久住山(九州中部3峰の旅 その3)
- GPS
- 03:44
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 762m
- 下り
- 758m
コースタイム
7:34久住別れ-7:52久住山7:59-8:16御池-8:30中岳8:33-9:05久住別れ-
9:11久住別れ避難小屋-9:30扇ヶ鼻分岐-9:56沓掛山-10:02牧の戸登山口
天候 | 快晴 朝のうち風あり |
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過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
大分空港→現地 (レンタカー) |
コース状況/ 危険箇所等 |
稜線に残雪、凍結箇所があります。 軽アイゼン、トレッキングポールは不要。 中岳の山頂付近は凍結箇所やハシゴがあり注意が必要。 |
写真
感想
九州中部の百名山3峰(祖母山、阿蘇山、久住山)アタックの第2日目は、いよいよ最後に残った久住山です。
この日は大分空港に12:00に到着する友達を車で迎えに行くためにも、10:00過ぎまでには下山する必要がありました。そこでもっとも簡単といわれている牧ノ戸登山口からのアタックとなりました。
水平線が赤みを帯びてきた牧ノ戸峠の駐車場に到着したのは午前6:00すぎ。氷点下4℃の夜明け前というのに駐車場には30〜40台位の車が止まっていました。飯田高原(はんだこうげん)のくじゅうエイドステーションに前泊して乗り込んできたので準備万端、登山靴に履き替えて出発です。
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10分ほどの第一展望台につくころにはあたりの視界も利くようにも、ここでヘッドライトとはおさらばです。コンクリートの遊歩道がおわると、すぐに木製階段...。相当整備が行き届いているような予感。そのとおりで、多くの場所は登山道も広く整備が行き届いていましたが、岩場もちょっとはあるので遊歩道という感じではありません。
降り積もった雪が太陽によって日中は溶けたらしく、ぬかるみを踏みつけた足跡のままカチカチに凍っていました。むしろ日中よりは歩きやすく、帰りも早めに帰ってきたほうが無難だと思いました。
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宿のおかみさんお話では、牧ノ戸→久住山ならかかっても2時間ということでしたが、道標では両者の意間の距離は3.8kmとあり結構な距離です。
途中の道のりは急傾斜もほとんど無く、まさに天候にも恵まれて静寂の中を黙々と歩いていきます。たくさん車が止まっていたにもかかわらず、久住の別れまでに出会った人はわずかに一人だけ。週末土曜日の好天ということでもっと人が出ているのかと思っていました。
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久住の別れから上ること20分弱でついに久住山山頂に到着。
まさに快晴、前日の2峰とはことなり、どこまでも視界が利きます。
前日濃霧に閉ざされた祖母山、阿蘇山がくっきりと!
そればかりか霧島や対馬?雲仙?あたりまで見えました。
阿蘇山の外輪山からカルデラに落ち込む様なども、手に取るように見ることができ今回の山行きの中でも最も充実したトレックとなりました。
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好天にめぐまれたせいか、テンションが上がって行き、とりあえず中岳も登っておくことにしました。中岳へはいったん天狗の城手前まで降下し、そのあと登り返して行きます。登り返しが終了した瞬間、思わずあっと心の中で叫んでしまいました目の前に、エメラルドグリーンに輝く湖が現れたのです。
久住山の牧ノ戸コース=入門級とタカをくくっていたので、あまり下調べをせずに出てきたのですが、こんなところでこんなにすばらしい眺めに出会えるとは....。
しかも、湖の半分は凍っており、すぐ脇の登山道まで氷で覆われています。
ここまで、アイゼンやストックの必要性を感じなかったのですが、ここは滑りやすそうなので慎重に通過しました。
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中岳へは北側の斜面からのアプローチでしたが、凍結箇所があるうえに切れ落ちている部分があったりと、とても緊張しました。いったん中岳の山頂に立つとここも360℃の展望が開けます。山頂はあまり広くないのですが、この日はここに自分一人。九州本土最高峰を独り占めできるなんて.......。
くだりは凍結と切れ落ちにびびり、南側の登山道をおりることに。地図で確かめることも無く、前方に見える池の小屋に続いているものだと思い込んでいましたが......。降りてみると池の小屋ではなく、稲星山への上り返しに続いていることがわかりました。ここにはロープやハシゴの箇所もありました。凍結の北面よりはましだと思いますが、いったん池の小屋から40から50mほど下ったところから、笹原の中を登り返していきました。
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御池のふちまで戻ってきたときにすでに9:00。
予定外に行動してしまったのでここから1時間ちょっとで牧ノ戸まで戻れるだろうか?不安な中とりあえず急いで下山することになりました。
この日は無風の好天の土曜日とあって、子供連れを含めてたくさんの人が山頂を目指して上ってきていました。なかには幼稚園児もいたと思います。みんな一生懸命がんばっていて、とてもほほえましかったです。
ただ、朝の予感が的中し、高度が低い登山道ではぬかるみの状態で一部でどろどろになりかかっていました。
それでも、なんとか10:00過ぎには下山することができて、ふもとの「やまなみ牧場 温泉館」で入浴・着替えを行い、大分空港のお迎えに間に合いました。なぜか、開場時間が10:30となっていたのに10:00過ぎには入ることができ、大変助かりました。
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