地蔵岳 《九州百名山》
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- GPS
- 03:14
- 距離
- 5.3km
- 登り
- 852m
- 下り
- 848m
コースタイム
天候 | 曇り一時雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山頂に到るまで急登が続く、正規の登山口は尾八重川左岸の林道傍らにあり尾八重川を渡渉して取付く、標高600m〜700mは倒木多く迂回を強いられる |
その他周辺情報 | 西都市「妻湯」(入浴料900円) |
写真
感想
前日、尾八重(おはえ)林道で峰を越えて尾八重集落へ入った。山麓にへばりつく様に広がった奥地の集落で尾八重神社に参拝に立ち寄ると隣の尾八重小学校は廃校になって久しいようだった。尾八重大橋の袂に車を止めひと夜を過ごした。大規模な土砂崩れの跡か斜面がコンクリートで固められているが落石が心配だった。明るくなり出した6:05に歩き出したが樹林帯の中は未だ夜でヘッドライトを点けて進んだ。本来の登山道は橋の上流を渡渉しているようで合流すると傾斜がキツクなり、山頂まで殆ど急登が続いた。最初は植林帯で登山道にはロープが張られ作業道と間違うことはない。一時パラつき雨具を着ようかと思ったが直ぐに止んだので問題はなかった。
砂防壁の上に出ると展望が良く対岸の尾八重集落が望め、棚田もあり長閑ながらも厳しい過疎集落の生活が察せられた。昨日立ち寄った尾八重小学校跡の一際大きい体育館の跡が良く分かった。標高600mから700mの間は倒木が酷く登山道に被さり歩き難い。標高765mまで上がるとそれまでなかった合目表示が現れ、いきなり「5合目」となった。その後8合目までは確認できたがそれ以外は見逃したのか元々なかったのか・・・
6合目(828m)は「高野槇の肩」と表示があり、尾八重林道から見るとピーク性があるように見える。地形図からは読み取れないが一寸した平地もあり、「打越分岐」(941m)は、名前からして南北に延びる稜線の西側の打越集落と推測され、林道終点のような感じがしたので行って見ると林道はなく広い凹地だった。果たして登山道があるのかどうか。地蔵岳の稜線に達したが岩壁が立ちはだかり東側を巻くように進み稜線に達した。8合目(979m)はこの巻き道の途中にあった。「山頂まで10分」、「山頂まで5分」の表示に元気づけられて地蔵岳(1,089m)山頂に達した。山頂からの展望はなく、「展望台→」の表示に従って西に50mほど行くと「展望台」の標識が掲げられていたが全く展望はなかった。近くに西都山岳会による「オサレ・空野(そらんの)方面→」の標識があり、夫々地蔵岳の北に位置する山の名前だ。縦走路があると云うことに意を強くしてP1086まで足を延ばしてみることにした。踏み跡があり鞍部から登り返すと痩尾根で1箇所開けた所があり尾鈴山(1,405m)や尾八重の山々が望めた。
P1086の直下に到ると急登斜面でロープも備えられていた。這い上がると「←西都山岳会→」の標識があるだけで期待した山名はなかった。特徴的な山容で名前のないのが惜しく、仮に「地蔵岳北峰」としておいた。来た道を引き返し地蔵岳に戻ると40分のアルバイトだった。下山に掛かると天気が回復し晴れ間も出て来た。もうすぐ登山口と云う所で右手に川音が聞こえてきて、来るときには川などなかったと焦ったが、分岐を見逃し尾八重川を渡渉する元々の登山道に出たようで渡渉して対岸の林道に這い上がった。尾八重大橋を渡って駐車地点に戻り略ピストンの登山を終えた。
西都市へ続く国道219号線に出るには尾八重林道を19卅りらなければならない。高度を上げてくると対岸に鎮座した地蔵岳が素晴らしく北峰まで見通すことができた。西都市の妻湯に立ち寄り汗を流した。入浴料900円で最近できたばかりの災害支援施設で広くてよい施設だった。日向市でレンタカーを返し日豊線の特急で帰路に着いた。
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