雨乞岳
- GPS
- 07:47
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 916m
- 下り
- 912m
コースタイム
- 山行
- 6:03
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 7:47
天候 | 快晴。朝だけ風強しのち風弱し。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
○林道は小さな落石や枯れ枝がたくさん落ちている。枯れ葉の裏の白さと落石の白さが同じで見分けがつきにくいので、尖った落石を踏んでパンクしないように注意が必要。 ○ヴィレッヂ白洲の手前にある登山口に車がとめられる大きな空き地あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○岩場がほとんどないのでクサリ場もない。 ○登山道に石がゴロゴロしているところも少ない。 ○倒れた笹や落ち葉の上に雪が薄く積もっているところはとても滑りやすい。 ○ガレ場上の道標から上の急坂は、足下が安定していないのでロープが張ってある。 |
その他周辺情報 | ○国道20号線の道の駅信州蔦木宿に天然温泉「つたの湯」がある。 http://www.tsutakijuku.jp/ |
写真
感想
2021年11月28日(日)【雨乞岳】
先週の秋の飛び石3連休は、久しぶりに休日出勤もしたりしたので、紅葉の山には出掛けられなかった。今週こそは天気も申し分ないので、晩秋の山へ行かねばならぬと思い、以前から候補に挙げていた南アルプス前衛の雨乞岳へ行くことにした。
6時半前にヴィレッジ白洲近くの雨乞岳登山口に到着。駐車スペースには車が3台止まっていたが、人の気配はなかった。
寒すぎて風もあってノロノロとしか準備が出来なかったが、快晴の空のもと7時前に歩き始めた。
すっかり葉を落とした広葉樹やカラマツの森の中を遊歩道のように整備された幅の広い登山道を登っていった。自分のほかには人影もなく、木々を揺らす風の音だけが聞こえ、とても静かだった。
足元には霰が溶けずに残っていた。高度を上げてくると、木の枝の隙間から雪を頂いて真っ白な八ヶ岳が見えた。
遊歩道が終わると木の階段はなくなり山道に変わった。冬枯れの広葉樹の森を標高1600mあたりまで登ってくると、僅かなアップダウンがある平坦な尾根道がしばらく続いた。笹原にカラマツの森が広がる斜面の登りに変わると、登山道にうっすらと積雪を見るようになった。水場を過ぎると急坂の登りとなり、倒れた?笹に積もった雪に何度か足を取られた。
道標にガレ場上と表示のあるところに出ると、登山道の笹を刈る作業中の方がいた。ちょうどザックを下ろせる場所もあったので、ここで一息入れると伝えて、作業を続けてもらった。木の枝が邪魔するものの、甲斐駒ヶ岳や鋸岳が垣間見えた。
ガレ場上から再び急坂となった。雪は積もっていないが、直登の部分は斜めっていて安定していないのでロープが設置してあった。
傾斜が少し緩んでくるとガレ場の縁から南側が開けていて、木の枝が邪魔するものの、富士山、鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳が見えた。
標高1900mあたりまで登ってくると、小さなアップダウンしかない幅の広い平坦な尾根道がしばらく続いた。広葉樹はいつの間にか姿を消して、針葉樹の緑が多くなっていた。
また南側が開けたガレ場の縁があり、木の枝に少し邪魔されるが、瑞牆山あたりから甲斐駒ヶ岳までの山並みや釜無川の流域が良く見えた。山頂への最後の登りは、倒れた笹に雪が薄く積もっていて滑りやすかった。
東南側の樹木が少なくなると、眺めが良くなって、その先に誰もいない雨乞岳の山頂があった。山頂からは瑞牆山から甲斐駒ヶ岳あたりまでの展望が広がっていた。
山頂は斜めになっているので、周りにある倒木に腰かけて休むことにした。朝一時強かった風も既にやんでいて、陽もよく当たっているので、全然寒くなかった。
お湯を沸かしてカップ麺などでお昼を摂っていると、ビレッヂ白洲と石尊神社の両方のルートからハイカーが登って来ては降りていった。結局1時間半ほど山頂で過ごしたのち、下山を開始した。
倒れた笹の上に雪が薄くつもっているところはとても滑りやすくて、体が宙に浮く豪快な尻もちをついてしまった。
午後の陽を浴びて、午前とはまったく別の姿を見せてくれる冬枯れ森の中を楽しみながら、ゆっくりと来た道を下った。
遊歩道との分岐が現れて、木の階段のところまでくると、木の枝の隙間から、午後の陽光に眩しく輝く八ヶ岳の白き高峰が見えた。
中央道の渋滞が事故で伸びそうなので、国道20号線でゆっくり帰ることにした。右手にシルエットになった甲斐駒ヶ岳と鳳凰三山、正面に夕陽に染まる富士山が良く見えていた。
おしまい。
行動時間も手軽で、眺望もよく、すっかり気になる山になりました✨
いつか信州方面遠征した時に絡めてみたいと思います(*^^*)
コメントありがとうございます。
山頂に至るまでに2カ所展望良いところがあります。また山頂少し手前からも展望が良くなります。山頂からの眺めは奥秩父〜甲斐駒ヶ岳に限られますがなかなか良い感じです。
車を2台使えば、2つの登山口を登り口と降り口にできますね。
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