武甲山


- GPS
- 06:40
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,082m
- 下り
- 1,071m
コースタイム
-15:00浦山口駅
天候 | 快晴のち晴れ 北風【微風】 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路)秩父鉄道「浦山口」駅から |
コース状況/ 危険箇所等 |
一の鳥居に駐車場あり 25台程度駐車可能。 山頂下にトイレはありますが冬季閉鎖中です。 |
写真
感想
今回の山行きは山ガール1号ことMさんの企画で、武甲山。彼女は来シーズン穂高を目指してトレーニングを積んできています。15kmを越えるロングコースを踏破しながら自らの限界をあげて行きたいと、強い上昇志向でこの武甲山を選択したようです。
ちょっと待って!
武甲山って、家族連れのハイキングコースじゃないの?
確かここは40年以上前、小6だったか中1だったか、家族そろって登った記憶がある山です。ピストンではなく周回し、最後は湖にたどり着いた覚えがあります。へたれの親父に代わって、家族全員分の食料を背負わされたことも覚えています。
だらだらと緩やかな道を上って、途中には発破注意の看板が....。
まあ、コースの難度は別としても、昔の記憶をたどるのも悪くか無いかということで武甲山行ってきました。
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当日は電車内で集合という手はずでしたが、私が時間を間違えて1時間近く池袋駅に早着。寒い駅内で待つよりは、準急→各停と乗り継ぎ、優等列車でやってくるであろう山ガールたちを現地で待つことにしました。
私が出発点の横瀬駅について、5分ほどで特急ちちぶ3号が到着。ほどのなく合流を完了。2本の列車でこの駅に降りた登山客は10名ちょっと。春の行楽シーズンは混むのでしょうが、この時期、秩父夜祭も終わった冬期にはやはり登山客も少ないのかな?
この朝初対面の山ガール3号Kさんは、なんと同じ職場にいる大学卒業したての方でした。開口一番「ペースについていけるかどうか心配です。」との一言がありました。まあ、1号から何を吹き込まれたか知りませんが、皆と連れ立って歩くときには、だいたいペースを合わせて歩いているんですが....。時々暴走しますが(笑)。
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事前に調べた地図ではここからかなり長い舗装路・林道歩き。昔の記憶では右側に砕石場があって....のどかな感じでしたが。実際は勾配の緩い舗装路が延々と続いていました。両側には大きなセメント工場や生石灰のプラントが並び、建物はみな石灰で真っ白。大きなトラックが通るたびに白い粉塵が舞い上がります。
一番びっくりしたのは荷台にじょうごのような装置で石灰を積む車庫から、大きな音でダンプが発進したときでした。
さすがにこんな工場の中を歩くような道は覚えていないので、ここは歩かないで駅からタクシーを使ったのかもしれません。あるいは、40年の時の流れをはさんでいますので、道そのものが非舗装路からアスファルトに変わり、工場も大きくなったのかもしれません。
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ようやく工場群がなくなると、道は急にサイズダウン。のどかな道になります。
左側に1台のワゴンが止まっていて、二台にはたくさんのペットボトルが....。水を汲みに来ている来ているらしく、あとで調べると延命水という名水だそうです。
生川コースの起点となる一の鳥居には程なく到着。9:40という時刻であることもあり、ここの駐車場はすでに満車。一部は路肩駐車になっていました。
なるほど駅から歩く人は少なく、ここまで車で来る人のほうが多いようでした。
昭文社の山地図で標準1:50、西武鉄道作成のハイキングマップで同2:00の行程でしたので、今回我々は30-40分は標準時間を下回ることができました。山ガールたちは自分たちの成長の目安として標準時間を下回ることを目標にしていたので、あまりきつくはないペースで大幅にタイムを稼げて喜んでいました。
西武鉄道のハイキングマップ・コースガイドは↓
http://www.hikingmap.jp/hikingmap/pdf/course_buk.pdf
http://www.hikingmap.jp/hikingmap/bukouzan01.html
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一の鳥居からはしばらくコンクリートで固められた林道を登っていきます。作業道を左に分けたあたりから石ころの登山道となり、ようやく登山の雰囲気になってきました。
このあたりから山ガール3号が他のメンバーより遅れる様になり始め、先行者は彼女の到着を待ち、3号が着いたら歩きはじめるというかたち。これって、かえってきついのじゃないの?しばらく休憩しようかと声をかけましたが、休まなくてOKとの返事。初対面でしたが、山ガール3号も結構気合が入っているようです。
何度か3号を待つうちに、1号が「暑いんじゃないの?」と重ね着が多すぎることを指摘。確かに私もうっすら汗をかいています。ここで、私を含めてみんなで、重ね着を再調整し再出発。私がしばらく山ガール3号と歩調を合わせている間に、1号がマラソンのスパートのように飛び出し、先行。私が3号見切りをつけ追いかけましたが、なかなか距離が縮まりません。ようやく、半分の距離である26丁目あたりで追いつき、27丁目石で3号の到着を待ちました。
ここからはメンバーを2分することに。一の鳥居からは半分以上来ており、コースも広く、整備も行き届いていることから、ここからは自分のペースでのぼり、山頂で再集合ということになりました。
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穂高を目指す山ガール1号は私のペースにくらいついてきます。私も普通余り人に追い抜かれることがないスピードを持っていますので、ペースを維持したままつづら折れを登っていきます。そして、30分あまり雁行を続けるうちに「水飲むから休憩させて」と後ろから一言。さすがにきつかったようでした。
このあとは、もうすぐあれが頂上だよと励ましながら、11:20すぎに神社、11:25頃山頂に到着。彼女いわく「傾斜はたいしたこと無かったけど、今までで一番きついのぼりだった」。そりゃ、オーバーペースはきついですよね。
まあ、いいトレーニングになったのではないでしょうか?
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南向きの神社下の草原で、昼食会。
スープを温め、コーヒーを淹れ...
始めたあたりで3号が早くも到着。
道中まったく視界から消えた彼女は20分程度あとかなと思っていましたが、10分ちょっとで到着。「途中で止まって休憩しないようにがんばりました」。そうなんです、立ち止まりさえなければ、結構なペースになるんです。
標準時間で2:30程度の一の鳥居→山頂を我々で1:40、3号で1:55と大幅に下回っての到着、褒めてあげましょう。
単独行なら、山頂で5分もあればおにぎり2個くらい食べてすぐ下山といったところですが、今回は山ガールとの山行き。母親や妹と登るときも同じですが、女子の特徴として、目的地周辺で昼食会を設けるんですね。
私は今回たいしたことがないコースとタカをくくっていたので、昼食会には掛けるものがありました。1.4リットルの魔法瓶にはお湯。スープのもととなるトマトジュース2缶、ストーブ、コッヘルなど、かなりの重装備。1号のお決まりのホットドッグに合わせて、コールスローサラダまで作てくるという、きめの細かさ。=中略=こうして昼食会を通じて、2人の山ガールの心をつかんだあとは、早々に下山です。
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浦山口への下山路は比較的眺めもよく、はじめは風道にあたり寒かったです。しかし途中からは、暑く感じるほどの日差しを浴びながらの下山でした。一部ざれているところもありましたが、無事3人とも降りてきました。山ガール3号もここではほとんど遅れもなく、ハイペースでの下山でした。
西武鉄道のコースガイドにある「丸太の橋」は残念ながら崩落寸前ということで通行不能になっていました。往路とは異なり車もほとんど通らない林道を経由して、秩父鉄道への乗り継ぎにもちょうどよい時間に浦山口駅へと降りることができました。
山頂→浦山口駅は2:00かかりました。昭文社では3:00程度となっており、実感としては標準で2:30というのが正しいと思います。いっぽう、西武発行のガイドでは2:05とあり、これはちょっときつい標準時間だと思います。ガイドブックはより一般の人が読むパンフレットなので、もう少し長めに書いておくほうが親切かな?
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およそ15kmの道のりを休憩を除き5時間。
時速にして3kmとなりましたが、半分以上は林道・舗装路歩きなので、今回の山行きのペースは山ガールたちの成長を裏付けるまでには至らないと思います。
来週は生藤山→醍醐丸→陣馬山(予定)。今ひとたび、彼女たちの脚を計らせてもらうことにしましょう。
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