風穴山ー風穴
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- GPS
- 09:20
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 913m
- 下り
- 913m
コースタイム
- 山行
- 7:57
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 9:04
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
フツーの人では歩けません。マネしないでください。 |
写真
感想
今回から新しいテーマをはじめた。飯田の笠松山ー高鳥屋山はどこからつながっているか。摺古木山から飯田峠・・・・東は三ツ山ー二ツ山につながる長大な尾根だ。途中の押の沢山あたりは激ヤブの記録がいくつか見られる。風穴山〜飯田峠の間は3つくらい記録を見たのみでつなげた記録は無い。そして途中に語源となった風穴がある。そのヤブ尾根の第1回目。
《林道〜風穴山》
どうせ下から帰ってくるのでゲートに駐車。この先の路面はけっこうな凸凹なのでワタシの普通車じゃちょっと嫌だな。出発直後振り返ると1台到着したが、お姿を見ることはなかった。
摺古木山登山道をすすみ途中から右折。小沢をはい上がったのち、ササ斜面をはいあがり風穴山2058mに到着。2度目だ。この辺のササは細くて歩きやすかった。今日はいつものカメラが数枚撮ったのちバッテリー切れで、この後はスマホで撮影したが、慣れないのでその都度手間取っていた。
《風穴山〜風穴》
今日はここからほぼ下り一辺倒だ。
ササ原からは恵那山方面の大展望。アザミ岳や兀岳など苦労したヤブ山が見える。いつもヤブの中にいるのであまり山々を見ることがないが、たまに見えるので良いのだ。今日もこのあと後半は全く遠望は無かった。
ササ斜面を強引に下ったり、ケモノ道を拾ったりして旧風穴山1972m。昔の地図ではここが風穴山だったそうだ。ここにも篤志家による山名標識がつけられていた。
尾根の下りでケモノ道が明瞭なトコロは良いが、ミチが乱れササで前方が見通せず不安になる。今日は迷わずスマホで位置確認をしていった。
と、ササが皆無の樹林になった。ツガやヒノキの林に大小の岩々。予想より早く風穴に着いたようだ。
戦前に蚕種を夏季に保存するのに利用していたという。いくらか歩き回って大小たくさんの穴を見たが、もっと「これぞ!」という穴があったのかはワカラン。陽射しはわずかに漏れてくる林であったが、ササは無いし落ち着く所なのでラーメン休憩。
(ここへのミチは西俣川かららしい。ワタシの経路は南北とも厳しいものなので、安易に目指さないでください)
《稜線の下降点まで》
風穴を見て満足したような気になったが、今日のヤブ尾根はまだ残り6割あるのだ。すぐにササ尾根に戻ったが、幸いなことにササが直立していてケモノ道も明瞭で歩きやすい(ヤブにしては)区間が続いた。それに周りの紅葉がスゴイ。それと青空。これがあるので、今日は頑張れた感じ。
さて赤テープが3つ続いて見られて、いよいよ里山が近く人の道があらわれるかと思ったら、そのあとが難儀。うっかり右に外したら、抜け出すのにスマホを頻回に見ながら、猛烈なササトラバースを続けて尾根に戻った。やがて予定していた下降点に到着。
《沢下りで下山》
沢に近いから選んだポイントだ。沢の下部には作業道がついているという記録を見ている。
はじめは笹の平原をすすみ、だんだん窪んで沢になっていき、石の段差に気をつけて下ると水を踏むようになった。足元にはササは無いが、両岸から猛烈にササが覆いかぶさっている。手でよけるとカラマツの落葉が舞う。ガマンの下りをつづけると水の流れに合流する。両岸ササなので流れの隅の方を歩くのがベストだが、流れを歩くには水量がやや多いな。でも歩くと意外とスパッツも効いて、靴の中まで水が入ることは無かった。これは良いやとじゃぶじゃぶ。そのうち、目印や作業道っぽいものも感じられるようになり、それを通ったり、また水の中を歩いたり。終盤は左岸の道をとおって黒川に到着。無事に川も渡り、林道に這い上がった。
なかなか充実したヤブ漕ぎだった。
今日は前半の大展望、中盤の紅葉に励まされた。ヤブの中では空などほとんど見えないのだが、青空も重要な要素だった。
稜線終盤で尾根を外して右往左往したり、下りのササ沢下り・・・苦労しましたが、結果的には無事クリアして、とても面白い山行となりました。
次ですか、あのポイントまでどうやって行くのか? 同じ経路を上る? イヤだなぁ。来年ほとぼり冷めてから考えヨ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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cloud氏から教えていただいてから、気になっていたところですよ♪
西俣から行ってみたいなぁと思っていましたが、あっちからはどれくらい「道の痕跡」があることやら…
新しいテーマを始められましたか…丁度大平に近いようですから、安平路〜奥念丈の繋ぎとか、安平路南尾根とか旧避難小屋とか期待して良いですかね?(・∀・)
藪漕ぎは晴れた日にするものですよね(昼夜問わず…)
11/6土曜夜に須原の奥の浦川林道でテン泊して、3時スタートするつもりがよもやの雨でした…(´・ω・`)
人跡稀な山域の濡れ藪漕ぎは御免被りたいので、即撤収して朝帰りでした…こちらは無駄な遠出でしたw
さっそくお読みいただきありがとうございます。
大展望とか紅葉などと甘っちょろいことを述べたので、お笑いになられたことと、恥ずかしい限りです。
浦川林道と言うと、高山→安平路稜線ですか、摺古木北尾根ですか? ちょっと長すぎますね。ワタシも地図で見たことあるけど、ワタシの守備範囲外の木曽谷なので・・・お任せいたしますヨ
安平路ー奥念丈はまたも翌年送りとなってしまった。 旧避難小屋はtori-atamaさんの記録を見たのでもうイイです。
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