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Yamareco

記録ID: 3928578
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
近畿

竹呂山から三室山を経て大通峠

2020年02月24日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
10.6km
登り
900m
下り
894m

コースタイム

日帰り
山行
7:10
休憩
0:10
合計
7:20
8:20
0
8:20
8:20
90
9:50
10:00
170
12:50
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100
14:30
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70
15:40
15:40
0
15:40
ゴール地点
この山行ではGPSを使用しておらず、各地点の時刻はアナログ記録に基づいています。
天候
過去天気図(気象庁) 2020年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
林道竹呂山登山口
コース状況/
危険箇所等
一部、不明瞭箇所あり
その他周辺情報 波賀温泉楓湯
竹呂山山頂は雪に覆われている。
2020年02月24日 09:57撮影 by  iPhone XR, Apple
2/24 9:57
竹呂山山頂は雪に覆われている。
2020年02月24日 10:07撮影 by  iPhone XR, Apple
2/24 10:07
下ショウダイから見る上ショウダイと三室山。
2020年02月24日 11:18撮影 by  iPhone XR, Apple
2/24 11:18
下ショウダイから見る上ショウダイと三室山。
かろうじて篠竹は雪の下に。
2020年02月24日 11:21撮影 by  iPhone XR, Apple
2/24 11:21
かろうじて篠竹は雪の下に。
爽快な景観が待っていた。
2020年02月24日 11:36撮影 by  iPhone XR, Apple
2/24 11:36
爽快な景観が待っていた。
遠くに白く輝く氷ノ山。
2020年02月24日 11:38撮影 by  iPhone XR, Apple
2/24 11:38
遠くに白く輝く氷ノ山。
開放感あるれる尾根を行く。
2020年02月24日 12:02撮影 by  iPhone XR, Apple
2/24 12:02
開放感あるれる尾根を行く。
後山と舟木山が立派。
2020年02月24日 12:06撮影 by  iPhone XR, Apple
2/24 12:06
後山と舟木山が立派。
急登も眺望に励まされてぐいぐい。
2020年02月24日 12:07撮影 by  iPhone XR, Apple
2/24 12:07
急登も眺望に励まされてぐいぐい。
上ショウダイの岩場を降りる。
2020年02月24日 12:20撮影 by  iPhone XR, Apple
2/24 12:20
上ショウダイの岩場を降りる。
”因幡高天原”(asakinu命名)のはるか彼方に氷ノ山。
2020年02月24日 12:48撮影 by  iPhone XR, Apple
2/24 12:48
”因幡高天原”(asakinu命名)のはるか彼方に氷ノ山。
こちらは白く輝く東山(とうせん)。
2020年02月24日 12:48撮影 by  iPhone XR, Apple
2/24 12:48
こちらは白く輝く東山(とうせん)。
三室山山頂の360度の展望。
2020年02月24日 12:48撮影 by  iPhone XR, Apple
2/24 12:48
三室山山頂の360度の展望。
因幡高天原の伸びやかな稜線。
2020年02月24日 12:48撮影 by  iPhone XR, Apple
2/24 12:48
因幡高天原の伸びやかな稜線。
大通峠へのササの稜線もゆったり。
2020年02月24日 13:04撮影 by  iPhone XR, Apple
2/24 13:04
大通峠へのササの稜線もゆったり。
天児屋山も雪がわずかしかない。
2020年02月24日 13:06撮影 by  iPhone XR, Apple
2/24 13:06
天児屋山も雪がわずかしかない。
大通峠への牧場尾根から。
2020年02月24日 13:24撮影 by  iPhone XR, Apple
2/24 13:24
大通峠への牧場尾根から。
例のオブジェ。
2020年02月24日 13:26撮影 by  iPhone XR, Apple
2/24 13:26
例のオブジェ。
雪も残る。
2020年02月24日 13:33撮影 by  iPhone XR, Apple
2/24 13:33
雪も残る。
名残の雪を楽しみつつ振り返れば、まだ白い東山が遠望される。
2020年02月24日 13:52撮影 by  iPhone XR, Apple
2/24 13:52
名残の雪を楽しみつつ振り返れば、まだ白い東山が遠望される。
大通峠(おどれとうげ)に到着。
2020年02月24日 14:28撮影 by  iPhone XR, Apple
2/24 14:28
大通峠(おどれとうげ)に到着。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター マフラー ネックウォーマー 毛帽子 予備靴ひも ザック ザックカバー アイゼン 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ライター 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

無風快晴の登山日和、今日こそ懸案のこのルート。
竹呂山登山口の登山ポール前を8時20分に出発し、新たに開かれたという尾根コースを辿って竹呂山を目指す。竹呂山山頂までは針葉樹の植林が基調で変化に乏しいコースであるが、尾根からはところどころ、山腹の襞を雪で際立たせる後山を垣間見ることができる。次第に雪が足元を覆い始め、竹呂山山頂までゆくとすっかり雪の世界だ。ここから「谷コース」の方向へ主尾根を辿る。
この尾根は広葉樹林に包まれて気分がいい。間も無く「谷コース」を左にわかち、なおも尾根を進む。途中、ひらけた雪面で下ショウダイを眺めながら昼飯とする。周囲にはブナの大木が目立ち、宍粟杉を混ずる。あまりのポパポカ陽気に昼寝をしたくなる。ここからひと登りして右に尾根を回り込むと下ショウダイのコブに達する。コブの先の小さな鞍部からは左に三室山、右に上ショウダイが鋭く立ち上がる様子が望まれ、登高意欲をいやが応にも掻き立てられる。三室山がこんなに勇ましく見えるのは、このアングルだけだろう。まるで奥駆道の稜線から眺める大普賢岳、小普賢岳の二峰のようだ。秘峯「くらます」もひときわ白く輝きを放っている。
下ショウダイを過ぎる頃から笹が目立つようになるが、最初は足首にかかる程度。しかし、上ショウダイへの急な登りに入る頃から身の丈を越すスズ竹が目につくようになり、いよいよ藪か、と構えるが、とりあえず通行できる程度の刈り払いがなされており、スズ竹の“林”を潜るようにして進む。息をつかせぬ急登に下ショウダイは見る間にはるか下方となり、たかが千メートルとは思えない高度感がすがすがしい気分を呼ぶ。
それにしてもいい天気だ。後山からダルガ峰に続く尾根を左手正面に終始眺められる。右手にはところどころで氷ノ山が白く伸びやかにのぞまれる。グイグイと登って上ショウダイの岩上に立てば、目前に三室山が大きく立ち現れる。まずは上ショウダイの岩場の下りをこなさねばならない。岩場の右寄りに付けられたトラロープが、かろうじて固定点のみ雪から顔を出している。引っ張ってみるが雪は取れそうもない。岩角を掴んでスタンスがとれるところに下降し、ここでロープを下から跳ね上げると、雪から難なく飛び出してきた。これで難所は通過できた。あとは三室山へ駆け上がるのみ!のはずだったが、この陽気に雪はモナカと成り果て、数歩ごとにめり込んで体力と時間を消費する。少し頑張って登ると雪が硬くなり、ひょい、と一般ルートに飛び出した。一般ルートにはいくつもの踏み跡が残されている。
三室山頂には誰もおらず、雲ひとつない快晴のピークから360度の眺望をほしいままにする。北側眼下に広がる尾根は、私が因幡高天原と密かに呼んでいる牧場のような伸びやかな尾根だ。この尾根にせよ、西側はるか下方の大通峠への尾根にせよ、2月だというのに雪原にはならず、野っ原に白い点々が広がる状態である。それでも、目を上に向けて氷ノ山、「くらます」を眺めれば、この山々が一際白く輝いて、冬であることを実感する。
ありがたいことに、大通峠からは一人登った靴跡が残っており、これを辿って下山を開始する。途中の茫漠たる笹原を放牧民になりきってさまよい下れば、尾根は次第と狭まって雪庇も現れる。ここから振り返る三室山も立派である。さらに起伏のない尾根を進むが、大通峠は遠い。遠いのだ!このコブの向こうには道路がある、と期待するが、まだない、これを繰り返したのち、突然、大通峠に出る。切り通しになっていて上からは道路が見えないので、目標点が最後まで確認できないのである。しかも、道路への降り口が探しにくい。道路には2時35分着。ここから少し道路を歩き、右手に「下山路」の標識をみてこれに入る。古い峠道を下るとやがて沢にぶつかり、作業道に合流する。これを下って大通峠からの舗装道路に出る。この場所にも作業道の入り口にも標識がないから、登りの場合、要注意である。車には3時40分に戻り、無事、今日のアドベンチャーは終了となった。

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