杉殿尾根から本仁田山へ
- GPS
- 05:31
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 969m
- 下り
- 1,015m
天候 | 晴のち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・一般登山道の為道に迷う箇所は皆無。 ・標高1000m前後から積雪、今回は使用しなかったがアイゼンは必携。 |
写真
感想
長い正月休みの最後の日に奥多摩に行きたいが、身体が鈍っているので足慣らし
程度にしたいと前日の夜に地図やネットで調べていると、本仁田山が候補に上った。
杉殿尾根から登れば手軽そうだ。年末のtoimeさんのレコ http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-387881.html を参考にさせて頂き、予定を組んだ。
当日ホリデー快速奥多摩1号は朝帰りらしい若者数組と山装備のカップル一組程度で随分空いていた。鳩の巣駅に着いた時点はまだ夜明け前だった。いつもは奥多摩駅でバスの接続をとるためもっと遅い時間の列車に載っていたので、夜明け前についたのは新鮮だった。
杉殿尾根へは駅を出て右手、斎場を左に見て進み、更に右手の踏切を超える。そのまま道を北に進み、分岐はただ高い方へ進む。すると写真のようにトタン屋根のお寺が見えてくる。そのお寺の左に指導標がある。そこからは杉の植林の山道だ。正月の朝だからか誰にも会わなかった。
山道は西に伸びる尾根の中腹を進んでいる。その道が丁度北に回り込んだ後に日が昇ったので、日の出は見られなかったが、朝日に照らされた川苔山を堪能できた。今日は時間もあるしきつくないコースだと思うと歩調は緩み、冬枯れの風景に見とれていた。
大根ノ山ノ神で後から来た黒ずくめの男性を見送った。登りで出会った唯一の方だ。大根ノ山ノ神には2010年版昭文社地図にも地形図にも無い未舗装の林道が尾根を回り込んでいる。ふと南に下る林道に進んだが、ここは尾根を直登するはずだ。戻ってみると林道の上に登山道も指導標もある。こちらで間違い無いと確信し、進んだ。
しばらくは植林帯の尾根歩きが続く。標高900mを超えた辺りで残雪が見当たり、峠に着くと雪に覆われていた。そこからはそれなりの急斜面になるが、尾根は太い。雪も凍ってはいないので、アイゼンは不要だが、最低限の慎重さは必要だった。それでもわざと雪の深いルートを選んで遊んだりした。山の北側とは言っても1000m以下でこの雪なら、今年の奥多摩は雪歩きの訓練を散々に楽しめるかもしれない。
コブタカ山まで雪混じりの急登が続いた。最初は見当たらなかったアイゼンの踏み跡が徐々に増えた。ようやく山頂に着く。見晴らしは埼玉方面にだけあった。コブタカ山からは北斜面の為更に雪が深くなったが、凍ってはおらず、踏み跡はしっかりついている。
冬枯れの景色に一面の雪。上空の風のうねりと留鳥のさえずりしか聞こえない。他には何も聞こえない。
小ピークを西に巻いてから登り、長い頂上に出た。頂上では単独の男性1名と、その後に2名のみ。まだ朝10時なので腹が減っているはずもなく、魔法瓶の湯でインスタントコーヒーを溶こうとしたところ、溶けない。間違えてレギュラーコーヒーを持って来てしまった。水筒がわりに缶ジュースを持って来た前回に引き続き、自分のアホさ加減に呆然とした。止むを得ず湯だけをすすって降りることにした。
参考にしたtoimeさんのヤマレコでは大休場尾根に雪が残っているという事だったが、この時はほぼ見当たらなかった。ただ傾斜はきつい。ゆっくりと降りていると、上から熊鈴が聞こえてきた。うるさい。冬眠の時期に、空気が澄んで静かなこの時期の山でわざわざ騒がしくするのが理解できない。一休みしてやりすごし、静かに降りた。
その後、昼前の時間なので何人もの方とすれ違った。それでも日曜にしては少ない。最後に麓の手前で山岳救助隊の方々に出会い、目的の山とコース、入山時刻を尋ねられた。どうも何かあったらしいが、聞かずにやり過ごし、下界に到着した。
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