籾糠山(宮谷ゲート〜激パウの森へ)
- GPS
- 07:14
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,420m
- 下り
- 1,410m
コースタイム
- 山行
- 6:49
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 7:14
天候 | 大雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ここまでは常に除雪されているが、雪の日は除雪作業の邪魔にならないように駐車位置に考慮が必要。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆宮谷ゲート〜1230m付近 ・登りやすいところから登る。 ・今回登った尾根は雪が多ければ快適だが、少ないとブッシュが多めで厄介かもしれない。少し北側から登った方が登りやすい。 ◆1230m付近〜1400mP下 ・アップダウンを作らないようにうまくルートをとる。 ・1270mのポコは北側から巻いたらスムーズだった。 ◆1400mP下〜1280m ・一旦下降するが今回はシールのまま帰りのルート工作をしながら下っていった。降雪中はシールの着脱回数を減らしたいのでこの作戦は良かったと思う。 ◆1280m〜籾糠山 ・籾糠分岐まではひたすら登り。 ・籾糠分岐〜しばらくは地形が複雑なのでできるだけ標高を上げないように注意する。 ・籾糠山山頂直下で表層雪崩が発生。急なオープンバーンなので注意が必要だった。 ◆スキー滑走 ・1280mまではトレースを伝って滑る。そうしないと滑らない。 ・登り返して1200mからはパウダーパラダイス。フェイスショットの連発だった。 |
その他周辺情報 | 道の駅飛騨白山の横にあるしらみずの湯。 食事もできて電子マネー使用可能。 |
写真
感想
2月に入っても寒波が緩むことはない。今年は素晴らしい冬だ。
とはいえ、ちょうど週末にこの冬一番の寒気がぶち当たった。
高い山は厳しい、パウダー目当てで安定の籾糠山でも行こう。
メンバーはコーエーとパクの3人。
このメンバーで山スキーに行くのは初めて。コーエーとの山スキーも何年ぶりだろうか。
出発が早すぎるとせっかくの癒しの森が暗闇になってしまうので遅めの4時に宮谷ゲートを出発。
やはり雪が深い。しかもまだまだ降り続いているので帰りにはトレースも埋まってしまうかもしれない。
三人でラッセルを回しながら登っていく。だいぶ藪も埋まって歩きやすくなっていた。
いい感じで1270mのポコも巻いて1400mピークへ。
ここでパクから提案。
普段ならそこからシールオフで沢床まで滑っていくのだが、ゴン降りすぎてシールの着脱がためらわれたのでシールのままトレースを刻みながら降りていった。
これがなかなか正解でシールの着脱をしなくてよいし、帰りもしっかりしたトレースが出来ているので登りやすかった。なんでも試してみるもんだ。
ここからも膝ラッセルが延々と続く。
ガッツリラッセルするつもりだったが、パクがいるとやはりパクのラッセル区間が長くなって割とラクチン登山になってしまった。
おかげで久しぶりにコーエーとあーだこーだ色々と会話することができたけど。
籾糠山まで目と鼻の先というところで先頭でラッセルをしていたところ、いきなり地面が崩れて流された。雪崩だ。巻き込まれた!
だが今回は割と落ち着いていた。
下に木が見えていたので板を木に向けて滑り落ちる。
計算通り木にスキーを当てて踏ん張ったらなんとか雪崩をやり過ごせた。
ヒヤッとしたが仲間がいるというのも安心感につながった。流されても探してもらえる。
体制を立て直したら改めて別ルートからピークへ。登頂できてよかった。
さあ滑走タイム。
しばらくなだらかな斜面が続くのでトレースに沿って滑る。下に行けば行くほど後から積もった雪が邪魔して滑らない。
先頭のパクは下りラッセルも大変だっただろう。
谷から1400mまで登り返して最後の滑走。
この斜面が今日のハイライトだった。激パウフェイスショットの連発。
残念だったのがゴーグルをしていなかったこと。
目と口と鼻に雪が飛んできて前が見えない。ゴーグルしてたらもっと気持ちよく滑れただろうな。
ともあれラスト楽しんで大満足。去年は木に顔面を激突してひどい目に会ったが今年は素晴らしい滑りで山行を締めくくることができた。
金曜定時前になんとか仕事を終えて"かがやき号"で富山へ。先週、富山に残しておいた愛車を迎えに行ったら白川郷の宮谷ゲートへ向かう。富山は雨。東海北陸道に乗ると雪。そして白川で降りればゴン降りだ。街で一眠りしてから現地入りするか悩んだが夜のうちに現地に入って正解だった。このペースで降り続いていたら僕のクルマじゃ入れん。とりあえず入ってしまえば大丈夫。明日の朝には除雪されるし、されなかったら岩さんに牽いてもらえばいい(他力本願)。
3時起床の4時出発。コーエーさんお久しぶりです。去年の大笠以来。雪は止む気配は無くゴンゴン降りだがみんなで元気にゲートを出た。雪は深いし重い。深すぎても気持ち良くはないとわかっていても降雪直後の白川郷に来てしまう。このディープさを楽しめ。ラッセルすると暑いが上着は脱げないので出力を上げられない。この条件が一番苦手だ。オーバーヒートしないようにみんなでお喋りしながらぐるぐる列車を回してゆく。岩さんとコーエーさんは同い年なんだって。ずっと楽しそうに喋っていた。仕事のこと、家族のこと、体力づくりのこと。食べ物のこと。"下山したら何食べよー"だけで8時間いけるわ。明るくなれば美しいブナの原生林。高度を上げると風が出てきて普通に寒い。まだ-10度なのに。全身凍りついているからだろうか。
頂上直下で岩さんがお仕置きされていた。斜度ゆるく木々もあるのでどこかで止まるだろう。笑って立て直す。山頂でシールを剥がして滑り出すもトレースが埋まっていて全然滑らん。登り返して1,200mからようやくご褒美斜面だ。ターンするたびに粉が視界を塞いで前が見えん。うける。楽しい滑りはホントにあっという間で10分も無かったんじゃないか。景色も無し。しかし静かな森で楽しくおしゃべりしながら雪を掻き分けてイイ汗かいて、下山後は温泉ざぶんで美味いもの食べる。これ以上何を望もうか。
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