美しき霧氷の峰 皇海山 〜初めてがイッパイ!〜
- GPS
- 02:07
- 距離
- 3.6km
- 登り
- 790m
- 下り
- 20m
コースタイム
※積雪・凍結状態としては比較的早いペースと捉えてください。
※上図は往路のみ
天候 | AMは曇り時々晴れ、昼頃は晴れ、PMは快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場にトイレあり。 林道には落石多数。小さな沢も渡る。 おおむね最低地上高200mm以上の車で行くことを推奨。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
注意!)栗原川林道側からは積雪があり完全凍結箇所も複数あります。 氷の層は厚く日陰で寒いので融けるとは思えません。今シーズン上がるならアイゼンが必要です。 初盤~中間地点: 特に気になる個所は無し。いくつか超える沢も特に増水は無く、普通に渡れる。 中間地点~不動沢のコル ミックス。凍結個所多数。ロープがある数か所の急斜面はほぼ全面凍結。要アイゼン。 不動沢のコルから上部 ミックス。凍結個所多数。要アイゼン 山頂付近 ほぼ全面積雪状態。凍結は少ない。 山自体の難易度は決して高くはない。 ただこれから行くならしっかりと冬装備を必要とする。 |
写真
感想
「きっと晴れる!」
そう呟くのは今回のプランナーのK氏。
この日、群馬の山沿いは雪か快晴かの瀬戸際の予報。
快晴確実の秩父方面と迷っていたが、K氏の根拠のない自信に満ちた言葉をなぜか信じ皇海山を目指す。
快晴の中快調に車を走らせ、噂のの栗原川林道へ。
落石を避け、沢を渡り、いつしか道が大地の色に変わっても高性能AWDは動じることなく豪快トレイル。こんな長くてガチな林道は初めてだ。
そして、駐車場着。
「何これ?」
ドライバーのS氏が何かに気づく。
タイヤが・・・パンク・・・。
しかもサイドウォールは粉砕し、緩んだビードがホイルのリムと摩擦して煙まで上げている。
こんなパンクは初めて。ドリフトやってもここまではいかない。
石には詳しくないが、この林道に落ちている石はみな薄く尖った形状を呈している。
そのエッヂに引っかけたものと推測された。
他に迷う選択肢は無いので、即テンパータイヤに交換。
入山届を出し、いざ皇海のピークを目指す。
登山口から見ても斜面は白く輝き、積雪が予想された。
登り始めてすぐ、氷の結晶が地面に現れる。
その後まもなくミックスに。
先週と思われる積雪は今週の暖かさで表層融解し夜間の寒さで再凍結・・・
日陰の急斜面はほぼ全域凍結状態。
そんな過酷な地面を踏みしめやっとの思いで不動沢のコルに出る。
この瞬間の達成感はたまらない。
コルは表情が一変してまだまだ秋の気配だった。
そしてその後ほどなくして山頂へ。
写真撮影し、寒いので早々に引き上げ帰路に。
途中、開けた暖かい場所でランチ、難関に向け下山開始。
(鋸山も寄る計画だったが、帰りの車に不安要素が残っているため寄らずに下山)
やはり凍結箇所は登りより怖い。
12本爪アイゼンの経験はあるくせに、6本爪アイゼンの本気の実践は今回が初めて。
それでも怖くて初めての木の棒ストック体験。
“滑落”は無かったもの“滑”は数回あり。
雪山登山の経験は複数回あるが、完全凍結の急斜面は初めてだった。
結局登りと大差ない時間を要して無事に?下山。
(首の軽いむち打ちと手の突き指1本負傷)
登山でむち打ちを食らったのは初めてだ。
今日の皇海山は人影皆無。恐らく我々しか登っていないと思われる。
誰一人として出会わない山行は初めてだった。
今日は初めてが満載の山行であった。
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