試練の大寺山(山スキー) OMサンタの森スキー場から
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- GPS
- 05:19
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 666m
- 下り
- 656m
コースタイム
- 山行
- 4:22
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 5:19
天候 | くもり時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※国道156号線から栃原集落への道路は除雪されていないが、 わずかな轍を4WD車で上がる。 次第に雪が深くなり栃原集落内に駐車する場所を見出せなかったので 上記場所とする。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
金曜日の晩から降雪があり栃原集落内も道路に雪が積りラッセル。 神社を過ぎ右にレストハウス跡が見える場所からゲレンデ跡の広いフィールド。 ここは藪の上に雪が堆積していてラッセルも厄介になる。 時期的には早かったかもしれない。 ポンツーンで切り開き突破し林道をショートカット。 作業道に出てそこをリフト方面に進むと勾配が増し、小枝も目立ち始める。 ピンテがあったのでそのまま行けそうなところをハイクアップ。 標高550mを超えると急勾配&藪が待っており、山スキーらしくなる。 ラッセルしながら藪の中の急登を慎重に進むとリフト直下のポジション。 枝の切り株か隠れているところは切り返しも厄介、木の枝を掴みながらクライムアップ。 一か所板を外して乗り越えたギャップもある。総合格闘技になってきて、とにかくリフトの方向に進む。標高630m位までこんな感じで登り続ける。 リフトトップ手前から少し藪の密度が下がり勾配も緩くなる。 すぐにリフトの上部施設が現れ、中を通過するが、長年の劣化により鉄骨などかなり破損している。そこを過ぎて少し藪漕ぎすると上部林道に達する。 その後、林道を歩いていく。ところどころ草が出ているが道は明瞭。 やがて峠に到達し道宗道とクロスする。 道宗道の状態が不明だったので、西側に付いている林道を詰めて大寺山に向かう。 ここもラッセルが待ち受けて遠回りになる。 そのまま林道を登り上げ、標高900mを超え山頂近くで道宗道と合流する。 大きな看板のある山頂は左折、三角点は右折で数分歩くと到着する。 帰りは林道をそのままトレースボブスレー。 峠まで案外スムーズに滑ることができた(予想よりも手漕ぎ区間が少なかった)。 林道を直滑降するので太腿が辛くなるときがある。 峠をカニ足で少し歩きまた林道ダウンヒル。帰りはそのまま林道経由で戻ることにした。 トレースのあるリフトトップを過ぎると、またまたラッセル開始。下りなので楽だが、草が延びていてほぼ歩きながらの進行となる。 この区間は結構長く感じた。 標高520mで分岐。ここを右に行くと平坦な道となりノルディックスキーとなる。 一か所、水流が横切っていて板を外してクリア。 やがて、登りのトレースと一緒になりスピードアップ。 トレースを利用して最後はなんとか栃原まで滑ることができた。 自分は少し行きすぎたので、ゲレンデ跡をプチラッセル。なかなか大変であった。 ※雪が少ない内は林道経由で登り上げた方が時間が計算でき楽です。 深雪が積もったらどういうラインが取れるのだろうか。 |
写真
感想
平野部でも積雪が認められたが、こんな時はまだ藪が埋まり切っていないので
低山ではあまり滑ることができない。
それでもある程度まで登ればハイクアップできそうだったので、ポンツーンを試してみたかった。そこで、OMサンタの森スキー場跡から大寺山に登る山行に混ぜてもらうことになった。
国道156号線からスキー場跡の入口にある栃原集落に向かうが除雪されていない。
なんとか集落にたどり着くが駐車する場所が分からず、少し下った広い路側帯に留める。
周辺は雪が止まずガスがかかったような感じだ。雪が積りラッセルは必須。
四人グループなのでラッセルを回すことになるだろう。
シール走行で集落を抜けゲレンデ跡地に来ると藪の上に雪が積もっている。
細板だと踏むと沈むので、広いポンツーンで確実にラッセルする。
やがて林道に乗り上げて林道沿いに進む。
上に作業道らしき道が見えるのでショートカットして登ることにした。
少しずつ勾配が増すが何とか作業道に着く。ここでラッセル交代。
さらに標高を上げると次第に勾配が厳しくなり、ブナの木々が濃くなる。
ピンテがあったので坂を詰めていく。
やがて急勾配になってきて細かく切り返しを入れて登るが、木の株などが隠れていて
登りにくい。次第にリフトの支柱が見えてきた。
スキーを外して登り上げたり、苦労して登り返して、山スキーらしくなる。
木の枝を掴んで登ったりしなければならなかった。
雪が少ないと大変である。やがてブナの木の間を進むようになる。
GPSで位置を確認するともうすぐリフトトップ。
目の前にリフトの上部施設の跡に現れた。
変形した鉄骨や壊れた建屋を横目に通過。さらに藪漕ぎで林道に飛び出した。
そこから峠まで林道ラッセルが続く。
峠では道宗道とクロスする。八乙女山方面からラッセルの跡。どうも山岳会の別メンバーが先行したらしい。
こちらは大寺山まで道宗道ではなく林道で向かうことにした。
平坦な道をラッセルして進む。
雪が止み、一時的に青空と散居村の風景が広がった。
しかし、やがて雲がかかり風が強まると雷の音もした。
寒いがそのまま大寺山方面に進む。
稜線が近づき山頂近くになると道宗道と再度クロスする。
ここで、寄り道して三角点により写真を取る。
また林道に戻り、大きな看板がある山頂に向かう。
皆と合流しそこでランチタイムとする。
汗が冷え、体感温度が低く感じる。
他のメンバーも低山であるが寒く感じるという。
あまりゆっくりしない方がいいようだ。
ラーメンを食べ終えると雪が降り出し、風が出てきた。
すぐにシールを剥がし滑走開始。
林道の緩い傾斜でもワックスが合い、スキーは良く走った。
結構滑れてすこし手漕ぎが入ったが峠までスムーズに進行。
峠からの栃原側への下山も林道トレースでスピーディーだが直滑降で疲れました。
リフトトップ近くを過ぎるとトレースが無くなり林道ラッセル。
先頭は大変だが後続は待機状態。
なかなか楽はさせてもらえない。
気温は上がってきたが湿っぽく暖かい感じはしない。
林道でも手入れされていないので、草を回避したりしてのラッセルなのであまりスピードは出ない。
下に来るとほぼフラット。ラッセルは続く。今日は試練の日だろう。
登りのトレースに乗っかるとようやく楽に滑れた。
後は自動運転で山行を終える。最後まで雪は止まず、ラッセル三昧であった。
5時間の山行であったが、低山はあなどれない。
終始、雪と寒さにお付き合いで、汗への対応やアウターなど幾つか宿題となった。
だからこそ、山スキーは奥が深く興味は尽きないのであろう。
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