転戦〜真那板山〜雪崩敗退〜再転戦
- GPS
- 05:25
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,450m
- 下り
- 1,111m
コースタイム
- 山行
- 1:23
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:23
- 山行
- 0:02
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:02
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
天候 | 小雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪状況+斜面の方角+斜度総合的判断が必要です。 |
写真
装備
個人装備 |
水
食糧
行動食
バックパック
使い捨てカイロ
ダウンジャケット
ウインドブレーカー
ピンチ缶
ヘッデン
予備電池
メガネ
GPS
笛
コンパス
ナイフ
非常食
無線機
スリング
予備インナーグローブ
保温ボトル
防寒グローブ
ビニー
バラクラバ
ハードシェルジャケット
ゴーグル
オーバーグローブ
アイゼン
ビーコン
ゾンデ
スキーヘルメット
スキーシール
スキー板
スキーアイゼン
シャベル
シールメンテキット
兼用靴
ウィペット
ウエストバッグ
ウェラブルカメラ
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感想
土曜は松本のブンリンさんで買物の予定。
したらば日曜早朝松本発の計画を建てよう。
長野のお二人にご一緒しましょうとお声掛けした。
折角だから更なる北上計画で、と小谷の風吹岳計画。
残念ながら、除雪に時間が掛かる状況で次なる計画へ転戦となった。
狙うは大網の真那板山。
ランドレは転戦計画のリサーチをしていなかったので、完全に連れてって状態。
お二人におんぶだっこで恐縮であった。
スタートが若干遅くなったものの、後続PTが続々と駐車地に集まる中、一番手スタート。
maoyukiさんは体調不良で本調子出ないとの弁だったが、イヤイヤ強いですガンガンラッセルでトレースを延ばす。
雪豹姐さんも小柄ながら、パワフルにラッセル。
ワタシもルート判らないなりに、単純な斜面などはラッセル参加。
入口で踵ラッセルだったが、すぐに脛深となり次第に膝から膝上までと深くなっていった。
幾ら我々が頑張ろうとも、後続のラッセル無しPTには追い付かれる。
後続PTは二組、先に追いついてきたPTは関東方面の方々で初見の山との事。
彼らも率先してラッセルに参加してくれた。
しかし、総勢13名まで膨れてしまったラッセル隊、反ってルート指針がハッキリしなくなってきた。
これは合流あるあるなので仕方無い部分もあると思う。
ジグを切りながら標高を上げて行くが、どうも雪の状態がイヤな感じだ。
隊の後ろの方に居たのだが、谷側を鋭く踏むと座布団サイズのブロック状に割れる。
前を行く方もしきりとストックで山側斜面を突き、弱層を探っているようだ。
樹林帯であったので、大警戒とまではしていなかったが直径20mほどポッカリと上空が開けた斜面に差し掛かった。
先行は上方へ切り返していて、その下部を通過する形であった。
2/3程、通過した時に上方から「雪崩!」のコール。
斜め後方の視界の端に流れるブロックが見えた。
前方に急ぎ逃げて直撃を回避したが、私の後ろの方が1名流されてしまった。
流れ方が単純スライドだった事、下部ですぐに斜度が緩み灌木もあった事などが幸いし、自力脱出して怪我も無かった。
破断面は厚さ40〜50センチあり自身間近で遭遇した雪崩の中では最大であった。
過去に数センチ〜十数センチ程度は幾度か経験していたが、身体が流される規模は初めてだったので少々驚いた。
しばし検討したが、やはり山頂は諦める事にして滑走に移る。
出だしは慎重に3人それぞれスタカットで滑走。
緊張感と高揚感の混じる何とも言えない滑走であったが、少し高度を下げるとスラッシュも出なくなり安定してきた。
そこからはパウダー満喫。
さすが小谷パウダーだ、天候が悪い事も幸いし麓までドパウが途切れる事は無かった。
下山はお昼、メインディッシュはいただいたのでデザートを追加となった。
姐さんオススメのヤナバスキー場跡に向かう。
営業していないにも関わらず、駐車地を除雪してあるサービスに感動。
長野経済にお金を使った甲斐がある。(ブンリンさんで金欠病に罹患しました😭)
午後は天気快復の予報通り、明るくなってきたゲレンデ跡を直登。
ヒールリフター使ったら負け競技が始まったが、男性陣ドロップで姐さんの勝利となりました。
小一時間で権現山山頂。
展望も良く北信の山々を眺めたら、本日のラストラン。
日陰になる斜面を選び爆走。
調子に乗り過ぎ転倒w
それでもよく走る雪をしっかり楽しみ、充実の一日が終了。
現地での移動やプランニングなど終始お二人にお世話になり、ありがとうございました。
厳冬期の北信を初体験しましたが、時間に余裕のある時に再訪したくなる良い山域でした。
またよろしくお願いします。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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当日雪崩で被災した者です。
無事? ・・・ではありません。足を負傷しました。今現在まともに歩けない状況です。
あの後は楽しまれたようですね。もう1パーティーの方々は我々の仲間と一緒にストック探しに協力してくださいました。(結局見つかりませんでしたが)
その後なんとか昼頃下山した時は既に帰られていたようですね。
当日の自分の行動にはいくつかの落ち度があり大変反省しているところです。
当の雪面を切って誘発させたあなた方は何のフォローもなく行ってしまわれ、心配して待ってるでもなく。。なんだか悲しくなりました。スキーヤーとして山屋として人として。。
もう会うことは無いでしょう。さようなら。
雪崩発生後にご本人から、「怪我は無い、歩行も可能である」とお伝え頂いたので大事無かったと認識しておりました。
事故直後ともあり、確かな状況判断では無い可能性もあったのに、お近くまで行って改めて確認しなかった事は良くなかったと反省しております。
貴殿も反省点があるとコメントされている通り、あの状況は記録本文にもある通り雪崩の発生以前から雪崩の兆候がハッキリと出ており、いつ雪崩発生しても不思議ではなかったと、あの場に居合わせた13人皆さんが認識されていたのではないでしょうか。
また、これも本文に記載しましたが、合流ラッセル隊に膨れてしまった際に各々のパーティーの進行指針の擦り合わせを各パーティーのリーダー同士で話し合い等をして、リスク認識の共有を図らなかった事も反省する次第です。
雪崩発生後に現場を離れたのは、貴パーティーを放っておくとの思いではなく、怪我も無く大事には至っていないとの認識であったゆえとご理解いただけますと幸いです。
しかしながら、結果的には貴殿はじめ、貴パーティーの皆さんに不快な思いをさせた事となり、大変申し訳なく思っています。
合流した際に互いに進行指針を相互認識しなかった事、事後の再確認をせず事態が軽微な結果だったと判断した事、反省点が幾つかあります。
今後の活動に活かしていけるように戒めといたします。
末筆になり申し訳ございませんが、貴殿のお怪我が一日も早く快方いたします事、心より祈念申し上げます。
返信いただいた状況の説明につきましては理解・同感いたします。
この記録を見つけて感じたのは、結果に対するわずかな誤認、
それと起こった事象に対する原因の考察や反省があまりなく事象に対する深刻さが伝わってこないことでした。
そこで思わずコメントしてしまった次第です。決して責めるつもりはないことをご理解ください。
我々も今回のことをあの直後、そしてこれからも話し合い反省し再発の無いよう努めて活動しようと思います。
大変失礼をいたしました。
我々も昨夜三名で時間を掛けて、雪崩発生の原因と対策、自分達が誤認をした事の原因と対策を話し合いました。
認識と現実のズレは確かにあり、現実の結果を鑑みて当方の山行記録を読めば、反省していない、誠実さが無いと感じるのは当然の事と思います。
貴殿のコメントにより、我々も現実の結果を知る事となり、そのおかげで反省と学びの機会を得る事が出来ました。
感謝しております。
また、いつかお会いする事があるかもしれません。
その際は是非お顔を合わせたうえで、不快な思いをさせてしまった事のお詫びと、今回の学びの機会を頂いたお礼をさせて頂きたく思いますので、お声掛けさせて下さい。
宜しくお願い致します。
今回の出来事を同じ思いで向き合っていただけて良かったです。
最初に少々意地の悪い表現をしたことについてはご容赦願います。
今後も安全で楽しい山行を続けてまいりましょう。
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