【過去の記録】 大室山 リフトで散歩
- GPS
- --:--
- 距離
- 1.4km
- 登り
- 190m
- 下り
- 192m
コースタイム
13:56 リフト頂上
14:04 六地蔵
14:06 頂上三角点
14:14 小噴火口
14:25 大室山リフト駐車場
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
基本的にスニーカーで十分、家族登山、気楽な散歩である。 |
写真
感想
静岡は好きな観光地がたくさんある、富士山の世界遺産登録の影響で、結構2013年前半は静岡や山梨の観光地を見て歩いていたのだ。この日も伊豆を旅していて偶然見つけた観光地である。仕事を終わらせてから相模湾沿いを運転し、道の駅「伊東マリンタウン」で車中泊、朝一で風呂に入り(5時からやっている温泉が伊東マリンタウン内にあり、朝食も食べられる)、ジュディ・オング記念館、Izoo、熱川バナナワニ園などの観光地を見た後で私はここにやってきたのであった。
見るからに成層火山、しかし規模が小さい。しかし形は良い。
当時は山登りの楽しさを忘れていたので、リフト券を500円で買いリフトに乗った。後で調べてみると、国の天然記念物であり、登山道をつけることにより山肌が荒れるということで、リフト以外でここに入るわけにはいかない。また、毎年2月に山焼きが行われるため、樹木は一切なく山焼き後に生える草のみである。リフトは快調に動き続ける。
頂上近くでは固定カメラがあり、写真を撮られる。(1000円で購入することもできるが、その手の写真を私は買ったことがない・・・そもそも勝手に写真を撮るなっての・・・。)
リフト頂上口に着いたら、あとは火口の周りを一周。景色を楽しむ。
晴れた日であれば、富士山からスカイツリー、三浦半島まで見えるらしいが、それは冬の快晴の日の午前中だけであろうな。一番よく見えたのは伊豆大島の三原山でしたが、伊東の街並み、一碧湖などを見ることができ面白かった。
しばらく行くとその道が少しずつ登っていることを感じ始める。実は、リフト頂上よりも高い地点、この山の本当の山頂に近づいているのだということに気づく。
写真を見てもわかるが、実は大室山山頂からリフト乗り場までは結構見下ろす感がある。
さて、明らかにこの山は火山だというのはわかるが、4000年ほど前に噴火した単成火山である。そして気象庁ではおおむね1万年以内に活動記録がある山を活火山としている、当然この山も活火山である。伊豆東部にはこのような火山が結構あり、伊豆東部火山群として気象庁に活火山指定をされている。1989年7月13日には、伊東沖の海底火山が噴火し、大きな水柱が上がった。海底に成層火山風な山ができたそうである(手石海丘)。今後も、伊豆東部火山群、いつどこで噴火が起こるかわからない。
ちなみに、4000年ほど前の火山活動では、この地から盛んに溶岩を吹きだし海岸を2kmほど埋め立て、城ヶ崎海岸を形成した。吊り橋やダイビングなど様々なスポットがあるが、それらにはこの大室山がかかわっているのである。そして、玄武岩質の噴出物(スコリア)がこの地につもり大室山となったわけだ。火山の分類からは「スコリア丘」と呼ばれている。
山頂で三角点にタッチし、さらに半周行く。八地蔵を超え、火口のふちにある小さい火口にたどりつく。昔この火口にキツネが住んでいたという伝説が残っている。火山としての最後の活動をここでちょぼちょぼ行ってたのか、少し間をおいてから小噴火したかはわからない。
そういうことで、この1時間にも満たないハイキングを終了させ私は下りリフトに乗った。でも、これだけ考えることができて500円だったら決して高くないなあと思った。
下に着いて大室山を望むと、雲が多くなってきていた。時間も時間だし、そろそろ帰宅に向かうか、もう一か所くらいどこかに行こうか思案する。なお、目の前に伊豆シャボテン公園があるのだが、行く気にはならなかったなあ・・・。
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