ワンデイ 亘理山地
- GPS
- 08:43
- 距離
- 21.1km
- 登り
- 1,665m
- 下り
- 1,578m
コースタイム
- 山行
- 8:21
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 8:44
9:50 深山
10:44 疣岩山
11:41 影倉山
12:23 新城山
14:58 権現堂山
15:26 地蔵森
16:28 鈴宇峠
17:22 鹿狼山
17:55 下山
天候 | 晴れのち雪 風がやや強く気温は低め |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
鹿狼山登山口(水源の森登山口)、深山登山口(深山山麓少年の森)ともに10数台駐車可。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
*展望のいい快適なハイキング道にところどころ藪が混じっているみたいな。危険個所はないがルートミスはありうる。各峠からの登り返しは、なかなかきつい。 *地形図の登山道は不完全。林道あり、藪あり、行き止まりあり。ネットで最新情報を収集しておくといい。でも里山の迷路でロストするのも楽しみの一つかも。 *本日お会いしたのは、ソロ二名、20名以上の団体一組のみ。静かなトレッキングコースだった。 |
写真
感想
*福島県太平洋岸の新地町にある鹿狼山から、宮城県沿岸の山元町まで続く山並を亘理地塁山地と呼ぶ。これまで鹿狼山と深山は別々に登ったことがある。今日はこの二つのピークを結び、亘理山地の半分をワンデイロングでつないでみた。
*20卍度、標高差は1000を越えるくらいかと思ったが、なかなか長く険しい道。午前中は快適で明るい登山道と大きな展望を楽しみながら歩いたのだが、小斉峠に降りる尾根を間違ってしまう。ここだけ地図プリ印刷を忘れていたのである。天気も悪くなって、もういいかなと思いつつ、とりあえずお昼を食べた。登り返すのも面倒でそのまま道路にいったん降りようとしたが…大変な道だった。最後は沢が滝状になり脇の藪を高巻いて降りるという事態に。このアクシデントで頭が再び活性化し、弱気が吹っ飛んだ。
*再度峠に登り返して後半戦に突入である。時すでに13時半を過ぎ、沈む太陽との競争となった。鹿狼山の最後の登りでついにヘッデン装着。凍りついた急坂をよろよろと登る。顔をあげると、濃いブルーの空に黒々とした山頂の神社のシルエットが見えた。もう少し。ようやくたどり着いた山頂のむこう、大きな海に沿って、新地と相馬の街並みがつつましく暖かい光に浮かんでいる。静かに粉雪が舞い、そしていつの間にか止んだ。それにしても美しい星空だ。何年も何十年も何万年も、何事もなかったかのように…
*鹿狼温泉で汗を流し、では今日の最後の楽しみを。今が旬の「ほっき飯」と「かき飯」4分の1ずつ交換して両方味見。亘理山地残りのハーフは「はらこ飯」の季節にきっと。
*今日もモッケさんからおいしいコーヒーを御馳走になった。藪漕ぎ隊長もしていただいた。転んだ時に教育的放置もされたみたいだ…感謝…あとお疲れ様でした!
今年最初のkiyoshiさんとのコラボは、太平洋を望む亘理山地へ。
日差しもあり、少し動けば汗ばむ程の陽気で展望も楽しめる、のんびりとした日だまりハイクとなりました。
…という一日を想定していたのですが、何かしら色々とあるものです。
道を見失い、藪を掻き分け、心が萎えそうになりながらも正規の道に戻り、ヘロヘロにバテつつ、挙げ句の果てに雪まで舞い始める…。
まさに修行の道と言うに相応しい山行でした。kiyoshiさんにアドバイスを受けて、技術・体力ともに課題は残るものの精神的にもひと回り成長したような、しないような。
ただ、今までにない充実感と心地よい疲労感を味わうことができたのも事実です。
自分ひとりでは歩けない長丁場の道、kiyoshiさんのお陰で楽しく完歩できました。
でも、実際にひと回り成長したのは、下山後にお腹いっぱい食した牡蛎ご飯で膨れた私のウェスト周りだけだったのかも知れません。
コメント
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kiyoshiさん、mokkeさん、こんばんわ。
わたりさんち、と読むのでしょうか?
太平洋の海岸線に沿った、低いけど延々と続く山並みなのですね。
海もずっと見えるのかな?
雪が無いのは太平洋側だからでしょうか、意外な感じがしました。
笑顔のフィナーレ、最高
稜線の至る所で、美しい海が見えます。東北の湘南という別名も。いくつもの小さな漁港と海水浴場がありました。汚れてしまいましたが…
亘理(わたり)は宮城県南の小さな港町で、シャケとイクラの「はらこ飯」とホッキ貝の「ほっき飯」がおいしいですよ。苺も特産。やっぱり半分は「食い気」の山旅だったかもしれませんね
sakusakuさん、こんばんは。
東北でも太平洋側は雪が少ないです。
日本海側で育った私には、太平洋の海の色はとても明るく鮮やかに感じます。
その海を見ながら楽しく歩けましたよ。
笑顔のフィナーレは、この日一日を頑張ったご褒美です
なるほど、kiyoshiさんの翌日に控えていたものとはこれだったのですか〜!!
久しぶりのお二人のコラボ、暗くなるまでお疲れ様でした
ホッキ飯と牡蠣飯は、田園のですか?
山元ICの近くに店が移って気になっていました。
次郎太郎山の読み方は「ずろたろやま」ですよね。
どれが「ずろ」で「たろ」か分からない地元民です
mokkedanoさん、この前日、私は蔵王でW杯見てましたよ
どうしてそれを! ちょっとお高いですが、おいしかったです
さすがに刺身と天ぷらをつける財力・体力はありませんでしたよ
あと、私はずっと太郎次郎山だとおもっていました。だって普通長男が先だもん
いつか登ってみたいけど、車道あるみたいだね。ずもとのかたは登られたかな?
田園と言えばなぜか鯖カレーを思い出してしまいます。
田園→玉置浩二→コーチ(ドラマ)→鯖カレー
…って、分かりますかね
ホッキ飯と牡蠣飯、美味しくいただきました。
そのうちまた行ってしまう予感がします
W杯、観戦なさってたのですか
NHK杯ならば何度か見たことはありますが、生で見るジャンプの迫力は良いですね
お二人のコラボは亘理地塁山地でしたか。それにしてもアップダウンのあるこの距離を歩かれるんですから、kiyoshiさん病み上がりとは思えません
私は鹿狼山周辺と深山周辺を歩いてますが、間をつなぐルートはまだこれからです
それでもこれだけ歩くのはとてもとても・・・
この辺りは採石場が増えているようで、コースが見えにくくなっているようです。残念です
田園のほっき飯はやはりうまいですよね
山が崩されているところは展望抜群なので、複雑な心境ですね。藪はところどころありますし、登山道が林道で寸断されている個所と、何のテープかわからないようなものがあちこちにあるのが、微妙な感じです。ただ展望がいいのと、細尾根の縦走がどこまでも続く点、魅力的なルートだと思います。
ヤマレコ含めてネット上に沢山情報がありますから、ちゃんと読んでいけば今回のようなルートミスはなかったんでしょうけどね
前日の雪山で少々腰痛がでていたんですが、なんとか歩けました。私もヨレヨレで歩いています
ほっき飯、実は初めて食べたんですよ。おいしかったです。これと鹿狼温泉だけでまた来てもいいな
私一人ならば深山と鹿狼山は別々に歩くのでしょうけど、車2台あれば縦走も簡単にできますからね
長い距離でしたが、kiyoshiさんに引っ張られてどうにか歩ききりました
私もほっき飯は初めて食したのですが、実に美味でした
この時期は、どーしても雪山に目が行ってしまうので、
今回のコラボレコは、目から鱗でした
鹿狼山は鹿狼山温泉登山口からしか登った事がないので、
別の登山口からも登ってみたいなぁと、思っていたんです
このコース 標高の割には、なかなかハードな感じですね
>これが過労かな
思わず笑ってしまいました。うまい!
「ほっき飯」と「かき飯」。
いいですねぇ〜、旬のもの
私もW杯が気になってました。
高梨沙羅さんの大ジャンプを直に見てみたかったです。
オリンピックに期待大ですよね
オヤジギャグ、やめとけって言われてます
冬は雪山歩きたいので、幾つかプランはあったのですが、どこも天気が悪いのでね。明るい海をいつまでも眺めながらのルートもいいのではとこちらにしましたよ。車2台ないときれいに歩けないので悩みどころです。
鹿狼山ですが、23枚目の案内図の一番右からのコース、蔵王眺望コースですが、長くて稜線歩きが素晴らしいです。温泉からの直登コースとは趣がかなり違いますよ ほっき飯、お店はたくさんあるので、ミキさんは福島のお店を御贔屓になさってくださいね
コメントありがとうございました
雪のない冬の里山を歩くことができるのは、太平洋側の特権ですよ
里山と言えども、アップダウンが激しくて意外とハードでした。
真夏は暑くて歩けないでしょうから、今こそ里山の季節だと思います。機会がありましたら是非
オリンピックも間近ですね〜
また寝不足になりそうです
kiyoshiさん mokkedanoさん
東北の湘南・海を眺めながら頑張りましたね
気持ちよく歩いているのに陽が沈む・・・
焦りますね
mokkeさんはひと回り成長したとのこと
良かった良かった。
にとどまらず、宮城のベイブリッジとかもあったりして kazikaさんとこの名前勝手に使ってます
もっけさんは山形在住ですので、早朝笹谷越えは怖いので、出発がどうしても遅れてしまいます。この日は、雪山3プラン+亘理でしたが、朝6時に判断して、こちらにしましたよ
最後の峠から鹿狼山まではきれいな迷いのない登山道と確認しているので、ヘッデン覚悟で行きました。冬のロングの最後はやはり気を使います。
蒼い海と青い空を眺めながら楽しくあるけました、が雪は余計ね
いつも温かい目で見守ってくださってありがとうございます。
暗くなってから山を歩くことはなかなかありませんから、これはこれで貴重な体験だったと思います。
もしこれがソロだったら、半ベソかいて歩いていたことでしょう
いつも向上心は僅かながら持っているつもりでおりますが、最近の成長の傾向はなぜか横方向になっています
できれば縦方向に伸びたいものです
20キロを超えるロングですか・・ kiyoshiさん、お腹に強力なスタミナを生む何かを埋め込んだのでは・・ モッケさん、どう感じました?
ヘッデンつけての山歩き、大変でしたね。つつましく暖かい光に浮かぶ町・・目に浮かぶようです。美しいもの・穏やかなものを見つけるkiyoshiさんの視点を見習いたいです
そうですね。
kiyoshiさんは今まで以上にパワフルな歩きでしたよ
リハビリなど無用だったのではないかと思いましたね。
私なんかペースダウンの原因を作ってばかりでした
山から見る街の明かり、やっぱり綺麗ですね
とても温かいものです。
といっても普通の登山道で、私にはこれくらいが関の山、ましてkamadamさんのようなトリッキーで非ノーマルなところ無理です ちょっと藪こぎして、すぐやんだくなりましたよ。今度藪ロングにご一緒して、指導いただきたいところです。
歩きながら石巻の馬蹄形ロングを思い出していました。山の感じはちょっと違うけど海沿いの道をどこまでも、という点が似ていますね。すごく寒かったのも似てましたよ
国道6号の新地側、至る所に津波到着の看板があって、心が痛みました。線量もまだ高いのでしょうね。地震後初めて沿岸の山を歩きました。まだ苦しんでいる人がいるのに、ここで遊んでいていいのかとか、ちょっと考えました。この美しい縦走路を歩きたいという気持、それに負けました。また以前のように、活気を取り戻しますように・・・
アップダウンの激しい道ですね。お二人とも春山に向けて体力つけてますね
病み上がりのkiyoshiさんは飛ばし過ぎのような気もしますが‥
地図を見ていたら、3年前にボランティアで山元町へ出かけた時のことを思いだしました
こんなに整備されたトレイルが続いていたんですね。
ホッキ飯目当てで行くのが良さそうですね
七つ森七つの1.5倍くらい、なかなかでした。
ここはまっすぐな山地で、一番奥の鹿狼山の尖がりをめがけて歩くというのがちょっとだけこだわり。下山口に温泉が鎮座というのもいいね。
山元町でボランティアやってたのですか…ありがとう。お疲れ様でした。
地震、津波、原発、トリプルで被災した地域、遊んでいるとなんだかちょっと申し訳ない気持になりました。
tooleさん、コメントありがとうございます。
kiyoshiさんは山リハビリも順調にこなして、いつでも春山ロング歩けますよ。
私は・・・不摂生のためか体力の低下に目覚しい退化が見られます
亘理はイチゴ栽培も盛んです。何度か食したことがありますが、とっても美味しいです。
高速から見える復旧した農業ハウスが頼もしく思えました。
こちらも下山後のメニューに加えておいてくださいね
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