南牧マッターホルン碧岩西稜 おまけで末端岩峰のナイフリッジを楽しむ


- GPS
- 07:27
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 899m
- 下り
- 901m
コースタイム
- 山行
- 4:31
- 休憩
- 3:00
- 合計
- 7:31
一日目は、西上州南牧村の初級マルチピッチアルパインとして、毎週の様にクライマーが登っている人気ルート碧岩西稜です。
岩初めて1カ月チョイのkastin52さんが喜びそうなメニューです。(焼肉の事ではありませんよ)
中間部に藪尾根歩きの中だるみはあるものの、岩は硬く、高度感も有り、慶度の少しルートファインディングも楽しめる良いルートです。
新潟から遠征してきたSM100Cさんも「これなら人連れて来ても良いな〜」と、良い評価でした。
私も、以前登った時に気になっていた西稜末端の岩峰を往復出来たので、楽しめました。
もう12月、寒くなってきたので、焼肉に加え、おでんに熱燗も用意しました。
此方も、皆大満足〜(*'▽')
写真の見やすい、みんからバージョンは↓こちらです。
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/45701382/
焼肉喰って、藪岩登ろう桃組企画 第五弾 二日目
裏妙義山 木戸前ルンゼ〜軍艦岩〜御殿沢左俣下降は↓こちらです。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3812940.html
記;桃奈々
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
碧岩西稜は、2017年に一度登っており、その時の詳細とほぼ同じ印象でした。 若干違った部分だけ記載します。 概要/詳細は、↓2017年の記録を参照してください。 みんからの方が少し詳しいです。 https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/39723207/ https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1741012.html ●取り付きまで 2017年の時は、窪を直上して行きました。 スラブとガレの上に落ち葉の積もった急斜面で、落石も多かったです。 今回は、右にトラバース気味に登っていく獣道を辿り、随分右方に登ってから胸壁基部を左にトラバースして取り付きに到達しました。 胸壁基部にも獣道とバンドが有り、明らかにこちらの方が快適だと思いました。 ●末端岩峰 取り付きから15m程の簡単なフェースを登り鞍部に出ます。 鞍部から西稜とは逆に、末端岩峰の方に行ってみました。 本当に薄いナイフリッジが少しあります。岩硬いです。 その先の小ピークを越え、最先端のピークに到達するには2m程のクライムダウンが必要です。 標高が同じくらいなので、2019年12月に登ったタカノス岩東稜が目の前で素晴らしいです。北稜の岩峰群も碧岩頂上から見下ろすより、こちらから見た方が遥かに迫力が有ります。 また、これから登る西稜下部も良く見え、結構迫力が有ります。 kasatin52さんが、ナイフリッジは二倍怖い(両面切れ落ちているので二倍怖いんだって)という事で通過に手間取り、時間を考慮して先端までは私一人しか行きませんでしたが、日の長い時期なら是非とも立ち寄る事をお勧めします。 順番待ちの時間つぶしにも良いかも😊 参考;タカノス岩東稜の記録 https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/43522860/ https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/43528897/ ●西稜 鞍部から核心ピッチまでの藪壁の部分と中間部の藪岩尾根の部分は、踏跡がハッキリついてしまっていたので、ルートファインディングの必要は無くなりました。 核心部と上部岩稜は、相変わらず岩が硬く、高度感も有り爽快なクライミングが楽しめます。下部岩壁のちょっとトリッキーなルート取りが必要な部分も、踏んだ跡でテカテカになっている様な事は無く、楽しめると思います。 今回、右ひざの故障で右足で踏みあがる事が出来ない状態だったので、どちらもSM100Cさんにリードしていただきました。 SM100Cさんは、何故か残置ハーケンを一本も発見出来ず、長いランナウトまで楽しんでいました・・( ゜Д゜) 最近目が見えなくなってきました。(SM100C談) ※2017年に書いたルート図に今回の事を加筆して写真最後に張っておきます。 参考になれば幸いです。 記:桃奈々 |
写真
(ka)どうも!かすちんです!
改名?いえいえ。
桃SMチームでは「かすちん」で定着してるし、るんるんハイクのときとはぜんぜんちがう人格が憑依しちゃうみたいだから、ね。
(ka)そういえばね、ここまでの渡渉点でまさかのどぼんからのずっこけで、したたかひざを強打。
おひざにおっきな青タンできた( ;∀;)
(ka)ぽかーん(・д・)
自分の役割もよく分からず、リードに繋がれた犬状態。
(S)なぜそうするのか、ということもじわじわとお伝えしていこうと思います。
(ka)……え?あそこまで行くの?
時間を気にして、私しかここまで来ませんでした。
(ka)時間があればたしかに行ってみたくはあったけども、あの強風ではカイトのように青空へ羽ばたけそう。
(S)突風が怖い。リッジに立っている時に吹くと本当に怖い。
2019年に登った東稜が手に取るように見えます。如何にも悪そう・・
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/43528897/
(ka)きれい。そして、かっこいい♡
登りたい……
(ka)ごめんね、SMさん。
ほんとは行きたかったよね(ノД`)
(S)いや寒いし!むしろはやいとこ撤収したかった(´_`;)
2P目でバンドを南側に回り込み灌木でビレイ。
更に右に出てから左に折り返して登る所がポイントです。
確かこの辺りに残置ハーケンが有った様に記憶しますが、SM100Cさん、ズンズン登ってランナウト・・( ゜Д゜)
(S)ハーケンなんていらんゼ(´_`)
なんていうことはなく、やはりリードで一部崩れそうな心許ない足元はそれなりに怖かった。
行詰まっても、遠くのガバを無理に取に行くことは無く、足元左右を見まわして、細かくても適切なスタンスに確実に立ち込んでいきます。
(S)なんということでしょう!これがあの賑やかだったかすちんですよ!
(ka)この辺、スタンス/ホールド探すのが楽しかったー(о´∀`о)
西立岩北西稜と東立岩南壁にSM100Cさんと登っています。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3070520.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3073034.html
(ka)帰りに寄った温泉の大将に「そんな無茶なことを……」って絶句されてましたね。
(S)コメントしづらい山ばっか行くヤツらだなぁってのが正直なところでしょう。
それにしたって、すごい絶景の中登ってたんだなー。
そういえば後続さんいたけど、たぶん撤退してたね。この強風だものね。
(S)そういえばどの時点で撤退したのかな。追いつかれまいとかなり飛ばして登って損した気分!
(ka)そんなこともつゆ知らず、あいかわらず、きゃんきゃん登るよー。
(ka)そうなのかな?
毎回、桃奈々師匠のあまーい「ダイジョーブだよ」の言葉に乗せられて、わんわんきゃんきゃん言ってるだけなんだけどな(*´-`)
めっちゃカッコいい!
なんなんだこのショット!!
我ながらたいへん良い写真が撮れた!!!
分かります?これが師匠に対する愛のカタチ(๑♡∀♡๑)
(桃)俺・・
なに叫んでんだ〜(*_*?
(桃)kastin52さん、南牧村ハイキングガイド初めての山が碧岩、そして登頂コースが西稜・・だって(*_*;
あれっ!
SM100Cさんも、碧岩初めて来たのでは???
また、更新しましたね、一般登山道から登った事の無い山(*'▽')
(ka)あのー、初心者なのに一般道すっ飛ばしちゃってよいのでしょうか……
(S)そういえば碧岩初登頂のようです…今度時間があったら登山道でどこか登ってみます。今まで時間があった試しはないけど。
大岩から見た碧岩も素晴らしいので、立ち寄りたかったのですが、膝が痛む・・
(ka)明日もあることだし、下山しよっ!
またいっしょにここにくる口実になるし、ね♪(´ε` )
(ka)これ、罠だから。
SMさんが仕込んでくれた石なんだけど、一見しっかりしてると見せかけて、体重かけるとぐるっと回って転ぶから。
ほんと、気を付けてください。
(S)きっと皆、この石に乗りたくなるよね。
飯盒で飯を炊いたり、下ごしらえてしてから〜
今日のご褒美もこれ(*^^)v
(S)絶品でした、ありがとうございます!
(ka)むふふ。これが楽しみだったのだ。
(ka)やっぱり山後はお肉♡
あ、SMさんにはしっかり仕事をしていただきました。
にんにく職人といえばSM100C。
これは譲れない。
(S)にんにく潰し器が新調されていた(°_°;)
装備
共同装備 |
8mm x 30m 二本
|
---|
感想
碧岩西稜上部にはすっきりした岩稜地帯があり、とても素晴らしい登攀が楽しめると聞いていたのと同時に、かなり登れるようになったとウワサのkastinさんの実物を見るのも楽しみでした。
少し藪を分ける部分があったものの気になるレベルではなく、登攀自体は変化に富んでいておもしろいマルチピッチが楽しめました。歩きのピッチもそれなりにありましたが、逆に考えるとkastinさんには緊張が解ける良い時間であったように思います。
『本人が想定している登りたいルート』がどんなところなのかはわかりませんが、もうたいていのところは登っていけるんじゃないでしょうか。
kastinさんの謙虚に教わる気持ちと、momo7nanaさんの的確な指導が良かったのでしょう。それにしても1ヶ月でここまで化けるのは信じられない(゜_゜;)
今後がますます楽しみだと感じた初日、良き岩登りとなりました。
今週も、楽しく登る事が出来ました。
皆さま、ありがとうございました〜(*^^)v
前回の下山時より膝が痛くなっちゃって、核心部のリードをSM100Cさんにお願いしてしまいました。ありがとうございました。
周辺の記録 (無料概念図付😊)
2015年04月 渋沢川
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/35547973/
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1748059.html
2017年05月 碧岩西稜
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/39723207/
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1741012.html
2017年05月 南牧 御神楽沢銚子の滝
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https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1742486.html
2017年11月 鷹巣岩北稜
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https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1741509.html
2019年11月 碧岩北稜 チョキ末端尾根より
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/43480129/
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/43482306/
2019年11月 大岩北壁 オモツ/雨乞岩より
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/43494830/
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/43496977/
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2150730.html
2019年11月 熊穴から鷹巣岩西稜
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https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/43510863/
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/43512516/
2019年12月 鷹巣岩東稜
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https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/43528897/
2019年 12月 西上州 大岩北東尾根
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/43567893/
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/43568613/
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2150730.html
2020年05月 大岩東尾根
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2339520.html
2020年05月 双子岩/ククリ岩 渋沢川から双子岩東稜&西峰東正面直登
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2364573.html
2020年10月 大岩 東南稜左稜
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/44511232/
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/44516093/
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/44516111/
2020月11月 碧岩東稜右稜
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/44601665/
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/44601771/
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/44602049/
碧岩。
まず、名前がよい。
そして、行きの車内で桃奈々さんが「すっきりしてすごく良いルート」と、何度も、何度も絶賛する。
なるほど、歩き出しから沢沿いを進み、優美な滝を愛で、ほどなく岩の取り付きへ。
これまで歩いたワイルドな藪岩に比べれば、とても洗練された道なのだ。
冒険心はちょっぴり控えめで、爽快な岩陵歩きが楽しめた。
あまりの強風に少し怖気付いた瞬間もあったけども、ふたりのエキスパートにやさしく見守られ、開放感たっぷりのわたしなりの岩登りを思いっきり堪能した。
青い空と白い雲、それと岩とが、わたしを誘う。
もっと、もっと、遠くへ。
もっと、もっと、高くへ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
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とても楽しそうな様子が伝わりますね(*^-^*)
奇しくも皆様の翌日、碧岩へ登りました。予定だと北稜ルートだったのですが、自分がウルトラ・朝寝坊したせいで時間に不安があり、ノーマルルートで行っただけでした( ;∀;)
展望もいいし、岩質も硬くていいですよね、この辺り。
せっかく行ったのでmomo7さんが以前下見していた大岩の北面あたりの偵察かねてきましたが、直下にヤバそうな傾斜部分がありますね。
そうそう、SM100Cさんが設置した罠ですが、見事に引っ掛かり足がドボンしました(笑)
コメントありがとうございます。
桃組で登り始めて一カ月ちょっと、楽しくて仕方が有りません(*'▽')
週2〜3日登り続けてしまいました〜(#^.^#)
ご都合つけば、焼肉パーティーに乱入お待ちしています。
大岩と碧岩の間の窪は二つあり、碧岩側の窪下には25m位の滝となってあづき沢に注いでいるそうです。
大岩側の窪下には、50m〜100mの垂直に近い岩壁に僅かな水を落としています。
一部被っているかもしれません。
碧岩東稜の記録に写真が有ります。
立岩から遠望すると、一筋の氷が垂れている様に見えました。
水量はしずく程度、北向きで陽は全くささないので、凍結は良いと思われます。
全く目立たないので、登れば初登攀でしょう。
夏季は、陽が当たらないジメジメした嫌らしい壁を、エイド交じりで登るしか方法は無いと思われ、到達した所が窪では、誰も魅力を感じないと思います。
SM100Cさんが手頃な形の大きな石をわざわざ投入れて、丁度良い場所に着地したのですが・・
見事なトラップとなり、末永く登山者を苦しめる事でしょう( ゚Д゚)
しかしここ、下部は確かに西上州そのものですが、上部は藪も薄くスッキリした岩稜もあり、良いルートでしたねー。でもbicycleさん達には易し過ぎたのではないでしょうか。
あの投げ入れた石、あそこにあれば誰もが踏んでいきそうな絶妙な位置だったでしょう(笑)
気を利かせて投入したつもりが罠を仕掛けた格好になってしまい、すみません(´ω`;)
早いとこ沢床に固着してくれると良いんですけどもね。
年の瀬ですが、またそのうちにでも。
いえ、西稜ではなく、一般登山道から登頂でした(笑)
次回歩くときには、石を安定させてきますね(^^)ゞ
あら、登山道でしたか!
それは意外!
というか、レコはちょこちょこのぞかせていただいてました。
桃SM組に晴れて仲間入りできたので、いつかお会いできるかなと、わくわくしております。
転石、絶妙な位置にあるでしょ?
かなり卑怯ですよね。ふふ。
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