暴風雨で初めての撤退(鳥海山)
- GPS
- 15:36
- 距離
- 61.9km
- 登り
- 1,041m
- 下り
- 2,024m
コースタイム
8:10 賽の河原
9:00頃 御浜小屋
9:15 撤退決定
10:03 鉾立
天候 | 雨、ガス、ヒョウ、暴風雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
御浜小屋先までしか行かなかったが、そこまでは整備された道で危険箇所なし。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック 1 サロモンXA20
非常用ツエルト 1 Fine Track
雨具上下 1 モンベルGTX
ハイドレーション 1 2.0L
ナルゲンボトル 1 0.4L
ペット飲料 1 0.5L
ヘッドランプ 1
手持懐中電灯 1
救急キット 1
朝食 1
行動食 1
ドライレイヤー 1 着用
ベースレイヤー 1 着用
ソフトシェル 1
携帯電話 1
カメラ 1
手袋 1
ダウンジャケット 1
靴下 1 着用
トレランシューズ 1 着用
コンプレッションタイツ 1 着用
替下着 1
地図 1
GPS 1
|
---|
感想
初めて目的の山に登る途中で撤退した。
当初は4:30にスタートして昼過ぎには戻って
のんびり温泉でも浸かろうと考えていた。
どうも天候が悪そうなので、出発を5:30に遅らせた。
秋田県側の鉾立の登山口にその時間に到着したが、
ガスで視界が効かない。登山口がどこかも判然としない。
風が強く、車の中でも揺れを感じるほどである。
自分より前に駐車場に着いていたパーティーは
出発準備はしたものの結局車に乗り込み帰って行った。
次々に車は駐車場へ入ってくるが、半分はそのまま帰っていく。
さてどうしたものか。周囲を見ると3組が出発したようだ。
まあ装備も十分だし、とりあえず最後尾から7:30に出発。
さくさく歩いていたら20分もたたないうちに
先頭に出てしまった。先頭だと思われるパーティーに
「皆さんより前に出た方いないですね。」と確認した。
自分が先頭に出たら慎重にならざるを得ない。
ガスはひどいが道は整備されていて迷うことはない。
そのうち雨がひどくなってきたので雨具上下を着込む。
紅葉の撮影にきたのに、それどころではない。
修行のような登りである。
まあこんな日もあるさということで、登り続け
御浜小屋を過ぎた。稜線に出たら一気に風が強くなった。
ピッケルなどないので岩につかまり耐風姿勢をとる。
とても歩ける風ではない。そのうちどんどん気温が下がり
ヒョウが降ってきた。雨具の上からでもピシピシと痛い。
これはこのまま進んでも楽しくないな、と小屋へ戻り始めたら、
風が弱まり、なんとなく進めそうに。
やっぱり行くかとまた頂上を目指す。
ところがさらに強い風と横殴りの雨。
行きつ戻りつを3回くらい繰り返した。
さてどうしたものか。今回の秋田遠征は
翌日のサッカーの試合がメイン。登山はオマケである。
今日体力使い果たして翌日の試合でチームメイトに
迷惑かけるのもなんだし、この天候で修行のような登山を
続けても楽しくない。撤退決定。
下山を開始してしばらくするとスタートして
一番後ろで抜いたソロの女性と次に抜いた男性が
一緒に登ってきた。稜線の様子を話すと、
しばらく考えていたが二人とも撤退を決め、
なんとなく下まで3人一緒に下ることになった。
ソロの女性は停車位置が隣だったので、
一緒に登山口の小屋で濡れた衣類を乾かして休憩し、
早めの昼食を食べながら、しばし山談義に花が咲いた。
別れ際に、「なんか撤退につき合わせたみたいで
申し訳なかったですね」と言ったら、「いいのよ。
あの天気じゃ登っても楽しくなかっただろうし、
一度登ったことあるから。」と。少し心が軽くなった。
自分は客観的に情報を伝えただけで、
登るのはやめたほうが良いとか、逆に登っても大丈夫ですよ
というような主観的なことは一切言わなかった。
撤退の判断はシンプルな方が良い。楽しくなければ即撤退。
たぶん酷いことにはならない。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する