雪の塩見岳〜鳥倉より・・・さすがに怖かった・・・

- GPS
- 11:48
- 距離
- 23.7km
- 登り
- 2,303m
- 下り
- 2,292m
コースタイム
6:06 鳥倉登山口
8:18 三伏峠 8:36
9:30 本谷山
10:59 塩見小屋 11:16
12:06 撤退地点
12:42 塩見小屋 13:05
14:22 本谷山
15:20 三伏峠 15:32
16:48 鳥倉登山口
17:22 鳥倉ゲート
| 天候 | 晴れのち曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
三伏峠ちょっと下から道も凍っていて滑る。気を付ければ大丈夫。 塩見小屋手前から積雪あり。 塩見岳は積雪あり。雪、岩ミックス。危険だと思った。 |
| 予約できる山小屋 |
塩見小屋
|
写真
感想
あ〜怖かったぁ〜(笑)
今回、先週歩いた越百山、その前の北岳も見える山に行こうと思った。
実は1泊2日の槍ヶ岳を狙っていたが、日曜日の天候が思わしくない。稜線上は暴風で相当荒れそうなのでやめた(笑)
そんな中、9日土曜日の日帰りで色々考えた。2日間の予定が1日になったのでガッツリ歩きたかったし、歩いたことのない山を歩きたくて。
っで、前日、ふと山を眺めていたら南ア南部の山々がキレイに見えていた。真っ白だったけど(笑)悪沢、赤石は歩いてるし、塩見?!って事でチョイス♪
長いし、3000m級だし♪
真っ白だし、雪が着いているのは予想出来たので、雪山装備で♪ワクワクするなぁ〜♪
当日、鳥倉ゲート。
5:30位に到着。ちょっと出遅れだかな?と思ったけど、真っ暗な駐車場には2台しかいなかった。ササッと準備して歩き出す。他の人は行かないのかな?っと思いながら一番乗り♪
真っ暗な林道を歩いていると、鹿が5頭くらい飛び出してきて超〜ビビッた(笑)山手に走って上がっていって、仲間に危険を知らせたのか2〜3回鳴いた。
テクテク歩いて登山口。もう明るくなってる。ちょっと休んで行きます!
夏の悪沢、赤石で一度三伏峠までは歩いてる。その時は25kgの重装備だったが今回は15kg。軽い♪10kg軽いと違うねぇ〜(笑)足取りが軽い♪
高度があがってくると凍ってたりしてたけど、サクッと三伏峠♪
休憩してたら後発の一人が上がってきた。話をしたら同じ塩見だって♪短い休みで先行していった。ベテランな感じで屈強な体つき。でも軽装だった。
後を追う。歩き出してすぐ三伏山。塩見岳・・・遠いなぁ〜!(笑)
彼が本谷山手前辺りで休んでいた。また先行する。
その後ずっと先行。このルート長いし、高度200mくらいを登って下って登って・・・ひぃ〜!(笑)
途中の開けた所は景色が最高だった♪中ア、北ア、南ア北部など一望♪晴れ晴れでキレイだった〜♪それが救い(笑)
塩見に近づく。高度も上がって来て氷と雪の道になってきた。雪は堅く締まっていたのでずっとツボ足で来ていたがちょっと来すぎたかな?いい加減アイゼンを履く(笑)
氷の部分もあり、ツボ足で気を付けて歩いていた分時間が掛かってしまった。。。それでもまぁまぁの時間で塩見小屋♪一息入れる。
ピッケルを持ち、いざ!塩見岳へ。ド〜ン!と目の前にそびえてて迫力ある♪高まるぅ〜♪って超険しいじゃん!(笑)行けるかなぁ〜?っと不安もありつつ、行きたくてしょうが無い(笑)アタック開始♪
雪は堅くしまってアイゼンの効きがいい♪今年初アイゼン♪これまた高まるぅ〜(笑)ハァハァいいながら気持ちよく歩く。結構岩も出てるけど、雪もバッチリ着いてきた。
直下に取り付く。超ガクブル!(笑)天狗岩を巻いて進むがこれを越える時点で、超ガクブル(笑)急斜面のトラバース。上下にも岩を越えたりするので本当に怖かった。夏道も歩いてないので・・・。
天狗岩を越えて、山頂間近。出ている岩の黄色いマーキングを頼りにルートを選んで進む。右下にスパーンと切れているところをトラバース気味に進む・・・。ピッケルを効かして慎重に・・・もうすぐ・・・
『ズバッ!ズルッ!』わっ!
出した左足の下の雪がはがれた!右に切れた急斜面で右足と左手のピッケルのみ確保されてる状態に!はがれた雪が下にヒュ〜っと落ちてゆく・・・。
怖い!動けない。全身がすくんで動けない。ちょっとでも動いたら左手のピッケルもどうにかなりそうで・・・。しっかり効いてるんだけど、ビビッたぁ〜(笑)
左足で雪を踏み直す。グリップ。ほっ。
岩の上の浅い雪だったらしい。。。見た目じゃ分からなかった。。。
堅く締まってるからパカッっとはがれた。あ〜こわ(笑)基本に忠実にピッケルワークして良かったぁ〜。。。
しばらくジッとする。マジで震えた。腕も足もすくんで動けない。
ホントに『こわいぃぃぃ〜〜〜』って言っちゃった。落ちると思った。。。
深呼吸して落ち着く。先に進むか・・・はたまた撤退か・・・
降りるのも超ガクブル。。。どうするか。。。
ここでkokuzooさんのメッセージが頭をよぎった。
『無理しないで、気を付けて帰って来て下さいね』
普通、『気を付けて行ってきてください』っていうでしょ?だから印象的だったのかな(笑)
行く手もさらに険しい感じ。気合いを入れれば行けるかも。もうわずかで山頂。現状は大丈夫。。。
『撤退!』(笑)
先のリスクは分からない。現状は無事。無事に帰るにはここで撤退が正解と判断した。時間のプレッシャーもあったかも。無理してもしょうが無いし、自分のレベルではここが限界(笑)
降ります。降りるのも怖い。慎重に一歩一歩、時間を掛けて。天狗岩を越えてガクブルゾーンの取り付き辺りで後続の人が登ってきて話した。
『山頂、踏めました?』
『ダメっす(笑)ヤバかったんで引き返しました』私
彼は進むつもりだ。彼、6本爪のアイゼン、フリーハンド。すげーな。大丈夫かな。
でもレベル高そうな人だし。
俺は降ります(笑)何度も上を振り返りながら。
小屋に戻ってきて、改めて、はぁ〜〜〜〜〜怖かったぁ〜〜〜〜〜〜(笑)
見上げる。彼、大丈夫かなぁっと思いながら大休憩。
キレイな景色と安全地帯でほっとする♪うん、無事だ(笑)
さて、下山!帰るのも長い。。。三伏峠までは登ったり降りたりでキッツい(笑)
距離も長いので淡々と歩く。いろいろ思い起こし考えながら(笑)
『行けたかな?』
『いや、俺のレベルでは正解だ』
こんなやり取りを頭の中で何回もした(笑)
途中、開けた所で何度も塩見岳を振り返る。怖かったけど楽しかったな♪
本谷山から帰りの下りで左足首をグキリ!捻挫かな。。。これからビッコ。。。もう少しなのに。。。殆ど休憩をしないで歩いたのでちょっとしゃりバテ気味で体の動きが悪い。
三伏峠で大休憩♪はぁ〜疲れちゃったなぁ〜。左足首、何とかいけるな。
ここで補給♪おなか空いてるしバクバク食べちゃった(笑)コロッケパンも持ってたし♪
もう一踏ん張り!(笑)
それでも歩きやすいのでサクッと登山口♪明るいけどもう日は落ちちゃったな。林道をテクテク。色々思い出しながら(笑)暗くなってくる。『ガサッ!』また鹿が3頭くらい飛び出してきた(笑)
テクテク。
ゲートが見えた!鹿が一鳴き♪『ただいま♪』
ゲート。いやぁ〜無事に帰ってきた♪長かったぁ〜(笑)余韻に浸っていると、チリンチリン。彼が帰ってきた(笑)途中でも会わなかったし、大丈夫かと心配していたが、さすが。
「お疲れ様です!」
彼も山頂は踏めなかったらしい。やっぱいい判断だったな♪
色々話した。
いやぁ〜疲れた。怖かった。(笑)山頂には行けなかったけど、いい景色も見られたし、無事に下山できたので満足満足♪
あ〜楽しかった♪
momoG











こんにちは〜♪momoGさん(*^_^*)
レコ見ていて、ちょっとハラハラドキドキ
本当に無事に何よりでした・・お疲れさまです
私たち・・昨年11月に初冬の西穂に登った時に
山頂直下の岩に付いた雪がとても怖かったです
はじめは撤退しようかかと思いましたが、何とか登れるルートを見つて
山頂には立つ事はできましたが怖いなぁと感じました(>_<)
5月の小河内の時は、帰りにプチ滑落したりと・・
厳冬期のヤマも危険じゃない訳ではないのですが
ある意味、この時期や残雪期のヤマは危険を多く感じていた私たちは
以前はヤマには登らない時期だったのですが
今では『白いヤマを眺めたいなぁ〜』と思って歩いたりはしていますが
やはり、この時期のヤマの危険も多くある事を
自分の体験からと、今回のmomoGさんのレコを見させてもらい
改めて思い直す事ができました
まっ!そうは言っても、またそんなヤマに出かけちゃうかもしれませんが
十分に気を付けないとですネ
山頂まで行けなかったのは残念だったかもしれませんが
この日、これだけのキレイな景色が見れた事はとても良かったですネ
それよりも何よりも、無事にヤマを下りてこそ・・ですネ
塩見小屋で『帰りたくないヨ〜』とダダこねるぐらいで
ちょうどヨカッタんじゃないかなぁと思います
そうだ!出発前にお気に入りの『ふ』
を食べなかったからじゃないかなぁ
足・・捻挫してしまったようですが大丈夫ですか
でも、いつもよりはユックリだったかもしれないけど
ササササ〜
でも、何だかうちにも足痛いって言ってる似たような感じの人がいるみたいです
また詳しくは・・レコの方で〜
ロングでの日帰り塩見☆お疲れさまでした
お疲れ様でした!無事に下山、良かったぁ
山頂は踏めなかったけど、キレイな景色も楽しめたみたいだし
8日に頂いたワタシの脚のケガお見舞いメールには「明日は塩見行ってきます」の登山届け
momoGさんが楽しみにしていた雪山シーズン始まりだけど、塩見。・・※*
一旦「気をつけて行ってきて下さい」と書いてから「うーーん??」
大丈夫だと思うけど・・でもこんな時
ヤマ友に対して言う言葉は「帰ってきて下さいね」かな?
それは、山頂を踏む事より、大事なコト
よくその言葉の差を読んでくれました!さすがmomoGさん
捻挫、左足なんですか?
なんか・・ワタシも左足首靭帯断裂・・つまり捻挫(まさかkchan!相方さんも左足とか!?)
脅かしときますが、軽い捻挫!歩けるし♪と医者に行かずに放置すると
捻挫クセが付きますヨ〜
度々「グキッ」ってコケるようになるし、ヤバイ捻り方をすると重篤な捻挫をしやすくなるので
仕事も忙しいと思いますが、ちゃんとお医者さんに行って下さいね〜
ワタシも口の悪い医者とバトル
ヤマは逃げないもんね
(この時期の今年のヤマは戻らんけど・・
ども♪
kchanさん、こんばんは♪
ビビッた(笑)
結構ガクブルは好きで大丈夫な方なんだけど、一回ヒヤッとすると・・・ね
でも、『ふ』を食べておけばイヤッホ〜♪とかいって行っちゃったかも
冗談はさておき
もうちょっと訓練してレベルアップしてからですね♪
無事が何より♪って事で♪
全体的には久しぶりのGLで結構歩けたので満足してます♪
景色は良かったし・・・でも向こう側の富士山は見たかった・・・でも晴れてキレイだったし・・・なんてレコ書きながら今でも思っちゃいます(笑)
足、湿布貼ったらだいぶ良くなりました
そっちにも似たような感じの人がいるんですか?!
レコ楽しみにしてますよ〜
ども♪
kokuzooさん!こんばんは!
いや〜今回は助けられました♪
すぐ伝わりましたよ
もう小屋で塩見岳を見上げた時点で撤退は仕方ないと割り切れてました。でも行っちゃうと楽しくって・・・
踏み外した時は、本当にもらったお言葉が頭に浮かびました。そして、『ここまでだな』ってすぐ思えました。あの言葉が有るのと無いのとでは大違いです。感謝です♪
帰り、『行けたか』『良かったか』と私もまた未練がましく(笑)自問自答してました(笑)
全体的には景色も良くて楽しかったんですけどね
足?!脅かされちゃってます!明日、病院行ってきます
今度
いつも明るいmomoGさんに癒されつつ、参考にレコ読まさせていただいてます。影響を受けて、秋の山歩きは赤いウェアを着て歩いてました。
今回momoGさんの撤退の教訓、kokuzooさんの言葉を今後参考にさせていただいて死なないようにお山歩きしていきます。
足、そんなに重症じゃないようですがいたわってあげてくださいね。
あと、この場を借りて。kokuzooさんの怪我も心配してましたが様子がわかりました。少しの休息後にまたお二人のお山歩きを楽しく読まさせていただきます。
いつも、いつもありがとうございます!
ども!
gowestさん!初めまして!
レコ、いつも見に来て頂いてありがとうございます!
ちょっとふざけた感じでお恥ずかしいですが
でも、ベースの部分は真面目にやってるつもりです。。。幸いにも近いところに山の精鋭、強者、猛者達がいるので教えを請いながら精進しているところです
赤いの着ちゃったんですか(笑)変な影響は受けないでくださいね
足、ご心配して頂いて・・・。軽い捻挫でした。それでもしばらくはお休みかな?多分(笑)
今回はこんな感じになっちました
でも道中は相変わらず楽しんじゃってたんで良しです♪
参考になるか分かりませんが
今後ともヨロシクお願いします
同じ日に地蔵尾根や仙丈ヶ岳から塩見岳を眺めていましたが、真っ白でイイ感じでしたが、厳しかったですか
たしかに山頂直下は急峻だし、中途半端な雪が付いていると登り難いかも知れませんネ
展望は素晴らしかったですネ
特に中アはクッキリでした、、、
お疲れ様でした
ども!hottenさん!初めまして!
いつも見に来て頂いてありがとうございます!
レコを見ていて地蔵尾根から仙丈に上がるなんてスゴイですね
塩見からも仙丈を眺めていましたよ
いやぁ〜山頂直下は厳しかったですね、私には
なんちゃって、ビビッちゃっただけかも(笑)
景色は最高でしたね
こんなふざけた感じですが、これからもヨロシクお願いします!
山の精鋭、強者、猛者達・・・momoGさんもすごいです!シオジ越百、日帰り塩見とか、赤石へ続く河原歩きとか、いつか自分もしてみたいことを明るく楽しく朗らかにされてるのがすごいな〜と思ってます。
あと、元々オレンジのパンツ持っていたのですが、影響を受けてそのパンツに黒いロンT+赤いTシャツ着たら、気に入って近頃同じカッコ。
また足が治ったら、楽しいレコ読ませてください!宜しくお願いします!
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