荒島岳 勝原コース

2022年02月12日(土) [日帰り]

• GPS: 05:49
• 距離: 10.2km
• 登り: 1,300m
• 下り: 1,297m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:27
• 休憩: 1:21
• 合計: 5:48

7:07 勝原スキー場跡
8:06 8:12 トトロの木
8:34 8:34 深谷ノ頭
9:00 9:04 しゃくなげ平
9:18 9:26 もちが壁
9:42 9:45 前荒島
9:57 10:11 荒島岳
10:20 10:45 前荒島
11:02 11:06 もちが壁
11:21 11:34 しゃくなげ平
11:54 11:55 深谷ノ頭
12:10 12:11 トトロの木
12:52 12:54 勝原スキー場跡
12:55 ゴール地点

荒島岳 勝原コースはCT約5.5時間。
雪のためどの位のハンデがのっかって来るか、不明でしたが…
一応CT×1.5かかっても日没前に帰れる想定で計画を立てましたが、おおむねCT通りでした。
トレースが豊富だったからでしょうね。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

荒島岳 勝原コース駐車場に駐車。
トイレは冬季閉鎖中。
除雪はきちんとされていますが、県道158号線も含め積雪凍結の恐れがあるためスタッドレス＋チェーンは冬季は必須です。
融雪剤が撒かれまくって、路面の状況は当日は問題ありませんでしたが。

コース状況／危険箇所等

■〜しゃくなげ平
緩かったり急だったり、ただしトレースはしっかりついています。
ラッセルの必要はなし。まったく安全な道で、滑り止めがあれば問題なし。

■〜もちがかべ
もちがかべの核心部はかなり急ですが、そこ以外はシャクナゲ平直下の傾斜と同程度。
そこまで危険…と言う感じでは無かったです。アイゼンあれば問題なく登れます。

■〜荒島岳
もちがかべを越えれば緩やかな道が続きます、眺望も開けるのでボーナスタイム。
ただ雪庇の踏み抜きにだけは注意。

その他周辺情報

特になし。

写真

2/12 7:05

駐車場はこの通り、みっちみちです。
路上駐車も多く、かなりの人気の山であることがうかがえました。
深夜出発し山頂でご来光を見た方もいたようです。

2/12 7:06

6〜7時代は出発する人ラッシュでした。
参考までにどんな装備でスタートしているか、拝見させていただきました。
スタートからアイゼン＋ストックのスタイルが多く、スノーシューやワカン、ピッケルを担いでいる方が多い。
ヘルメットやスキー所持はあまりおらず。

雪面に足を踏み入れます、アイゼンの爪が効く…

2/12 7:20

アイゼン＋ピッケル装備で行きます。
とりあえずヘルメットは担ぐだけ。

最初は緩やかな坂。
ウォームアップにはちょうど良い。

2/12 7:20

急勾配を斜めに登っていきます。
この辺りで装備の具合を再度確かめている人が多かった。

2/12 7:23

アイゼンのおかげで、そしてトレースのおかげで夏山と同じ感覚で登れます。

2/12 7:27

日の出です。
これを山頂で見た人も居るんだろうな。

2/12 7:30

まずは最初の旧リフト地点へ！
汗をかくのも構わず85%の力で登ります、ドライナミックメッシュ様々。

2/12 7:35

しかし、抜かされる抜かされる…
アイゼンワークの差か。

2/12 7:36

振り返って東を見ると、太陽がまぶしい。
幻想的な光景だ。

2/12 7:36

雪の急登。
ちょっと眩しいですが、まだ裸眼。

2/12 7:42

マイニューギア。
アイゼンとピッケルがそろうと、雪山入門しましたって感じになりますね。

アルパインクルーザー2000は本来冬山用では無いのですが(保温力が足りない)、靴下と貼るカイロで耐寒性能を補助しています。
おかげで今回の山行は爪先の寒さに悩まされることはありませんでした。

2/12 7:46

ちょっと傾斜が緩む…

2/12 7:46

リフト跡まであと少し！

2/12 7:48

着きました。
ん？テント？
自分と同じテントが張られていました…雪上対応しているのかな？
やってみようかな？

2/12 7:50

雪中にデポされている荷物。
最初ちょっとびっくりしました。

2/12 8:04

トトロの木が近いはずだが…

2/12 8:07

何処だろう、結局見つからず。

2/12 8:30

雪が無ければ見つかったんだろうか。

子供のころ、秘密基地を作った時のことを思い出しました。

2/12 8:34

1015m地点までそこそこ緩やかな登り。
深谷の頭、と言う地名が付いているようですね。

2/12 8:56

荒島岳が見えました！

2/12 9:02

シャクナゲ平。
ここにもテントが…

2/12 9:03

木々の隙間にターゲット。
待ってろよ！

2/12 9:06

さて、ここからは最大の難所、「もちがかべ」…
最初はそこまでの傾斜では無いです。

2/12 9:08

オオッ、視界が開けた！
あれは白山…か？

2/12 9:12

ここら辺の傾斜が最大。
ちょっとだけピックを使う場面もありました。

2/12 9:16

なかなか視界が開けない…

2/12 9:16

行く先はどんよりと曇り空。
と言うよりは、薄く雲がかかっている感じ。

2/12 9:21

右の方に荒島岳。
ようやくその姿がはっきりと見えました。

2/12 9:21

ちょっと休憩。
西側に麓の大野市街が見えます。

2/12 9:21

北東側、白山。
荒島岳の大体倍の高さがあるんだよなぁ…

2/12 9:21

南側。
鈴鹿山脈とか伊吹山とかが見えるはずだが。

2/12 9:31

もちがかべの難所は越えました、傾斜が緩やかになっています。

2/12 9:31

積雪していると、眼下の大野市街が浮き上がって来るかのようですね。

2/12 9:33

前荒島岳直下、あと少し！

2/12 9:38

スノーシューやワカンを担いでいるだけの人が多い。
踏み荒らされ過ぎて雪面がグズグズだからかな？

2/12 9:39

ストック使いの人がかなり多いです。
自分は写真を撮るチャンスを優先したいので、両手がふさがるダブルストックは使わないです。使っても片手。
昔はダブルストック派でしたが。

2/12 9:41

前荒島岳へ到達しました。
左奥に荒島岳。

あ〜〜〜これはいい景色だわ…

2/12 9:42

薄曇りの太陽、光が良い感じに散乱されています。

2/12 9:43

この雪庇、やや怖い。

2/12 9:45

中荒島岳到着。
もうこの辺りは歩きやすいです。

2/12 9:45

山頂へのビクトリーロード！

2/12 9:46

で、山頂は…

2/12 9:48

埋もれてしまってはいないだろうか？山頂標識。

2/12 9:52

写真中央に動物の踏み跡が。
自由だな！

2/12 9:55

荒島岳山頂直下。
晴れてくれました、山に感謝。

2/12 9:58

山頂標識はやはり埋まってて無かったけど、荒島岳取ったり！
親切な方にお願いして撮っていただきました！

2/12 10:06

南東方面、恵那山が見えるはずだが…遠すぎて良くわからない。

2/12 10:06

西側方面、大野市街を臨む。

2/12 10:06

東側に下ってゆく人も居ます。
越前下山駅からのピストン、新下山コースですかね？

2/12 10:07

写真撮影会がひと段落していたので、白山をもう一枚撮ります。

2/12 10:11

北側、日本海が見えるはず…

2/12 10:13

さて、下ります。
お昼ご飯はまだいいか。

名残惜しく、振り返って一枚。

2/12 10:25

前荒島岳で座り込んで、しばし荒島岳を眺めます。
20分ほどで寒くなってきて移動。

2/12 11:05

もちがかべの急坂手前。
雪のおかげで転んでもケガはなさそうですが、ピッケルやアイゼンによる自傷が怖いですね。

2/12 11:19

枝には雪の塊が。
これの落下から身を護るために、ヘルメットはいるのかな？

2/12 11:26

シャクナゲ平でお昼ご飯です。
出発直前にポットの中でお湯と混ぜたアルファ化米。
お湯多めでおかゆにしたつもりだったんですが、適量だったようで普通のご飯でした。

2/12 11:54

最後の荒島岳を見たポイント。
今度は白山登りに来るよ！

2/12 12:25

何度か下りは雪に脚を取られて転ぶことあり。山下りはめんどくさい！

2/12 12:38

駐車場が見えてきた…あと少し。

2/12 12:47

暑い…
日が照ったこともあり、結構暑かったです。
スタートは-5℃、最終的に10℃手前ぐらいまで上がっていたかな。

2/12 12:51

駐車場、到達！
アイゼンを外します。
結局ずっとつけっぱなしだったな。

2/12 12:51

振り返って最後に登山道を一枚。
雪山訓練には最適な山でした。

2/12 12:52

駐車場はこんな感じ、まだまだ車は多く路上駐車も多かったです。
お疲れさまでした！

撮影機器：

Google Pixel 5 SIMフリー Google

感想

ny1983

■日本百名山59座目
福井市のライブカメラ、てんくら予報、全国の天気図とにらめっこし、決行。
無事、安全な荒島岳の雪山登山が出来ました。
車での移動時間が、登山中の時間の倍…笑

■初の本格的雪山登山
これまで、スタートから雪、と言う登山はしたことありませんでした。
今回は全編雪と言う事で、本物のアイゼンを購入し、最初から装着して行きました。
アイゼンの爪を何度か自分の脚に刺してしまいました、ズボンは破れませんでしたが。
アイゼン装着時は要注意ですね。

■A)持ってきて使ったもの、B)もって来ても使わなかったもの、C)不足してたもの
A)アイゼン、ピッケル、サングラス、ビーニー、バラクラバ、レインウェア(雪山用ウェアとして使用)、スパッツ
B)ヘルメット、ダウン上下、チェーンスパイク
C)水(意外と暑かった)、プロテイン