天童高原スキー場から雨呼山(敗退)
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- GPS
- 06:52
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 665m
- 下り
- 662m
コースタイム
- 山行
- 6:48
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 6:52
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■雨呼山直下の250mくらいは急斜面が続き、高度感がある。場所によっては斜度50度くらいになり、下りは雪質によりかなりリスキー。 |
写真
感想
雨呼山に登るルートはじゃがら村から三ツ石尾根が一般的だが、地形図を見ると天童高原スキー場から尾根伝いにも行けそうだと以前からチャンスを狙っていた。この日曜日は天気も比較的良さそうだし計画を実行に移すべく、前日の土曜日にヤマレコを確認するとつい最近そのルートを歩いたレコがアップされていた。深い雪で途中で撤収されていたが、まだ日が経っていないしトレースが期待できるかも知れない。
当日出発が遅れた上にスキー場トップから離れるポイントに迷い、尾根に取り付いたのは9時頃になってしまった。雨呼山の山頂から伸びる東尾根の基部に着くまで、トレースがあって楽できたにも関わらず、何気にアップダウンがあって脚に堪える。先日の山行の疲れがまだ完全に抜けていない感じで身体が重い。尾根が痩せてくると前方に雨呼山が聳えているのが見えた。予想よりかなり急峻で、ちょっと見では登れる気がしなかった。
先人が撤収した最初の急斜面を過ぎるとトレースはなくなった。気温が上がったせいかベタっと水気が多い重い雪で、踏めば固まるのでスノーシューを蹴り込んで何とか登っていく。登り切ると傾斜が一瞬緩み、雨呼山の東尾根が細く急峻に伸びているのが望めた。その山頂直下はかなり厳しい。ここでアイゼンを着けようとザックを見たが・・・無い!持ってくるのを忘れたのだ。前日準備の途中で用事があって、中断したのが良くなかった。入れたつもりだったが入れてなかった。山頂直下は先ほどの急斜面よりさらに傾斜がキツくアイゼン無しでは無理そうだが、とりあえず行けるところまで行ってみよう。左右切れた高度感がある尾根をじりじりと登るが、1.5mくらいの深さの大きなツリーホール様の穴があったり、だんだん雪質も変化し踏んでも崩れる感じになってきた。残り100m無理すれば山頂に立てるかも知れないが、ここをスノーシューで下るのはかなりリスキーと言うか自殺行為だ。反対側のジャガラムラに下る手はあるが・・・車の回収がタクシーと言うことになる。悩んだが高度810m地点の大木が立つ所で撤収を決めた。
ここから750mの下りと700〜650mの急斜面は後ろ向きで登りのステップを利用して1歩1歩。その後痩せた尾根を辿り、アップダウンを繰り返す。気持ち的には下山してるのだが、何か登りの方が多い感じだ。それもそのはず、尾根が痩せた辺りが高度650mなので天童高原とほぼ一緒なのだ。フラフラになりながら天童高原に戻り車を回収して帰路についた。
雨呼山の山頂直下は地形図で見ても急なことは分かっていたが、実際もかなり急峻だった。今回アイゼンを持っていれば登れたのか・・・それは分からない。ツボ足では雪が深く無理だったかも知れない。このルートを踏破することだけを考えれば雨呼山から天童高原へ下ると言う逆ルートもあるが、とても下りでは使いたくない尾根だと思った。(TONO)
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