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Yamareco

記録ID: 3658378
全員に公開
ハイキング
甲信越

360度展望の八石山(中八石) 婆石↑なたが池↓

2021年10月23日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
02:48
距離
6.5km
登り
416m
下り
417m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:30
休憩
0:18
合計
2:48
11:26
41
ステーキハウス八石さん下の駐車場
12:07
12:07
17
婆石
12:24
12:26
14
主尾根分岐(旧婆石展望台)
13:06
13:08
10
主尾根分岐(旧婆石展望台)
13:18
13:20
11
13:31
13:31
43
林道出合
14:14
ステーキハウス八石さん下の駐車場
天候 14度くらい,風なし。前夜の荒れた天気のあとの曇り空で,ときおりパラパラきましたが雨雲本体の通過はありませんでした。東の守門岳〜越後山地は終始雨雲の中でした。
過去天気図(気象庁) 2021年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
「ステーキハウス八石」さんの敷地に入る直前の道脇に,「第1駐車場」「第2駐車場」と書かれた広いスペースがあり,駐車はそこを利用しました。(今日は私だけでした) そこまでは普通の舗装道路です。その先の林道はきれいで,全線通れて石川峠まで抜けられますが,手前1/4は砂利で,基本はすれ違いできません。草刈りはされないので草でボディが盛大にこすれます。
コース状況/
危険箇所等
・今日歩いた道は,舗装林道を除いて「越後カントリートレイル」の「63km常設コース」の一部です。道の維持に尽力されている関係者の皆様に感謝いたします。
・ものすごくよく整備され,全セクションで幅2mの刈り払い済,道標完備,急な斜面には必ずステップ切りか階段設置がなされ,補助ロープがつけられています。危険個所はありませんが,滑る粘土の道が多いので転倒ご注意です。婆石の前後は,6,7か所にロープのある,けっこう長い急登になります。
・地理院地図上の「姥石」は,現地では正しくは「婆石(ばばいし)」でした。
・主尾根も支尾根も,地形図で予想するよりずっとやせていますので,積雪があるときのルートは難しいかもです。
「ステーキハウス八石」さんの裏の登山口前の古い案内図。婆石コースの主尾根分岐に展望ヤグラが描いてあることと,山頂から東に張り出した小ピークに「枡形山」の名前が宛てられていることが目を引きます。※山頂から東へ離山集落に下る道は今は廃道です。
2021年10月23日 11:32撮影 by  CX3 , RICOH
2
10/23 11:32
「ステーキハウス八石」さんの裏の登山口前の古い案内図。婆石コースの主尾根分岐に展望ヤグラが描いてあることと,山頂から東に張り出した小ピークに「枡形山」の名前が宛てられていることが目を引きます。※山頂から東へ離山集落に下る道は今は廃道です。
その隣の登山口,かわいいゲートをくぐります。すぐに滑りやすい道が始まります(ここで転んだのは私ですw)。
2021年10月23日 11:32撮影 by  CX3 , RICOH
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10/23 11:32
その隣の登山口,かわいいゲートをくぐります。すぐに滑りやすい道が始まります(ここで転んだのは私ですw)。
入口付近のブナ林は実にきれい。
2021年10月23日 11:35撮影 by  CX3 , RICOH
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10/23 11:35
入口付近のブナ林は実にきれい。
すこし急登を過ぎ,婆石のあたり,気持ちのいい尾根です。
2021年10月23日 12:04撮影 by  CX3 , RICOH
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10/23 12:04
すこし急登を過ぎ,婆石のあたり,気持ちのいい尾根です。
婆石(左奥)は,「石」というより「岩」というのに近いです。※なおここだけ,地元表記が「姥石」になっています。
2021年10月23日 12:05撮影 by  CX3 , RICOH
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10/23 12:05
婆石(左奥)は,「石」というより「岩」というのに近いです。※なおここだけ,地元表記が「姥石」になっています。
婆石をすぎると急登が本格化し,意外と長く続きます。粘土質の土と落ち葉で滑りやすいです。
2021年10月23日 12:07撮影 by  CX3 , RICOH
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10/23 12:07
婆石をすぎると急登が本格化し,意外と長く続きます。粘土質の土と落ち葉で滑りやすいです。
主尾根に到着。ここを「婆石展望台」と呼ぶらしいですが,今は木が茂って展望はあまりありません。ここを右へ進みます。(帰りは左へ)
2021年10月23日 12:24撮影 by  CX3 , RICOH
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10/23 12:24
主尾根に到着。ここを「婆石展望台」と呼ぶらしいですが,今は木が茂って展望はあまりありません。ここを右へ進みます。(帰りは左へ)
分岐をすぎるとすぐにひらべったい山頂が見えてきます。
2021年10月23日 12:27撮影 by  CX3 , RICOH
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10/23 12:27
分岐をすぎるとすぐにひらべったい山頂が見えてきます。
主尾根はたいへんきれいな尾根道です。思ったよりは遠く,多少の起伏あり。
2021年10月23日 12:29撮影 by  CX3 , RICOH
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10/23 12:29
主尾根はたいへんきれいな尾根道です。思ったよりは遠く,多少の起伏あり。
山頂です。周囲に木はなく360度の展望です。ここまで展望の良い里山はあまりないかも。今日は残念ながら東の越後山地側が濃い雨雲の中でした。
2021年10月23日 12:41撮影 by  CX3 , RICOH
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10/23 12:41
山頂です。周囲に木はなく360度の展望です。ここまで展望の良い里山はあまりないかも。今日は残念ながら東の越後山地側が濃い雨雲の中でした。
北の眺め。陽の当たった東電鉄塔(399ピーク)の向こうに弥彦山・国上山。
2021年10月23日 12:51撮影 by  CX3 , RICOH
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10/23 12:51
北の眺め。陽の当たった東電鉄塔(399ピーク)の向こうに弥彦山・国上山。
その左は,久之木峠のコルをはさんで南条八石山の山頂,その向こうに日本海。
2021年10月23日 12:48撮影 by  CX3 , RICOH
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10/23 12:48
その左は,久之木峠のコルをはさんで南条八石山の山頂,その向こうに日本海。
南条八石山山頂の小屋も見えますが,人影はありませんでした。
2021年10月23日 12:51撮影 by  CX3 , RICOH
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10/23 12:51
南条八石山山頂の小屋も見えますが,人影はありませんでした。
さらに左は柏崎の街と日本海。
2021年10月23日 12:42撮影 by  CX3 , RICOH
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10/23 12:42
さらに左は柏崎の街と日本海。
西に米山さん。山頂は芝地でよく手入れされ,ベンチや山座同定板などきれいに整備されています。ありがとうございます。
2021年10月23日 12:42撮影 by  CX3 , RICOH
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10/23 12:42
西に米山さん。山頂は芝地でよく手入れされ,ベンチや山座同定板などきれいに整備されています。ありがとうございます。
その左に尾神岳,黒姫山(刈羽)。手前の三つコブピークがこれから戻る婆石分岐と,その右に上八石山です。
2021年10月23日 12:49撮影 by  CX3 , RICOH
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10/23 12:49
その左に尾神岳,黒姫山(刈羽)。手前の三つコブピークがこれから戻る婆石分岐と,その右に上八石山です。
黒姫山(刈羽)にちょうど光が。左端に鯖石川。
2021年10月23日 12:43撮影 by  CX3 , RICOH
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10/23 12:43
黒姫山(刈羽)にちょうど光が。左端に鯖石川。
反射板跡の記念碑(平成13年に撤去されたそうです)と,「鈍三郎集落」と「山横澤村(現八王子集落)」の沿革を刻んだ碑(裏にも長文)。拝読すると故郷を愛する思いが切々と伝わって泣けてきます。
2021年10月23日 12:45撮影 by  CX3 , RICOH
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10/23 12:45
反射板跡の記念碑(平成13年に撤去されたそうです)と,「鈍三郎集落」と「山横澤村(現八王子集落)」の沿革を刻んだ碑(裏にも長文)。拝読すると故郷を愛する思いが切々と伝わって泣けてきます。
八石山域に「枡形」という地名が残っていることと,中世の城郭の存在を結んで論じた郷土史考。枡形は城郭用語なのだそうです。消えて読めない箇所が惜しいです。
2021年10月23日 12:44撮影 by  CX3 , RICOH
4
10/23 12:44
八石山域に「枡形」という地名が残っていることと,中世の城郭の存在を結んで論じた郷土史考。枡形は城郭用語なのだそうです。消えて読めない箇所が惜しいです。
その「枡形」が小字名に残っていることを誇らかに示す山頂の地番表示。後ろに山座同定版と遠景に黒姫山。八石山がいかに愛されているかを胸に刻んで,下山します。
2021年10月23日 12:50撮影 by  CX3 , RICOH
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10/23 12:50
その「枡形」が小字名に残っていることを誇らかに示す山頂の地番表示。後ろに山座同定版と遠景に黒姫山。八石山がいかに愛されているかを胸に刻んで,下山します。
今日はこの写真の前後10秒間だけ,山道で陽が射しました。
2021年10月23日 12:54撮影 by  CX3 , RICOH
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10/23 12:54
今日はこの写真の前後10秒間だけ,山道で陽が射しました。
西の不動滝から登ってくる登山道(石川登山口と表示)も健在のようです。
2021年10月23日 13:10撮影 by  CX3 , RICOH
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10/23 13:10
西の不動滝から登ってくる登山道(石川登山口と表示)も健在のようです。
「なたが池」を見下ろす小園地の入口。
2021年10月23日 13:21撮影 by  CX3 , RICOH
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10/23 13:21
「なたが池」を見下ろす小園地の入口。
池の説明板,左の三つの小さな碑は,手前から天照皇大神,國常立大(神),豊受毘(売大神)でした。( )内は地中に埋まった部分の類推です。

2021年10月23日 13:22撮影 by  CX3 , RICOH
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10/23 13:22
池の説明板,左の三つの小さな碑は,手前から天照皇大神,國常立大(神),豊受毘(売大神)でした。( )内は地中に埋まった部分の類推です。

このルートはゆるゆる下って,林道と合流します。
2021年10月23日 13:31撮影 by  CX3 , RICOH
2
10/23 13:31
このルートはゆるゆる下って,林道と合流します。
舗装された林道の一段上の作業道から登山道が分かれるので,下から来るとちょっとわかりにくいかもです。
2021年10月23日 13:32撮影 by  CX3 , RICOH
2
10/23 13:32
舗装された林道の一段上の作業道から登山道が分かれるので,下から来るとちょっとわかりにくいかもです。
林道から見上げた婆石。けっこういかついです。
2021年10月23日 13:49撮影 by  CX3 , RICOH
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10/23 13:49
林道から見上げた婆石。けっこういかついです。
林道に割と最近設置されたらしい(去年はなかったような...)婆石伝説の説明版。右の矢印板がとてもいいです。拝読すると,お弥彦様まで巻き込んで,意外とスケールの大きい話でした。最後のほうが平安によくある仏法教化説話風なのが,話の起源の古さを感じさせます。
2021年10月23日 13:51撮影 by  CX3 , RICOH
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10/23 13:51
林道に割と最近設置されたらしい(去年はなかったような...)婆石伝説の説明版。右の矢印板がとてもいいです。拝読すると,お弥彦様まで巻き込んで,意外とスケールの大きい話でした。最後のほうが平安によくある仏法教化説話風なのが,話の起源の古さを感じさせます。
ところどころにあるハイキングコースの新しい案内板。
2021年10月23日 13:56撮影 by  CX3 , RICOH
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10/23 13:56
ところどころにあるハイキングコースの新しい案内板。
またきれいなブナ林を通過して戻ります。
2021年10月23日 14:05撮影 by  CX3 , RICOH
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10/23 14:05
またきれいなブナ林を通過して戻ります。
ステーキハウス八石さんが見えてきて終了。山頂も含め,今日は誰にも会いませんでした。
2021年10月23日 14:08撮影 by  CX3 , RICOH
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10/23 14:08
ステーキハウス八石さんが見えてきて終了。山頂も含め,今日は誰にも会いませんでした。
ものすごくたくさん落ちているブナの実の殻斗。豊かです。
2
ものすごくたくさん落ちているブナの実の殻斗。豊かです。
山頂付近にたくさん落ちている小さい赤い実は,
2
山頂付近にたくさん落ちている小さい赤い実は,
アオハダの実のようです。
2
アオハダの実のようです。
尾根沿いに,オオイワウチワの葉がたくさんありました。春が楽しみ。
2
尾根沿いに,オオイワウチワの葉がたくさんありました。春が楽しみ。
色づきはまだほんの少しです。
3
色づきはまだほんの少しです。
かさかさする音が秋の,ホオノキの落ち葉道。
2
かさかさする音が秋の,ホオノキの落ち葉道。
撮影機器:

感想

地理院地図上で「八石山」の表示のあるピーク(中八石,小国八石,男八石などの異名あり)には,数十年前に一度登りました。山頂の反射板が撤去されるよりだいぶ前です。その時は西の屏風滝の手前から草だらけの心もとないトラバース道に入り,踏み跡を追いながら久之木峠を経て山頂に至りました。やはり秋で,曇った天候不順の日でした。ご一緒していただいた方々はおそらくすでに鬼籍に入られたでしょう。今日再び登ってみて,山頂の記憶がきわめてかすかに戻ってきました。思い入れのある山です。

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