初日の出登山 蛭が岳(塩水橋より)
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- GPS
- 10:42
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 1,768m
- 下り
- 1,765m
コースタイム
8:46塩水橋ゲート-9:12本谷橋登山道入口9:14-9:37天王寺峠-
11:53堂平分12:05-12:59丹沢山13:35-14:33棚沢の頭-15:30蛭が岳山荘
2日目:
7:52蛭が岳山荘-8:46棚沢の頭-9:18丹沢山9:35-10:07堂平分岐-
10:40堂平11:03-11:50塩水橋ゲート
天候 | 1日目 快晴 微風 2日目 快晴 強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
塩水林道から日陰には積雪がありました。 標高800mこえると登山道にも積雪がありました。 鎖場手前までは積雪10冂度。鎖場から上は20-30僉 鎖は一部雪に埋もれていました。 丹沢〜蛭が岳は積雪30-40僉 階段や梯子はところどころ露出している程度で、ほとんどが雪に埋もれていました。 |
写真
感想
7時間以上かか昨年の元日は、丹沢山「みやま山荘」から初日の出を拝みました。丹沢からは一部林の中になってしまうので、今年は一段高い蛭が岳から初日の出を見ようということで計画。とりあえず、昨年同行した母親も誘うと、行きたいとの答え。昨年は宮ケ瀬からの丹沢行でしたが、難コースで母親の足が止まったので、今回は妹親子を伴っての挑戦です。
今年は昨年、一昨年とは異なり積雪がある模様。2週間前には表尾根から偵察を兼ねて丹沢を目指しましたが、アイゼンを携行せず塔の岳で引き返すはめになりました。事前にアイゼンのチェックや防寒いつて指示ができてよかったとは思いますが…。
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塩水橋の駐車スペースは15台ほど。混雑を警戒して出かけましたが、3分の2くらいが埋まっている様子。積雪のせいか、年だからか、思ったより空いていました。
本谷橋までは林道歩きですが、日陰の部分には積雪がありスリップに注意して進みました。母親とのペース差を考えると、長尾尾根→新大日→塔ノ岳→丹沢のコースに進んで丹沢で合流というコース取りも考えられましたが、親の荷物も背負っていることから、4人での行動を選びました。大学2年生の甥っ子はさすがに高校までサッカーをしていただけあり、すごいスピードで登っていきます。ですので、途中の待機場所を指示して先行してもらいます。
程のなく稜線にでると積雪が現れます。標高800mあたりでアイゼンを装着し進んでいきます。母親はバックルで止めるアイゼンを装着しましたが、爪が異常に短くかなりスリップしています。出かける前にも本人は気にしていましたが装備不良でした。それでも、時間をかけて登っていきます。
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堂平からの登山道と合流する地点で休んでいると、堂平からはねぎを背負った一団が登ってきました。昨年みやま山荘で見かけた地元厚木の方々で、60人分の正月料理用食材を背負っての山登りとのこと。昨年はお世話になりました。
合流点から鎖場まではわずかです。積雪があり心配していましたが、一部の鎖が雪に埋もれているものの、特別に難所というほどでもありません。ただ、母親はアイゼンの爪が短く、慎重な通過を余儀なくされました。
鎖場の上は稜線まで長く続く木製階段ですが、半分くらいはは雪の下。かえって階段より歩きやすいという評価もありますが、ここはやはりスリップしやすく注意が必要でした。
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丹沢山頂の山頂碑に立つと、初めて富士山が姿を現します。
やはりこの時期の富士山は半分ちょっとが雪に覆われていて絵になります。
丹沢山頂で昼ごはん。そして母親は予備のアイゼンに交換。予備のアイゼンは私が持たされていた荷物にありました(笑)。このアイゼンはひもで縛るだけの旧式のもの。よくぞとってありましたという年代ものでしたが、先ほどまで使っていたものとは異なり、十分な爪の長さがあります。そのためスリップしにくく、スピードはゆっくりですが、着実に歩を進めることができるようでした。
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丹沢から蛭が岳は、富士山をはじめ、檜洞丸、南アルプス、そして奥多摩の山々を見渡せる気持ちの良い稜線歩きです。でも、多少アップダウンがあるため、母親には堪える様子。かなり長い間一緒に歩きましたが、鬼が岩の難所を過ぎた後は先に行ってよいとのお許しが……。
一気に蛭が岳の手前の急登をこなし山頂に。昨年のようにに日没寸前ではなく、十分ゆとりのある15:30には蛭が岳山荘に到着することができました。塩水橋からは9劼らいと、宮ケ瀬→丹沢の11劼茲蠱擦ったこともあり、多少の余力を残して母親も到着しました。
ただ、道中は雪ということもありますが、7時間近くはかかりすぎの感です。
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蛭が岳山荘は、80歳以上は宿泊無料(ちなみに小学3年生以下も無料)です。積雪がなければ小2の次男も同行する予定でしたので、我がグループに無料が2人というのも申し訳ないところでした。
部屋は1F、2Fの吹き抜けで、40〜50人定員といったところでしょうか、混雑が予想されていましたが、一人につき1枚の布団があてがわれました。ただし、夜間の暖房はないため、宿泊者が少ないとかえって寒いようです。
夕日が富士山の裾野に沈んだ後も、しばらくは赤い夕焼けが周囲を包んでいました。夜は東京や小田原の夜景と、満天の星空を楽しむことができました。
翌朝は、前夜から吹き始めた強い風の中でのご来光待ちとなりました。ただし、風向きは南西と、風の強さのわりには寒さはましでした。
6:50ごろ日の出ということでしたが、水平性にはわずかに雲がかかり、少し遅れてのご来光。天気に恵まれないとなかなかお目にかかることができないのですが、今年は素晴らしい眺めの中で初日の出を拝むことができました。そして、反対側にはほのかに赤く染まる富士山。思惑通りの初日の出登山となりました。
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せっかくの初日の出でしたので、下山は慎重かつ安全な道で…。堂所経由でながい林道を下り、12時前には塩水橋まで戻ることができました。唯一の誤算は林道にかかる橋で母親が転倒。手首をひねったことは残念でした。でも骨折しなくてよかったです。簡単に骨が折れるのも老人ですからね。
miraipapaさん
おめでとうございます。
81歳のお母さんとの年越し山行・・・。
楽しく読ませてもらいました。
お母様には脱帽です。
塩水橋から蛭ヶ岳は決して楽ではないですよね。
(宮ケ瀬から丹沢はもう凄すぎ)
感心させられるとともに励みになりました。<(_ _)>
ありがとうございました。
いつまでもお元気に山行を楽しんでください。
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