平群天神社〜御殿山〜大日山〜余蔵山

2022年02月06日(日) [日帰り]

• GPS: 08:16
• 距離: 24.5km
• 登り: 957m
• 下り: 958m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:33
• 休憩: 1:40
• 合計: 8:13

距離 24.5km 登り 958m 下り 958m

6:38 平群天神社
7:06 県道登山口分岐
7:30 7:36 峰林山
7:52 8:22 御殿山
8:38 8:40 鷹取山
9:07 9:10 宝篋山
9:17 9:27 大日山
9:46 9:52 坊滝
10:00 バリ入口分岐
10:17 10:20 バリ入口分岐
10:52 大日山遊歩道駐車場
11:34 増間川-平久里川出合い
12:00 犬掛お堂
13:06 13:46 余蔵山
14:25 大沢橋
14:48 天神郷バス停
14:51 平群天神社

ヤマレコアプリで記録を取りました

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

平群天神社駐車場：無料、10台くらい、トイレあり
日曜朝 6:25、3台目でした
日曜昼 14:50、6割くらい

コース状況／危険箇所等

バリルートを除けばよく整備されていて問題ありません

・平群天神社〜御殿山登山口
車道歩きです。9割がた歩道が付けられていて問題なく歩けます。

・御殿山〜坊滝
踏み跡明瞭で道迷いは心配いりません。木段（プラ製）が多数出現します。木段の一段一段の土は流失するケースが多いですが、ここは土が流入しています。そのため段が水平でなく傾斜しています。すごく歩きにくいです。場所によってはザレているので滑りやすく危険でした。

・坊滝〜林道平群支線？（鷹取山〜余蔵山間の尾根筋林道）
坊滝を出た後、増間ダムへ向かう道から反れて沢沿いにつけられた林道を行くと、林道平群支線？へ登る踏み跡が、ヤマレコの登山計画で地図に過去の歩行記録がオレンジのドットで踏み跡として記録されていたので、これに倣って行ってみることを計画しました。バリルートだと思われます。しかし林道の崩落・倒木が厳しくバリルートの入口にさえ到達できずに引き返しました。倒木はスポット的なので強引に突破しましたが、10分くらいの地点で崩落に倒木が覆いかぶさったところがあり危険と判断して諦めました。戻るのも茨の道でしたが、その先も様子がわからないので、最悪余蔵山までずっと厳しい状況が続く可能性も考えて引き返しました。自分の能力を考えると、無理せず引き返して正解だったと思います。

・坊滝〜増間ダム/日枝神社
坊滝からだと15分くらい下ったところで、豪快な崩落個所があり車両は通行止め？（柵等は無かったような）相当です。徒歩は気を付けて通れば問題ありません。

・増間ダム/日枝神社〜犬掛
車道歩きです。県道258は山間は歩道が無く危険でした。ただし通行量も少ないのが救いでした。滝田まで下りてくれば問題なしです。

・犬掛〜余蔵山
林道石塚線は全く問題なく通れます。余蔵山へは林道で山頂直下を通り過ぎて、その後スウィッチバックで登るようになってます。しかし、ここでもヤマレコの登山計画時に過去記録として林道から山頂へ直登している記録（踏み跡ドット）があったので、これに倣って挑戦してみました。結果、藪を強引に登ったのですが、10分くらいの地点で笹の濃ブッシュで歩行不能となり断念しました。行きの登りよりも戻りの下りがさらにきつかったです。大人しく林道を行くのが良いです。

・余蔵山〜大沢集落
全部林道です。林道は3か所ほど豪快に崩落していて車両通行止めでした。歩行は注意して通れば問題ないです。水浸しの箇所が午後でも凍結してました。

写真

2/6 6:35

今朝は平群天神に来ました。トイレあり。日曜朝6:25到着で3台目でした

2/6 6:37

登山の安全を誓って出発します

2/6 6:41

伊予ヶ岳へ向かう登山客を尻目に逆向きに出発です

2/6 7:03

今朝は寒い。水仙は凍らない？

2/6 7:06

安田橋から入ります。案内板あり

2/6 7:11

畑脇にそこかしこと水仙

2/6 7:13

振り返るとモルゲン伊予ヶ岳

2/6 7:18

道はこんな感じ。結構急坂です

2/6 7:25

いつしか砂利道に

2/6 7:29

程なく大黒様。巻き道もあるみたい

2/6 7:31

大黒様から真下を見る。御殿山駐車場はまだ1台も車が来てません

2/6 7:32

優しいお顔の大黒様

2/6 7:35

大黒様は毎日この眺望をご覧になっているのか

2/6 7:47

良い感じの尾根道

2/6 7:49

御殿山直下、巻き道との分岐

2/6 7:52

急登を登りきるとピークに祠

2/6 7:53

来ました御殿山

2/6 7:55

東屋からの眺望がすばらしい

2/6 8:00

朝ごはんにしましょう。今朝は熱々のラーメン

2/6 8:18

改めて眺望。北西方向には右に伊予ヶ岳、中央の小さいのが津辺野山、左の双耳峰が富山。津辺野山と富山の間には富士山も

2/6 8:18

富士山アップ。地図で見ると三浦半島越しに相模湾も見通しているようだ

2/6 8:19

南方向にもこの眺望。うっすらと外房の海

2/6 8:19

金波だ

2/6 8:20

そろそろ行こうか。30分ほど滞在したが貸し切りだった

2/6 8:22

（振り返って）ありがとう御殿山

2/6 8:28

木段の急降下。この階段、土が流入していて段が水平ではない。その上、砂利交じりで滑って結構危ない階段だった

2/6 8:34

今度は急登

2/6 8:38

三又に出ました。左は大日山への縦走路。右は？

2/6 8:39

行ってみると鷹取山の山頂でした。西側の藪の中にロープがあったので、これを行くと林道平群支線（余蔵山方向）に出ると思われる

2/6 8:48

また木段の急降下。慎重に下る

2/6 8:53

たまに雰囲気の良いところ

2/6 8:55

コウヤボウキ？

2/6 9:07

登り詰めると神聖な雰囲気の場所に出た

2/6 9:08

宝篋山の山頂でした

2/6 9:09

山頂は樹木の雰囲気が独特な場所

2/6 9:14

宝篋山を出るとこんな感じ。道は明瞭

2/6 9:18

すぐに大日山。333.3m、ゾロ目

2/6 9:19

山頂には旬を迎えた水仙が元気いっぱい

2/6 9:20

眺望はこんな感じ。御殿山ほどではないが富山から富士山まで

2/6 9:36

名物の滑る木段地獄

2/6 9:40

（振り返って）下りきると沢を小さな橋で渡る。坊滝はここから下流にありました。間違って上流に行ってしまった

2/6 9:49

坊滝。落差は25mとの事。晴れ続きでしたので水量は少ない。沢床に下りれたので全景を収められた

2/6 10:00

林道に沿って下りていくと三又に。ここを増間ダムへ行かず直進する。尾根筋を通っている林道平群支線へ接続するバリルートがあるので挑戦

2/6 10:06

しかしながらバリルートの入り口までの林道が既に大荒れ。倒木を4,5か所強引に突破するも

2/6 10:10

10分ほどの地点で、崩落地の上に倒木が覆いかぶさっている難所。私には無理なのでここで断念。引き返しました

2/6 10:17

倒木をよじ登るときにズルっと滑って肝を冷やしたが、何とか怪我も無く戻ってきた

2/6 10:19

さて、計画変更。鷹取山からバリルートで林道平群支線へ乗る方法もありますが、ここみたく荒れていたらもっと長い距離苦しむ事になるので没。ここは安全策、舗装路で大回りしかない

2/6 10:23

ここからは一般林道と思いきやいきなりこれ。ここは土面側を慎重に通る

2/6 10:36

いつしか沢床が広くなっている。増間ダム最上部のようです

2/6 10:39

そしていつの間にか水で満ちてる

2/6 10:47

ダムの堤

2/6 10:52

無事県道258まで下りてきた。大日山登山口の駐車場があります

2/6 11:04

うっすら積雪してる。南房総といえどもこの時期寒い

2/6 11:08

と思えば、スミレだわ

2/6 11:08

イヌノフグリも。かわいい

2/6 11:10

黄色い水仙も華を添える

2/6 11:16

山里の良い雰囲気の中を歩く

2/6 11:26

菜の花も生き生きしてる

2/6 11:34

増間川が平久里川と出合う所で農道へ入る

2/6 11:38

いいねぇ、こういう道好きだ

2/6 11:59

一度県道88に出て北上。犬掛お堂のところで山側へ入ります。里見氏の墓と案内が出てる

2/6 12:08

里見氏の墓（史跡）を越えて道なりに行くと畑。ここを抜けると林道石塚線に出ます

2/6 12:28

林道沿いに登っていくと余蔵山に至るが、直下から直登する記録があったので、それに倣って挑戦してみます。バリ2戦目。でも取り付き口が早速わからなかった

2/6 12:31

尾根筋に行けば着くはずだが藪がひどい

2/6 12:36

バラ系の棘のあるやつや枯れても折れない筋の強い蔓が行く手を阻む

2/6 12:38

最後はこれでジエンド。密過ぎて進めないので諦めて戻ることに。戻るのも地獄なのだが

2/6 12:47

何とか林道に下りてきた。登りは強引に進んだが、下りはちょっと面倒だった

2/6 12:58

大人しく林道を10分ほど進むと、スウィッチバックの余蔵山への入り口

2/6 13:05

ヘリポートのような場所に出た

2/6 13:06

（振り返って）右奥から来て、左の高台が山頂だった

2/6 13:08

来たぜ余蔵山。手強かったな

2/6 13:08

眺望はこんな感じ。南西側に開けてます

2/6 13:23

ヘリポートでお茶を。昨日ちんすこうを詰めたのだが、どういうわけか見つからなかった。仕方ないので常備しているチョコで

2/6 13:27

あぁ、美味い。沁みるね

2/6 13:49

十分休んだので、来た道を帰る。余蔵山も休憩中に誰も来なかった

2/6 13:55

「おおっと、カッコいい人発見」と思ったらミラーが曇ってしまった。カッコいい人に赤面してしまったのだろうか？

2/6 13:56

林道平群支線への分岐点。当初の計画では尾根伝いにここから出て来る予定だった

2/6 14:07

林道石塚線も大沢方向へは荒れてました。3,4か所崩落地あり

2/6 14:12

山里まで下りてきてこの光景。ホッとする

2/6 14:12

「お疲れ様〜」って労いの声を掛けてくれているようだ

2/6 14:14

見応えのある梅も

2/6 14:23

田園地まで下りてきた。前方に富山が見える。写真じゃ伝わらないが迫力があった

2/6 14:42

迫力で言ったら伊予ヶ岳の方がもっとあったか

2/6 14:49

天神様に無事帰着。今日は登山道で誰にも会わなかった

2/6 14:50

最後に紅梅が迎えてくれた

2/6 14:51

車まで戻ってきた。お疲れ様。今日は濃かった

千葉のお酒をたしなむ。おでんに合うねぇ

撮影機器：

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

感想

satoshi7604

評判の良い御殿山を計画しました。調べたところ、県道89号の高照寺にある御殿山駐車場から大日山までのピストンが多いようです。しかしピストンではもったいないので欲張って余蔵山も回るルートを検討すると、坊滝から林道平群支線？（鷹取山〜余蔵山の尾根筋を通る林道）へ通じる踏み跡記録がありました。ただし踏み跡の軌跡が一筋だけだったので、バリルートと思われました。草の繁茂が邪魔しない冬の今がチャンスと思いチャレンジしました。結果は荒廃で通れず。悔しい気もしますが、自分の能力を踏まえると正しい判断だったと思います。

今回は御殿山の眺望が最大の収穫でした。想像以上に良いところでした。天気にも恵まれて富士山まで見渡せたのも良かったです。タイミングも良く、貸し切りで静かに過ごせたのも良かった。ぜひまた訪れたい。