お正月に郷土富士 飯野山(讃岐富士) 幸福スパイラル
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.2km
- 登り
- 331m
- 下り
- 322m
コースタイム
7:58 野外活動センター
8:15 3合目分岐
8:55 飯野山頂上
9:02 おじょろの足跡、展望所
9:15 下山開始
9:48 飯野町登山口
天候 | 晴れ 風もなく暖かかった。途中からはジャンパーを脱ぎ、半そでで歩き出した。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ここがいいのは、野外活動センターがありトイレ(紙あり)が無料で使えること。 きれいなトイレだった。また、ジュースの自動販売機もあるので水分を購入し忘れた人にとってもやさしい。 また、「○合目」や「頂上まであと○○m」などの表示が非常に多く目標になりやすい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
安全で楽しい登山道、直登コースが2か所あるがそれは健脚向けで、普通の人は回りながら登るコースをお勧めする。 讃岐富士と言われる飯野山だが、このようなスパイラルコースを取って登れる山は貴重である(開聞岳が有名であろうか)、この山には沢とかがなく、純粋な円錐の様を呈しているのだということである。 |
写真
感想
讃岐が好きである。もう10回以上は来ている。屋島もいいし、こんぴらさんいい、丸亀城も玉藻城も素敵だ、善通寺の街並み、まんのう公園もいい。
そしてもちろんうどんも好きだ、「恐るべしさぬきうどん」の本も全部読んだし、関東でもさぬきうどん屋があると入ってしまう。しかし、いつも「何かが違う」と思ってしまうのである。
で、年に1〜2回讃岐の国に来て食べると、7割の店は私に感動を与えてくれる。そう、九州旅行の帰りに讃岐の国に寄ったのは、うどんを食べるためなのである。そして、讃岐の風景は平野の中にところどころにある円錐形の山、その中でも讃岐富士は存在感ああって好きな山だったのである。しかし、讃岐富士という名前は知っていても本名が「飯野山」だということも今回知ったのである。
さて、この登山口にたどり着く間にすでにうどんを食べている。しかも、3玉とげそ天ときたもんだ。少しウォーミングアップしてからじゃないと登れないなあと思っていた。最初は、坂出市側から登ろうと考えていた。その方が完ぺきなスパイラルを描けるからだ。しかし、3玉もうどんを食べてしまった私は当然トイレ休憩が必要であろうと思い、登山口を飯野町ルートに変更する。ここにはきれいなトイレがあることをリサーチ済みであったのである。
トイレも済ませ、準備万端である。約2.2kmの登山道で350mを上る。だらだらとゆるい上り坂を写真を撮りながら登り続けるのだる。「この山を5回1日で登って降りてきたら雲取山の距離だなあ・・・。」とか、「丹沢の表尾根だったらどうだろうか・・・」とか・・・。そして景色が良いところでは写真をどんどん撮る。
讃岐の街並みからぴょこぴょこ飛び出す円錐形の山、独特の風景である。これらはほとんどが、ピュートと呼ばれる山の柔らかいところのみが風化し固い部分だけが残った山となった。
風化が作り出したものとしては台地であるメサ(屋島など)と山であるピュート(飯野山)などに分かれるが、まさに讃岐の風景は、時間が作り出した妙である。
なお、安山岩(サヌカイト)や花崗岩でできているため、過去に噴火の事実があったかどうかは全くわからないようだ。
高松自動車道、そして瀬戸大橋の風景はぴか一である。そして瀬戸大橋まで来たらいよいよ頂上が近い。
頂上はまさにこの山が信仰の山であったことを物語っている。真ん中に神社があり、祠がある。そして結構な人たちが休んでいた。何度も登りに来ている人たちが「今年もよろしく」と新年のあいさつをしている。作ったカップラーメンを食べる小学生。純粋な登山目的の人もいれば参拝目的の人もいるのであろう。しかし、無事に登った喜びは共通している。
山頂から少し降りたところにある「おじょもの足跡」と「展望台」に足を延ばす。この山にはおじょも伝説があるのだ。
簡単に説明すると、日本中に山を作っていたおじょもが讃岐にも山を作ってやろうとやってきて、手に持った砂を落としてできたのが飯野山だという伝説である。本当に簡単だ・・・。
しかし、その説明看板に落書きがしてあるではないか。これが私の新年初怒りになってしまった。どこの地にも心無い人がいるんだなあと思う。
ほどなくして私は螺旋を戻り始める。8時台になってきているので、登ってきている人が徐々に増えてきている。出会う人たちと丁寧にあいさつを交わす。おじいちゃんと幼稚園生の孫というペア、家族総出で登ってきたぞというグループ、いろいろな山に登ったがここまで家族連れが多い山もなかったなあと思う。毎年正月にはここに登ろうという家族も結構いるのかな・・・と想像する。
正月3が日ということもあるのか、同じ年齢同士のグループとか、カップルとかのグループよりも、本当に家族総出で笑顔で登って来ている山だった。
そうか、この螺旋は家族の幸せを祈る場なのだな。幸せがスパイラルのように舞いあがっていくように祈る山なのかな。何かほほえましい雰囲気を感じた。
家族にとってゃ幸福の螺旋、私は妄想スパイラルでございました・・・。
その後昼食にまたまた讃岐うどんを2玉とかき揚げを食べてしまったのは内緒ですが・・・。
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