霊仙山 - 西南尾根〜最高点峰〜山頂〜経塚山〜柏原道
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- GPS
- 08:46
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 1,338m
- 下り
- 1,396m
コースタイム
- 山行
- 7:24
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 8:46
ゴール地点が別表記されていますが、柏原駅でゴールしています。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
乗車には、予約が必要。 停留所や時刻表が設定されており、コミュニティバスのような存在ですが、タクシー車両で運用されているため、その中間的な感じでしょうか。 上記のカテゴリーも両者の併記としました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■山女原停留所〜今畑登山口〜笹峠〜西南尾根〜最高点峰 山女原停留所から今畑登山口までは舗装路歩き。 少し登ると廃村の今畑があり、明瞭な道が続きます。 笹峠を経て少し進むと樹林帯は途切れ、岩肌の露出した急斜面区間になります。 前半は砂地も目立ち、下りだと滑りやすそうに感じるけど、登りだと気にならない。 踏み跡は分散しており、自分なりの判断で進みます。 他に歩いている人がいる場合、場所によっては落石を起こさないように注意しておきたいですね。 傾斜がやや緩むようになると踏み跡は分かりやすくなり、登り切ると近江展望台に到着です。 ここからは石灰岩が露出した尾根を主に歩きます。 雨水で浸食された石灰岩は独特の形状をしており、転倒して倒れ込むとケガに繋がりそうなので、注意して歩きましょう。 浮石も少なくなさそうです。 まあ、普通に歩いていれば問題のない区間が大半だと思われますが。 南霊岳の辺りは巻き道もあるようだけど、まだ歩いた事はなく、詳細は分かりません。 砂地がむき出しの辺りを経ると、通常の道という感じになり、最高点峰へ至ります。 ■山頂一帯 ゆったりした道が大半で、岩が露出している所もあるけど、特に問題なし。 今回は一般の登山道以外も歩いており、そちらも特に危険な箇所はありませんが、西南尾根と同様に石灰岩が露出していて、転倒しないように注意して歩く必要があります。 ■経塚山〜柏原道〜柏原駅 標識に従って進み、まずは石灰岩の露出した斜面を下ります。 山頂一帯の一般ルートでは、ここが最も岩っぽいかな。 避難小屋を経て、少し先はザレた斜面で滑りやすそう。 やや歩きにくい道を経て、八合目からはトラバース道が多くなり、道幅は全般的に狭めという印象。 五合目の辺りは少し分かりにくいかも。 二本杉のある二合目からは谷ルートです。 山道は一合目までで、その後は林道歩きとなり、落石が多そうな所もあります。 名神高速の手前に登山道入口があり、程なくして柏原駅へ至ります。 今回は何度となく一般のルートから逸れているので、あまり参考にしないのが無難でしょう。 何合目かの表記は現地でも混在しており、ややこしく感じます。 このレコでは、『旧』との表記がないもの以外は、『新』を指しているはず。 |
写真
感想
2017年8月に初めて訪れた霊仙山。
1100mに満たない山なのだけど、山頂一帯は樹木が少なく、開放感のある風景が広がっていて、歩いていてとても楽しく感じられる。
先日の皆子山と同様、こちらも今年は未訪のままとなっていて、早く出かけたいと思っていました。
もう紅葉のピークは過ぎていそうだけど、深まる秋の空気は感じられるはず。
霊仙山への登山では、今回は初めての試みとして、地元のコミュニティバス的な交通機関を利用してアプローチしてみました。
愛のりタクシーたがを利用して山女原停留所に到着し、ここからスタートです。
地名としては『𡚴原』が正しいはずだけど、停留所の名称は『山女原』ですね。
2018年10月の山行でも歩いている舗装路を進んでいると、追い抜いて行く乗用車が数台あり、登山口近くの駐車スペースにも何台か停まっていて、この日の人出は多くなりそう。
今畑登山口に到着し、ここから入山です。
何組かの登山者に道を譲ってもらったり、姿を見たりしつつ登って行き、ブナが見られる辺りまで来るのだけど、まだ日射しは届いておらず、淡い色合い。
いつもよりも人が多いなとの印象で、ついつい一般のルートから逸れたくなり、地形図を見て、P712へ行ってみる。
右から上って来る尾根と出合う辺りでは紅葉が見頃になっているし、その先の尾根には石灰岩が見られるようになり、良い感じ。
正面に西南尾根の急斜面区間を見られる場所を経て、一般のルートに復帰。
以前の山行でアケボノソウをたくさん見た辺りでは、来年に咲くと思われる株がちらほらと見られる程度。
笹峠を経て、急斜面区間へ。
目印が目に入り、そちらへ行くのが無難なはずだけど、左に踏み跡があり、今回はそちらへ進んでみる。
後から2人組の人がこちらに来ていて、あまり良くないなと思うのだけど、それなりに経験を積んでおられる方のようなので、気を使わなくても良さそう。
振り返りの写真を撮影するタイミングで先に行ってもらう。
一般のルートに戻り、その後は楽しく登って行く。
高度が上がると、左右の展望が広がるようになるけど、霞んでいて遠くははっきりとせず、本来の素晴らしい展望は期待できなさそう。
近江展望台に到着し、ここでパンを食べつつの休憩とします。
はっきりとは覚えていないけど、少なくともこの辺りまではカメラの調子が悪くて普通に起動してくれない事が多く、余分な時間を取られ、ストレスが溜まりました。
買い替えを早める事になりそう。
ここからは石灰岩に覆われた尾根を進んで行きます。
素晴らしい風景の中、緩やかな傾斜の道が続き、至福の尾根歩きとなる。
巻き道を進む人が多いのだけど、いつも通りに尾根芯にこだわって歩を進めます。
マユミの赤い実がたくさん見られ、青空に映えて美しい。
ゆっくりと進んでいるつもりなのだけど、山頂一帯までもう少しとなってしまう。
騒がしい人達の横を通り過ぎ、程なくして霊仙山の最高点に到着です。
それなりの賑わいだけど、ここで昼食にします。
最高点峰の東側のピークに寄り道した後、山頂である三角点峰へ。
途中でムズムズしてしまい、写真46のお気に入りの風景を見た後、一般のルートから逸れて支尾根を下って行きます。
獣道なのか、所々に踏み跡はあります。
違う角度から一帯を見渡すと、また別の感覚が得られ、気分が良い。
適当な所で別の尾根に乗り換えて、登り返し。
あっという間に登り終えてしまい、霊仙山山頂に到着です。
こちらもそれなりに賑わっていて、所定の撮影が難しい。
時間があるので、久しぶりに山頂の西側の小ピークに寄っておきます。
ピークの手前は窪地となっていて、左側から回り込んで行く。
岩っぽい斜面を登り終えると、頂上部は丈の低い植物に覆われていて、「ああ、こんな感じだった」と記憶がよみがえる。
ここからも山頂に負けないぐらいの展望が得られ、足を延ばしてみる価値はあると思う。
束の間の静けさを楽しんだ後、山頂に帰還。
今回は何とか所定の撮影を完了させ、ホッとする。
分岐を経て、経塚山へ下って行きます。
やはり人は多く、常に視界のどこかに人の姿があるように感じられる。
鞍部からは砂地が広がる斜面の登り返しとなり、経塚山山頂に到着です。
榑ヶ畑道へ進み、すぐに一般ルートから逸れ、市町境の尾根へ。
以前にも何度か歩いており、ここはお気に入りなのです。
写真を見てもらう方が雰囲気は伝わるかと思われ、今回はこの区間の記述は割愛。
楽しく歩き、榑ヶ畑道に合流し、七合目のお猿岩まで下って行きます。
そのまま下山はせず、引き返して、榑ヶ畑道を登って行きます。
何人もの人とすれ違いながら歩き、八合目のお池を経て、経塚山山頂に到着です。
14時前で、ほぼ想定通りぐらいの時間。
まだ元気は残っているけど、この日は霞んでいて展望があまり良くなく、再び三角点峰や最高点峰を巡るほどではないと判断。
以前なら、未練を残して歩き回っていたような気がするけど、成長したのか、衰えたのか。
とにかく、下山です。
柏原道へ進路を取り、岩っぽい斜面を下って行きます。
振り返ったりしつつ、ゆったりと下って行き、後ろから来た人に道を譲ります。
避難小屋まで来て、小屋を撮影しようとしていると人が出て来て、びっくり。
多分、さっきの人かと。
柏原道での下山ではなく、小屋の確認に来られたよう。
もう少し進んだ辺りで山頂一帯の風景とお別れになり、いつも感傷的な気分になってしまうのだけど、この日はそれほどでもなく、自分でも意外だなと感じる。
その後は一般のルートから逸れて、尾根を進んだりしつつ。
誰も見かけず、静かな行程となる。
それなりに紅葉は見られるけど、期待していたほどではない。
16時25分発の電車に間に合わせるべく、どの辺りからだったかペースを上げます。
二合目の二本杉を過ぎ、一合目から先は未舗装の林道となる。
アケボノソウがないかと気にしながら歩くものの、全く見かけず。
来年は花期に訪れられれば良いのだけど。
最後は舗装路歩きとなり、柏原駅に到着し、今回も無事にゴールです。
2020年10月以来の霊仙山で、今回が7回目の訪問。
本当はもう少し早い時期に訪れたかったのだけど、他の山との兼ね合いもあるし、なかなか難しい。
期待していたほどには紅葉は見られなかったし、霞んでいて展望もあまり良くなかったのだけど、この山ならではの満足感は十分に得られ、楽しく歩く事ができたと思う。
来年は訪れる回数を増やしたいけれど、どうなりますか。
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