局ヶ岳−独り天を突く伊勢の槍
- GPS
- 04:33
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 807m
- 下り
- 794m
コースタイム
- 山行
- 3:35
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 4:35
天候 | 晴れ時々くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所はありません。 |
その他周辺情報 | 下山後の温泉は、道の駅飯高駅にある「いいたかの湯」でした。 |
写真
感想
<プロローグ>
松坂にある伊勢三山のうち、年末に堀坂山と白猪山を登った。残り1座は局ヶ岳である。この山はピラミダルな山容をもっていることから、周囲の山に登れば、北アルプスの槍ヶ岳のように目立つ山である。しかし、南側から見ると「山」の字にも見える。過去2016年11月に登ったことがあるが、昨年制定された「まつさか香肌イレブン」の第1座ということもあって、再度登ってみることにした。登山道は、南側から旧道、新道、椿の滝道、北側の仁柿峠から本コースと健脚コースの5本ある。前回は、旧道を登り、新道を下ったが、今回は、椿の滝道を登り、旧道を下ることにした。
<局ヶ岳神社登山口〜椿の滝登山口>
伊勢道と尾鷲道の分岐する勢和多紀ICから国道368号に入り、国道166号に入ると櫛田川に沿って西進していくと、右手に「局ヶ岳登山口」と書かれた大きな案内板がある。ここから北上していくが、幅の狭い道をどんどんと登っていくと、終点で局ヶ岳神社の駐車場に着いた。ここの駐車場は3段になっていて、10台あまり駐車できそうだが、すでに三重ナンバーの車が5台駐まっていた。局ヶ岳神社の右手からコンクリート舗装された道を上っていくと直ぐに「局ヶ岳登山道」という案内と登山届投函箱があり、しばらく行くと新登山道と旧登山道の分岐点があった。前回がここから右手にとって旧登山道を登った。今回は時計回りに周回するということで左に進んだ。アスファルト舗装された車道を進んでいくと、「局ヶ岳登山口」という案内板と「局ヶ岳登山道100分2300m新登山口(飯高)ルート」という案内板があった。この説明板は、前回のときとは新調されていて、以前の椿の滝コースを新登山道(飯高ルート)としているようである。この新調された説明板には、南側から見ると、「お局さんが十二単をまとっているように見えるため、局ヶ岳と呼ばれるようになった」という説明があった。
<新登山口〜小峠>
新登山口(飯高)ルートと呼ばれるようになった椿の滝コースは、平成14年に整備された新しい登山道で、つづら折れになった比較的緩やかな登りである。登山道には新しい案内標識(おそらく、「まつさか香肌イレブン」の制定に伴って作られたと思われる)がたくさん掲出されていた。登山道の幅もあり、ゆったりとした登りは快適である。やがて傾斜が急になってくると登山道はジグザクを切って登りやすくなっている。傾斜が緩やかになるとトラバース道となり、やがて炭焼窯跡を通過し、新道と合流した。それから再び傾斜が急になってくるとまた登山道はジグザグを切って登っていく。傾斜が緩やかになってくるとまたトラバース道となり、しばらく行くと旧小峠の標柱があった。そのまま進んで行くと左から上がってきた尾根と合流したが、いきなり風が強くなってきた。予報では西の風が7〜8mということであった。急に体感温度が下がり寒くなったが、間もなく旧登山道が上がってきた小峠に着いた。小峠であることを示す標識はなく、局ヶ岳まで300mという新しい標識だけである。もっとも、右から上がってくる旧道は確認することができる。
<小峠〜局ヶ岳山頂>
小峠を通過すると、また傾斜が急になってきたかと思うと、周囲はこれまでの樹林帯から自然林に変わってきた。ちょっとした岩場を通過すると、登山道は少し左側から回り込むように緩やかに登っていき、再び細尾根になったが、さほどのこともなく山頂に着いた。局ヶ岳山頂は小さな広場になっていて、ベンチがひとつあり、その傍らに三等三角点が隠れるようにあった。例の立派な山名プレートが新調されていて、その向こう(西)には縦走路に続く栗ノ木岳と三峰山があり、その北(右)には学能堂山、倶留尊山、大洞山、尼ヶ岳が連なっていた。北方向は、無粋な電波反射板があるが、それでも矢頭山、堀坂山、白猪山などを望むことができた。南に転じると、迷岳、仙千代ヶ峰、七洞岳などが確認することができた。山頂はかなりの強風が吹いて寒いものの、馬酔木の樹木が風を遮ってくれて、豚しゃぶ鍋を堪能することができた。また「まつさか香肌イレブン第1座局ヶ岳」と記された山名をプレートもしっかりと確認した。
<局ヶ岳山頂〜旧道登山口〜局ヶ岳神社>
局ヶ岳山頂でちょっと寒かったが、1時間の鍋ランチタイムを愉しんだ後、下山となるが、まずは小峠まで戻る。小峠で旧道から登ってきたペアに出会ったが、旧道は退屈ではあるが、風は全くないということであった。樹林帯の中を淡々と下っていく旧道は、さして危険箇所もない。やがて谷沿いの右岸を下っていくと、左手に大きな樹木が目に止まった。近づいてみるとケヤキの大木であった。登山道に戻り、さらに下っていくとポンと林道に降り立った。コンクリート舗装された道を下っていくとショートカットの登山道があり、ここを進んで行くと、新・旧登山道分岐点に出て、局ヶ岳神社駐車に戻ってきた。
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