としました。
初日はちょっと天候が荒れましたが、後の二日間は好日! 最高の天候に恵まれ気持ちが良い山行にて、撮影も快調に進みました。正直決断して良かったです。
またまた週末天候の変わり目に当たりましたが、たいして荒れずちょっと寒くも雪が降り、返って「降雪した山々」を見る事が出来嬉しかったです。
単に山に登るだけでなく、徳沢に皆がいて「楽しみ」が有る事は、荷物が重くつらい工程でも頑張れる勇気が出てるのは不思議ですね。
涸沢のテント泊は初めてとなりますが、水はけが良い土地で有る事を除けば、テン場には余り宜しくない場所でした。テント数に比べて平らな場所が少ないのと、ごつごつした石は寝る時も申事ながら、テントの素材を摩耗・消耗させるので、グラウンドシートは必要ですね。時折吹く強い風は、遠くで「ゴオオオ」と音がして暫くすると、まるでテントを誰かが揺らしているのでは?と思う程の力が有ります。睡眠も妨げられるのは自然の中にいる事を実感します。
寒さは半端でなくこの時期は‐10℃までOKなシラフが欲しいですね。もしくはシラフカバーと着ぐるみで寒さをカバーします。
でも朝起きた時にタオルがカチカチに、水筒の水は少し凍るなど、冬を先取りしたテント泊となりました。これで降雪が30僂睛れば雪中テン幕となりますね。
次の日の朝は澄み渡る快晴、本当は少し雲が有る方が綺麗なモルゲンロートや写真に変化が出て楽しいのですが・・・・
ヒュッテのデッキで生ビールを楽しみにしていましたが、特性おでんと共に来年の楽しみとしました。が、やはり寒くても生は飲みたくなったので、レトルトおでんをおつまみに確り頂きました。(>_<)
今回のテン場は850張との事で、昨年の1,200張より少ないのですが、トイレや売店は大賑わいで大盛況でした。
2日目はパノラマコース、積雪が心配でしたがさほど凍る所もなく無難に歩けましたが、交通量が多く途中何度か渋滞が発生しました。以前通った時は平坦のイメージしかなかったのですが、意外とアップダウンが有り楽しかったです。そして好天にも恵まれ「パノラマ」に負けない素晴らしいビュアーを堪能しました。
特に「屏風の耳」は通り過ぎず是非お寄りす事をお薦めいたします。穏やかな日ならお昼を頂くのも大変良いでしょう。
しかし徳沢への下るパノラマコースは、下っている割には登りよりきつい感じを受けました。岩場を下る際にしゃごむ動作が堪えますね。
そんなこんなでも何故か徳沢につくと疲れが吹っ飛ぶの何故なのか?不思議です。
ここのテン場は結構評判なのですが、実際幕営して納得しました。土地が平らで寝心地抜群、雰囲気も申事ながら水が美味しくトイレ・売店も使い勝手が宜しい。徳沢園・徳沢ロッジともに公衆電話(緑)が有り、徳沢ロッジでは16:30〜20:00まで外湯(お風呂)として利用が出来るのは嬉しいですね。
直火でなければ焚火が可能で、キャンプの魅力が更に増します。そして何より多くの山仲間との交流が出来た事は何よりの収穫で思い出となりました。
私はあいにく連休全滅で仕事になってしまいましたが
で槍を楽しませて貰えました
それにしても夜中はかなり冷え込んだのでは?
見ていて寒くなってくるような
今年のGWの時よりも寒そうな印象でした
皆さん宴会も楽しまれていたようで
来年は参加したいと思います
kinta兄さん、こんばんわ。
涸沢は曇り空でちょっとざんねんでしたが、
やっぱり素晴らしい景観ですね。
私も以前小吹雪の中行ったことがありますが
今回は非常に寒かった様ですね。
冬に備えて脂肪を貯えないと!と思った次第です
かな〜り重たい荷物で、お疲れ様でした。
兄さん、こんばんは。
やはり素晴らしいですね。
自分が行ったような臨場感で楽しませて頂きました。
個人的には密かに兄さんの天泊二泊での自炊にも興味ありました。
何れもガッツリ系、力みなぎる山めしの王道に感心しました。
それとサク姉さんのコメントが良くわからないのですが、涸沢の天気は申し分ないのでは?
確かに初日の天気は良くなかったようですけど、到着時の午後は晴れの日でもガスが出る事の方が多いですよね。
いや〜、兄さん、今回も楽しかったですね。
またご一緒しましょう
nyoroさんコンバンワです。
涸沢の夜は本当に寒かったですね、でも人の熱気は凄かったです。ここが歩いて6時間かかる山の中とは思えません。が、一日居ても飽きが来ないですね。何時かは腰を据えた山写真を取りたいモノです。
姉さんお疲れ様でした。多分大きなザックを背負った姉さんの姿を見たのは初めてだと思います。
重い荷物も何だかあっという間に歩いちゃいました、ちょっと腰が怠くなりましたが、意外と元気でした。以前から不思議なのですが、上高地に来ると不思議に元気が出ます。
13B兄さんもお疲れ様でした。
もっと明るい時からご一緒出来たら嬉しかったですが、何せ好天気で撮影が予定以上に長引きました。テント泊&宴会(集い)は良いですね〜。また機会が有れば宜しくお願い致します。
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