皇海山(銀山平〜庚申山〜鋸山〜皇海山〜六林班峠)
- GPS
- 10:34
- 距離
- 28.2km
- 登り
- 2,463m
- 下り
- 2,461m
コースタイム
- 山行
- 9:32
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 10:33
天候 | 晴れ→ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※かじか荘から先のゲート手前に10台ほど止められる駐車スペース、 さらにゲート直前に2〜3台ほど止められるスペースもありました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 一の鳥居の横にあり。 かなり古いものなので運用されているかどうかは分かりませんが…。 【コース状況】 ●かじか荘駐車場〜一の鳥居 かじか荘から先に進むと左手に駐車スペースが現れすぐに車止めのゲートがあります。 ここから舗装された林道となり、坑夫滝の付近から林道は未舗装の砂利道となります。 小一時間で一の鳥居に到着。この時季、林道は落ち葉で埋まっていました。 ●一の鳥居〜庚申山荘 一の鳥居を潜って石段を過ぎると水ノ面沢に沿って付けられた登山道歩きとなります。 鏡岩・夫婦蛙岩・仁王門と呼ばれる巨岩を通り抜けると庚申山荘と お山巡りコースとの分岐が現れ、ここから庚申山荘まではすぐです。 鏡岩付近までは抉れた登山道となり、けっこう水が出ていて、 水たまりが落ち葉で隠されていたりします。帰りに足首までドボンしてしまいました。 ヘッデン頼りで進んでいたため、この区間で2度ほどルートミス。 1回目のミスは一の鳥居を過ぎたすぐに庚申七滝の方に進んでしまいました。 崖をトラバースしていくのですが、踏み跡がどんどん薄くなり、 一般登山道にしてはあまりにも危険でおかしいと感じ引き返しました。 次のミスは鏡岩の手前。 抉れた道沿いに登山道が付いているのですが、 西側の疎らな樹林帯の中をしばらく進んでしまいました。 ●庚申山荘〜庚申山 庚申山荘を過ぎてから登山道は斜度を上げ、崖に沿って登っていきます。 途中岩壁を抉ったような箇所や崩れやすい箇所を通り、 一の門の手前付近からハシゴが現れます。 一の門を潜るとお山巡りからのルートと合流。庚申山方面に進みます。 引き続き、岩場や崩壊気味のルートを進むと登山道はなだらかになり、 しばらく進むと庚申山に到着。 頂上標からちょっと先に視界が開ける場所があり、 鋸山、皇海山そして日光方面の山が見えます。 ●庚申山〜鋸山 庚申山からは鋸山までは鋸十一峰となり小刻みなアップダウンが続きます。 途中、薮漕ぎまではいかないものの笹を掻き分けながら進んでいくところもあります。 ルートを見失いやすい箇所もところどころありますが、 基本稜線通しに進めば問題ないかと思います。 白山から鋸山までが危険箇所となります。 白山と鋸山の鞍部までツルッとした岩場の下りとなり、置ける足場が限られているので、 クサリを使わないと降りるのは難しいと思われます。 また、鞍部からの登り返しは本来進行方向左手にクサリ場が続いていたのですが、 気付かず崩れやすい岩場を直登してしまいました。 途中で気付いたのですが、下って引き返すにはあまりにも 足場がボロボロの急斜面で危険だったため直登しました。 その後もクサリ、ハシゴなどのアップダウンを繰り返すと鋸山山頂に到着です。 ●鋸山〜皇海山 鋸山から不動沢のコルに向かう山頂直下は急登となります。 トラロープがぶら下がっていますがここも足元が脆く注意が必要です。 その後沢沿いを下っていくのですが、濡れているのでこちらも要注意。 途中から正規ルートは沢の東側(進行方向右手)に付くのですが、 そのまま沢を下ってしまいました。踏み跡もあるので間違いやすい場所だと思います。 この沢の東側のルートを過ぎると安定した登山道となり不動沢のコルに到着。 ここからグッと人が増えます。 不動沢のコルから皇海山までも一部トラロープが付いた急登箇所もありますが、 よく踏まれているので歩きやすい道です。傾斜が緩くなってくると山頂はもうすぐ。 ●鋸山〜六林班峠 熊笹に覆われた登山道となります。 鋸山直下からしばらくはゆるいアップダウンを繰り返しますが、 六林班峠に近づくにつれて平坦になります。笹は背丈以上の箇所もあります。 ここも藪漕ぎとまではいきませんが、笹を掻き分けて進んでいく感じです。 この区間、笹で足元が見えないにも関わらず、頻繁に倒木があったり、 段差があったりするので、思ったよりもスピードを上げることができません。 幾度となく脛をぶつけました(涙) ●六林班峠〜庚申山荘 引き続き笹にが覆いかぶさった登山道となります。 六林班峠から庚申山荘までトラバースするように登山道が付いていて アップダウンはほとんどはありませんが、 引き続き笹足元が見えづらいので思わぬ段差などがあったり、 刈り払いされた笹の茎が滑りやすかったりします。 南側(進行方向右手)に数十メートル切れ落ちたところもあるので 転倒滑落には要注意です。 途中幾度となく沢を渡ります。 中には崩落した沢もありますがそんな場所にはトラロープが付いています。 この区間、同じような風景が幾度となく繰り返すせいか実際よりも長く感じました。 |
写真
感想
最近ユルい山行が続いていたので、久しぶりにしっかり歩きたい気分です。
新調したアプローチシューズがとても気に入ったため、
まだ雪が無い場所をロングで歩きたい。
ということで皇海山をクラシックルートで周回することにしました。
日も短くなっているので、林道は暗いうちに済ますよう5時前にかじか荘を出発。
しかし一の鳥居から鏡岩の間に2度もルートミスを犯してしまい、
かじか荘から庚申山荘まで2時間近くもかかってしまいました。
庚申山荘で朝食を、と思っていましたが時間節約のためそのまま庚申山に向かいます。
庚申山の山頂を過ぎるとようやく皇海山と鋸山そして日光方面の眺望が開けます。
しかし、予報よりも天気が冴えず、晴れたり曇ったりを繰り返しながら段々下り坂に。
白山までは難所もなく黙々と鋸十一峰を登り降りします。
白山を過ぎると本ルートの核心部となる崩れやすい崖のアップダウンとなります。
登山道を外してしまうも何とか崩れた崖を登り切り鋸山に到着。
かろうじて皇海山も見えます。
鋸山からの下りでもプチ道迷いをしてしまいますが、10時過ぎに皇海山へ。
ここまで1人の方としか遭いませんでしたが、さすがは百名山。
不動沢のコルからは、多くの人が行き交っていました。
山頂に到着し、本日初めて水分と食糧を補給。
青空とガスが交互にやってきますが、
元々眺望がない山なので視界が無くてもガックリしません。
昼近くになってもあまり気温が上がらず、
寒くなってきたので30分ほど休憩して下山開始です。
鋸山まで登り返し、六林班峠に向かいます。
ここから笹地帯。何より難儀したのが笹で塞がれた道に倒木が多いこと。
油断してると隠れた倒木で脛を打ちつけます。
ぶつけるたびに「イタっ!」と叫び声を出しながら進みました。
六林班峠から庚申山荘までは、
長い長いとウワサに聞いていましたが、ホントに長かったです。
平坦な笹のトラバース道→沢の手前で下る→沢を渡る→
トラバース道まで登り返す→平坦な笹のトラバース道…先頭に戻る。
と無限ループに入ります。
天下見晴との分岐の標識が現れたときはうれしかったですねぇ〜。
庚申山荘に戻ってひと休みして、
行きにルートミスしたところを確認しながら一の鳥居へ向かいます。
朝は見えませんでしたがこの辺り紅葉がキレイでした。
ブナの黄葉を愛でながら歩いていると突然ズボリと足首上まで水たまりにはまります。
大量に落ちた葉っぱで隠れていました。
行きも同じところを通っているので、
これを朝にやってたら、萎えて引き返してしまっていたかも知れません…。
林道まで出るとカエデの赤が目立ち始めます。
足元は濡れてキモチ悪いですが、ゆっくり撮影しながらかじか荘に到着。
12時間くらいかかるかなと考えていましたが、
ルートミスが3度ほどあったにもかかわらず10時間30分ほどで周回することができました。
久しぶりにたっぷり歩くことができ、「充実感あり」の山行でした。
こんばんは、danyamaさん!
今回はお一人だったんですネ
私も昨年5月に同じコースを歩いたのですが、2回目にもかかわらず一の鳥居の先でミスコースをして山中彷徨、鋸岳の下りなど3回もミスコースをしました
しかし鋸岳の右側のガケを登りましたか
結構距離があるでしょ
崩れそうだし
お疲れ様でした
hottenさん
こんばんは!
komemameは用事があり、今週はお休みでした。
やっぱりヘッデン頼りだとルートミスがあるのがコワいですよね。
でも今回はログを見ていただけば分かるように、
深い傷になる前に引き返すことができたのはよかったです。
記録拝見しました。
やっぱり一の鳥居を過ぎた辺りからは迷いやすいのですね。
自分だけじゃなくてホッとしました。
さらに鋸山からの下りでも同じルートミスでしたね。
でもさすがはhottenさん、
ルートミスにも関わらず、よくめげずに歩ききりましたね。
ボクだったら序盤であんなにロスしてしまったら
間違いなく心折れて引き返していたと思います。
鋸山への登りは、かなり崩れやすい急斜面だったので、
登ることはできても、もし行き詰まってしまったら
下れなかったと思います。ちょっと反省です。
コメントありがとうございます!
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