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記録ID: 3943398
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雪山ハイキング
甲信越

【歩荷トレ】戸谷峰(美ヶ原の西の端っこの里山)

2022年01月23日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:48
距離
4.2km
登り
714m
下り
716m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:31
休憩
0:16
合計
3:47
14:32
14:47
59
15:49
ゴール地点
天候
過去天気図(気象庁) 2022年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
旧三才山トンネル有料道路の途中、一ノ瀬集落近くにある三才山ドライブインに駐車。松本市により駐車スペースとして公に認められている場所。
ただし、ドライブインから登山口へは、旧三才山トンネル有料道路を横切らねばならず、おまけにカーブの直後にあるため車から死角となりやすい。横断には細心の注意が必要。
コース状況/
危険箇所等
1050m付近から積雪が徐々に増えてきて、残り0.7kmの看板手前からは足首くらいになる。1050m付近からずっとチェーンスパイクを使用。
さて、過去最重量。そしてエイジシュート(45y<x)。とはいえ、伝説の鍋焼きうどんの御方の半分以下だが。。。
さて、過去最重量。そしてエイジシュート(45y<x)。とはいえ、伝説の鍋焼きうどんの御方の半分以下だが。。。
ザックのてっぺんがかなり左に偏っているが、上はダウンジャケットが入っているだけなので本人は気づいていない。
ザックのてっぺんがかなり左に偏っているが、上はダウンジャケットが入っているだけなので本人は気づいていない。
序盤は傾斜がそれほど急ではないので順調。
序盤は傾斜がそれほど急ではないので順調。
0.5km/2.2km。ここまで約30分。積雪もほぼないし、つづら折りなので、比較的歩きやすい。
0.5km/2.2km。ここまで約30分。積雪もほぼないし、つづら折りなので、比較的歩きやすい。
1200mくらいになると積雪が徐々に増える。
1200mくらいになると積雪が徐々に増える。
それなりに雪が深くなってくると、足元にも神経を集中しなければならないので難易度が上がる。
それなりに雪が深くなってくると、足元にも神経を集中しなければならないので難易度が上がる。
すると、覿面に荷の重さが堪えてくる。ザックのショルダーハーネスに胸部を締め付けられるので、息が吸いづらくなって息切れしやすくなるのだ。脈拍は平均で110台、最大で140台程度なのだが、しばしばこのように荷の重さを除圧しながら息を整えないと続かない。
すると、覿面に荷の重さが堪えてくる。ザックのショルダーハーネスに胸部を締め付けられるので、息が吸いづらくなって息切れしやすくなるのだ。脈拍は平均で110台、最大で140台程度なのだが、しばしばこのように荷の重さを除圧しながら息を整えないと続かない。
荷が重いので、写真のように骨盤が後傾してきてしまうが、その分膝を曲げないと前方への体重移動がしづらくなるため、代わりに大腿四頭筋(膝の前の太い筋肉。膝を伸ばす作用がある)と大殿筋(殿部の下側にある太い筋肉。股関節を伸ばして歩く推進力を出す)に頑張ってもらわないといけなくなり、筋疲労が増すことになる。
荷が重いので、写真のように骨盤が後傾してきてしまうが、その分膝を曲げないと前方への体重移動がしづらくなるため、代わりに大腿四頭筋(膝の前の太い筋肉。膝を伸ばす作用がある)と大殿筋(殿部の下側にある太い筋肉。股関節を伸ばして歩く推進力を出す)に頑張ってもらわないといけなくなり、筋疲労が増すことになる。
こうやって見ると、荷が偏りすぎ。しかし、そのことに気づく余裕すらない。
質量中心が中央であるほど重心が左右にブレにくいことは言うまでもない。
こうやって見ると、荷が偏りすぎ。しかし、そのことに気づく余裕すらない。
質量中心が中央であるほど重心が左右にブレにくいことは言うまでもない。
雪が深くなってきて、足が取られやすく疲労倍増。チェンスパなので滑ることはないけれども、
雪が深くなってきて、足が取られやすく疲労倍増。チェンスパなので滑ることはないけれども、
1.5km/2.2km。0.5km地点から約40分。本人はものすごく長く感じているが、思ったよりペースは良い。ここまでは概ね体重移動と骨盤の動きだけでなんとか歩ける。
1.5km/2.2km。0.5km地点から約40分。本人はものすごく長く感じているが、思ったよりペースは良い。ここまでは概ね体重移動と骨盤の動きだけでなんとか歩ける。
残り0.7kmから一気に急になる。体重移動だけではどうにもならなくなり、全身の筋肉をフル動員させて喘ぎ登ることになる。
残り0.7kmから一気に急になる。体重移動だけではどうにもならなくなり、全身の筋肉をフル動員させて喘ぎ登ることになる。
2.1km/2.2km。残り0.1kmで四賀金山(美ヶ原高原ロングトレイルの北端基点)からのルートと合流。1.5km地点から40分。やはりペースは大きく落ちた。この間、細いトラバースや急登を繰り返したため、kun_pu氏はヘロヘロの私をナビゲートしてくれ、撮影する余裕なし。
2.1km/2.2km。残り0.1kmで四賀金山(美ヶ原高原ロングトレイルの北端基点)からのルートと合流。1.5km地点から40分。やはりペースは大きく落ちた。この間、細いトラバースや急登を繰り返したため、kun_pu氏はヘロヘロの私をナビゲートしてくれ、撮影する余裕なし。
残り100m。何度も登って勝手知ったる登山道なのに、長く感じる。。。
残り100m。何度も登って勝手知ったる登山道なのに、長く感じる。。。
ようやく山頂!
モザイクでマスクされているが、その下は疲労困憊の表情。。。
1
モザイクでマスクされているが、その下は疲労困憊の表情。。。
荷が重すぎて倒れない笑
荷が重すぎて倒れない笑
無事登頂。「飯豊朝日を愛する会」のオリジナルTシャツと曇天の北アルプス。
飯豊連峰には一昨年まで6年連続で訪ねていたのだけれど、昨年はコロナ禍で行けず。。。次はいつ行けるだろうか。
無事登頂。「飯豊朝日を愛する会」のオリジナルTシャツと曇天の北アルプス。
飯豊連峰には一昨年まで6年連続で訪ねていたのだけれど、昨年はコロナ禍で行けず。。。次はいつ行けるだろうか。
しばらく休憩後、下山開始。重荷のままだと1.5-2.1km間のトラバースでなにかあると終了なので、山頂でペットボトルの水をおろし、3kgと2kgの鉄アレイをkun_pu氏に持ってもらって軽量化。錯覚に違いないだろうが、羽が生えたように軽い。
しばらく休憩後、下山開始。重荷のままだと1.5-2.1km間のトラバースでなにかあると終了なので、山頂でペットボトルの水をおろし、3kgと2kgの鉄アレイをkun_pu氏に持ってもらって軽量化。錯覚に違いないだろうが、羽が生えたように軽い。
うーん、アレかな?
うーん、アレかな?
無事下山!下りは1時間足らずだった。
無事下山!下りは1時間足らずだった。

装備

個人装備
長袖シャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック アイゼン 行動食 飲料 水筒(保温性) コンパス ヘッドランプ GPS 携帯 時計 サングラス 歩荷用の錘諸々

感想

恒例の歩荷トレーニング。

自宅から30分圏内で登山口まで行ける戸谷峰は、
美ヶ原高原の西の端にある小さな里山です。
登山口から山頂までの歩行距離が約2.5kmに対して標高差が約700mあり、
その平均傾斜角度は約16.3°ですが、残り700m〜山頂直下残り100mまでの
600mは21.5°と極端な急斜面となる上、雪面のガレ場やトラバースの
通過を繰り返すので、短距離ながらもトレーニング環境としては
十二分なボリュームがあります。
この21.5°というのは、北アルプス三大急登の一つである合戦尾根(18.0°)や
日本三大急登の一つである谷川の西黒尾根(20.5°)を上回るものです。

自分の年齢よりも歩荷重量が上回ることを「歩荷エイジシュート」と呼んでいます。
歩荷トレーニングを自分のコンディション作りの主としてから
随分と長い月日が経ちましたが、
歩荷エイジシュート(自分の年齢45y<歩荷重量50.85kg)が
年々厳しくなっていることは承知しています。
しかしながら、その現実に対してどこまで抗えるかを己に課しながら、
定期的な歩荷トレーニングを続けています。

30代までは毎年達成できていたけれど、40代に入ってすぐに
社会人学生となったので時間がなかったこともあって全くできず、
やっと昨年に久々に達成。
今回はちょっとやりすぎかな?と思ったエイジシュート+5でしたが、
同行者のkun_pu氏のアシストもあり、どうにかこうにか達成できました。

40代も半ばとなり、これからはいよいよ厳しくなっていきそうです。
あと2-3年くらいは粘りたいな。。。と念じて歩荷以外のトレーニングも
続けている日々です。

【上り(頂上直下)】



【下り】


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