仏果山〜経ヶ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 883m
- 下り
- 1,114m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
東谷戸入口からバスで本厚木駅へ |
写真
感想
年末年始は久々にとくに山には行かず、バイトも連休だというのに特に計画も立てていなかった。
そこそこ天気はいいらしいので、思いつきで丹沢で訪れたことのないこの山域を訪れることに。ちなみにこれが当日の0時30分くらい。
行動時間もそれほど長くないとふみ、8時過ぎくらいに起床、あくび混じりに小一時間パッキングをし家を9時過ぎに家を出た。
電車とバスに揺られ、目的のバス停に到着したのが11時30分。なんとものんびりとした登山だ。
仏果山の登山口は宮ヶ瀬湖の少し手前にあるが、せっかくだから綺麗に尾根筋を歩きたいので、宮ヶ瀬ダムへ足を進める。
高取山・仏果山登山口と書いてある。地図で見て分かっていたことだが、いきなりの急登。ここ数日寒い寒いと言われていたので、着込んでいたが早速脱ぐ。ズボンも厚手だったが、脱ぐわけにもいかないので我慢だ。
今回、レイヤリングに関してはちょっと失敗した。
急登を登り終え、尾根筋にでると緩やかになる。視界の開けるところもあり、宮ヶ瀬湖が綺麗見える。天気が良いのだが、大山や表尾根方面は雲に覆われている。
海から雲が流れ込んでいる感じ、蛭ヶ岳などは見ることができる。
さて、樹林内の登山道を進んでいくと、白いものが目に入る。ん?ティッシュがいっぱい落ちてるのか?と思ってよく見てみると、シモバシラの氷の花の群落が出来上がっていた。
ちょこちょことは見たことがあるが、群落で見るのは初めて。しばし、自然の造形美を観察する。
平日だし人もいないかなと思っていると、3人組とすれ違う。この3人もシモバシラを観察しているようだ。
人工林を抜けて、常緑と落葉樹が交じる中を登っていき登山口から1時間ほどで高取山に到着。
なんと山頂には大きな展望台が設置されていた。樹林内だと思って展望は期待していなかったのでこれは予想外。
さっそく上まで登ってみる。先月歩いた丹沢主稜部や奥多摩、関東平野が一望できて気持ちがいい。
房総半島どころか、筑波山まではっきりと望むことができる。
時間も13時なのでお昼ごはん。青空のもとカップラーメンとおにぎりを頬張る。うん、最高。のんびりと山頂を堪能する。
さて、お次は仏果山へ足を進める。地図で見てもそうだが、意外とこの辺りの尾根筋は細い。別に滑落を気にするほどのものではないが、怖い人は怖いかも。
宮ヶ瀬越を過ぎて30分ほどで仏果山へ到着。高取山と同じく大きな展望台がそびえている。
また。上まで登る。仏果山の遮りがない分関東平野が綺麗に見える。
同じく展望台で眺望を楽しんでいた方としばし歓談。ふもとに住んでいる方のようだ。
2人で山座同定したり、丹沢の話をする。大菩薩も見えていることも分かった。
と、大菩薩が自宅から望んでいたと思っていた山ほど白くない。あまりに真っ白なので薄々、大菩薩ではないと疑ってはいたが、これで確信に変わる。
それでは、あの真っ白な山はどこなのだろうか。
こんな話題を振ってみると、それは甲斐駒ではないかという返答。ああ、確かに甲州街道の谷筋から見えるとしたら甲斐駒かもしれないと思い至る。
自宅で地図で確認し、家から見える白い峰が甲斐駒であることが確実となった。結構、長年の謎だったが、とてもスッキリするとともに、自宅から甲斐駒が見えることに感動を覚えた。
そんなこんなで、30分も休憩してしまったので先を急ぐ。
地図で見る限り1時間もかからんと踏む。しかし、思ったよりも標高を下ろしていくので、意外としんどいのではという不安を胸に小走りで進んでいく。
時折出てくる、自然史・郷土史の看板にはしっかり目を通す。ここのあたりの山の名前から想像は容易いが、やはり修験の道だったようだ。
車道横切る半原越を超え、再びの登り。息を切らしながら登って行き、仏果山から40分ほどで経ヶ岳へ着いた。
しばし休憩。さて、日没まで1時間半程しかない。ここからバス停に降りることもできるが、いかがなものかと一瞬迷ったが、今回華厳山・荻野高取山に行かなければしばらく行く機会も無いだろうと思い尾根を更に進む。
再び、尾根を下っていく。ここもけっこうなコンタ下げ。どこにいっても丹沢は律儀に登り降りするものだと思いつつ、勢い良く下っていく。
途中、西山を守る会による道標に華厳山まで1時間、高取山までさらに45分と書いてあったのでびっくりするが、地図で見る距離からそんなことはあるまいと進む。
案の定、華厳山までは15分くらいで着いた。しかし、細かく道標を付けて、仏果山・経ヶ岳に比べればマイナーであろうの山へ登山者を導こうという地元山岳会の愛には頭が上がらない。
のんびりしている時間もないので、次の荻野高取山へ。こちらも10分ほどでピークへ付いた。
高取山に始まり、高取山で終わるなかなか面白い山行だ。
荻野高取山からは少し稜線沿い歩き、大厚木カントリークラブに向かって降りていく。地図で見るよりも急な気がする尾根を転がるように下って行き15分ほどで、ゴルフ場へ出た。
平日だから誰もいまいと思ったが、有閑な方々がゴルフを楽しんでいた。
その後30分ほど車道を歩き、東谷戸のバス停へ。バスの待ち時間も10分ほどだ。寒さが増す夕暮れの中、コンビニ肉まんを大事に頬張り帰路についた。
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