軽アイゼン必携〜雪の丹沢表尾根〜
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- GPS
- 04:21
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,019m
- 下り
- 1,475m
コースタイム
10:48三の塔-11:08烏尾山-11:35行者が岳-11:51新大日-12:20塔ノ岳12:24-
12:35金冷し-12:43花立山荘-13:04雄山の家-13:32見晴らし茶屋-
13:42観音茶屋-13:56大倉BS
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
平日は蓑毛までしかバス便がないので注意 【復路】大倉→渋沢(200円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
ヤビツ峠 バス停から、道の両脇に積雪あり。 林道をすぎてからずっと積雪あり(最大で15cm程度)。 三ノ塔から烏尾山への下りは急降下で注意が必要です。 行者が岳の鎖場は人が少ないので問題はありません。 新大日⇔塔ヶ岳の崩落箇所は、ロープで立ち入り禁止の措置がとられていますが、そちらの方にトレースがあって、迂回路はツボ足状態でした。 大倉尾根は塔の岳⇔花立山荘間のみ積雪がありました。 |
写真
感想
前夜の痛飲でスタート1時間ちょっとの遅れ。
「表尾根なのでアイゼンいらないや」と勝手な判断で、せっかくザックに入っていた軽アイゼンを取り出してしまい、これが本日の後悔の元。
2年続けて正月に丹沢登頂していて、その時に雪がなかった経験からの判断ミス。
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標高761mのヤビツ峠ですでに積雪。
電車から眺めても、奥多摩や大山に積雪あったしね。
あまりに滑るようなら引き返すことにしようと、ビビりまくりながら出発。
でも本当はこれがいけないんですね。
もはや登れない状況だと、下りはそれ以上に危険です。
富士見小屋前の林道からしてすでに凍結。
登山道にに入るとしばらくは積雪はなかったのですが、林道との交差を過ぎたあたりからは登山道は雪に覆われていました。
二の塔の手前でこの日初めて、人とすれ違いましたが、彼らはアイゼン装着し下山中。
「アイゼンなくても行けますか?」
なんて訊けません。
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二の塔手前からあたりは真っ白。
視界がないというほどのガスではありませんが、期待した眺望は望むべくありません。
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三の塔からの下りは覚悟していたとはいえ、アイゼンなし、ポールなしではとても危険です。コースの脇にあるくさり、ポール、樹枝をつかみながら下りていきましたが…必死。キック&ステップで下りられるところはいいのですが、凍ったトレースが一番厄介。最下点の狭い部分手前で危うく転びそうになったときは、本当にビビりました。
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スリップしやすい足元を除けばよく寝たからか体調も良く、いいペースで歩けたと思います。まあ、涼しいというか寒いというか、体に堪える天気ではなかったしね。
行者が岳あたりは鎖も整備されていて、むしろ歩きやすかったくらいでした。ただし、こんなに人が少なくっても難所の鎖場は渋滞してました(笑)。
感覚的にはあっという間に新大日に到着。
そこからの上りもきついイメージがあったのですが、炎天下の時とは違い辛さを感じませんでした。ただし、木道や階段が完全に雪に覆われてしまうくらいの積雪でしたので、本来つづら折れになっている登山道が直登になっていたりしました。
崩落のために立ち入り禁止のロープが張られている場所がありましたが、皆さん底を避ける避難路はアップダウンがあるために、危険なはずのコースにトレースがありました。ここは自己責任なのでしょうが注意が必要です。
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塔ノ岳山頂もガス。
尊仏山荘は小屋に入るためにはアイゼンを外してくださいとのことでした。
本当なら丹沢・蛭が岳を目指したいところでしたが、装備不良で断念。
正月の再訪に期待することで、早々に下山開始。
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幸いなことに花立山荘までは積雪があり、慎重に下ることを余儀なくされましたが、その下の長い階段からは雪も消えいつもと同じよう下山となりました。
途中は泥濘地もあり、やはりスパッツがあったほうがよかったなと、これも後悔の種となりました。
前回この大倉尾根を下ったときは、老齢の母親と一緒だったのでペースが上がらず楽でしたが、自分のペースで下りると足に堪えます。さすがバカ尾根の異名をとるだけのことはあり、足裏・膝に痛みを感じる状態でした。
無雪時とほぼ同じ1時間30分程度で大倉BSに無事到着。
予定より短い山歩きとなりましたが、年末の蛭が岳登山の偵察でしたので、任務は完了したかな?
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