【奥多摩】戸倉三山【薄日と強風】
- GPS
- --:--
- 距離
- 27.0km
- 登り
- 1,542m
- 下り
- 1,542m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
山に行かないのは辛い。でも体が怠くて山に行くのも辛い。つまるところ生きるのが辛い。
年末は地元の面白山にリベンジしようとして、結局寝て過ごした。成人式の前日もわざわざ金曜の夜に新幹線で帰省したのに、寝過ごして断念。今回は一泊二日で天城に行くはずのところ、でも雪があるみたいだしなー、などとぐだぐだしているうちに日付が変わっていて断念。それで戸倉三山になった。
本日2本目の五日市線で武蔵五日市へ。今日は天気がいい。そして眠い。前日16時に起床してしまったため、寝るタイミングを失った。
駅から檜原街道を西へ20分、沢戸橋を渡ってなおも歩くと光なんとかという大きなお寺に出る。門前左手の標識の指す方へ道なりに行けばコルに出るので、そこを右に折れれば頂上。エアリアを見ると寺の裏手から直登するように描いてあるが、実際には城山南東方の尾根までトラバースしてから北上する。このあたりで迷うと半分土に埋もれた大量の空き缶とか何かの焼却炉とか、得体の知れないものを見てしまうので注意。
城山は見晴らしがいい。秋川の谷に遮られた景色が平野に出て一気に開けるところに趣がある、気がする。でも立ち止まると寒いのですぐ出発。その後も荒れ気味の道が続く。なかなか長い道のり。そして風が強くて寒い。荷田子峠からは道がよくなって人にもちょくちょく会う。若い者は一人もいない。
所有者の名前?がペイントされた気をよく見かける。しかしどうみても杉な木にぐみの木とかはんのき(?)とか書いてるのはよく分からない。途中のぐみの木山と関係があるのだろうか。Wikipediaによればぐみの木は首都圏に自生しないらしいが。所有者のコードネームなのかも。ジンとかウォッカみたいな。
臼杵山も見晴らしがいい。アップダウンが多くていい感じに疲れさせてくれるのに、周りを見渡すとどこもここより高いのが悲しい。それに立ち止まると寒いのですぐ出発。動くと暑いのに止まると汗冷えする。
次の市道山も木が伐り倒されていて展望がよい。そして立ち止まると寒いのですぐ出発。
この先吊尾根に進むと5月に通過した醍醐丸までルートを繋げることができる。面倒だったが此処さえ歩いてしまえばもうこの山域に来る義理もなくなると思ってピストンする。自分が本当にこの山を楽しんでいるのか怪しくなってきた。醍醐丸手前まで右手に林道が並走していてずっと重機の音が聞こえる。萎え。人は結構いた。実は戸倉三山を差し置いて醍醐丸が今回の最高点だった。
ここから鳥切(トッキリ)場まで、アップダウンがあって割と応えた。途中の鉄塔手前で、登山道上からこちらに正対して放尿している男性に出会う。気まずい。どうしようか迷ったが、男性が堂々としているので僕もなるべく堂々と通り過ぎるようにした。こんにちははしなかった。
鉄塔では高齢者ばかりの大パーティーが盛大に休憩していた。70人で笹平からゆうやけこやけまで歩くそうだ。通り過ぎようとすると、向こうで花を摘んでいるから少々待ってほしいとのこと。大人数なので花摘みも場所を決めての交代制のようだ。実際には丁度終わったところらしく待つことはなかった。まあ70人で人影の少ない山を歩いていればどんなパーティーでもこんなものだろう。それに手前の分岐では鉄塔のある尾根道ではなく巻道を指して道標がつけられていた。だからどうこう言うつもりは全くないのだが、椿事だったので書いておいた。
トッキリ場はパスして入山峠を越え、最後の戸倉三山へ。立派な四阿が立っている。南の空を塞ぐ丹沢山塊の威容に、この山の高さを実感する。立ち止まると寒いがすぐ出発する元気は既にない。本当に寒い。昨日の活動開始から24時間が経過しているのに寒さのあまり全く眠気を感じない。ああ薄着してきてよかった。
今倉山まで特筆すべき点はない。というかこの山域の道すべて特筆すべき点がない。展望はいいのだが。今までより親切についている巻道を大いに活用して今倉山。立派な社殿が建っていたので妹のセンター成功を祈る。試験終了まで残り20分だったが願いは届いただろうか。
車道まではあっという間。麓の今熊神社遥拝殿から割と長い車道歩きを経て五日市駅に戻る。丁度ホリデー快速が来ていて喜んだが、拝島まで各駅停車なのであまり意味はなかった。あと何度も寝入り端に乗り換えをさせられてすごく辛かった。
まとめ:ヤマケイのアルペンガイドだったかに「高水三山が奥多摩で最初に登る山なら戸倉三山は最後に登る山」などとあったが、そうだろうなと。この山域の本当の良さは、山を始めたばかりの人たちにはなかなかわからないだろう。僕にもわからない。距離が長いだけに充実感はあった。
ちなみに僕の初奥多摩は高水三山である。悔しい。
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