記録ID: 4001789
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積雪期ピークハント/縦走
大雪山
武利岳
2022年02月10日(木) ~
2022年02月12日(土)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 1,771m
- 下り
- 1,759m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 8:00
7:00
110分
イトムカ林道
8:50
9:00
250分
分岐
13:10
13:40
80分
武華山
15:00
武利岳最低コル手前コル=C1
2日目
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 7:30
6:30
210分
C1
10:00
10:40
200分
武利岳
14:00
C1=Ω2
3日目
- 山行
- 3:10
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 5:00
.ぅ肇爛林道〜武華岳〜前武華〜最低コル手前コル=C1
1:30 に札幌を出発し石北峠へ。しびれるような寒さの中、武華山に向ってイトムカ林道をいざ出発。
林道は所々崩壊し登山口にはポストあり。ナメ滝は左岸側を巻き、巻き終わったところに分岐看板がある。そこから右手に沢を感じつつ尾根にとりつくが、密林で倒木が多くあまりペースは上がらない。木々の隙間から時折見えるライオン岩は確かにライオンに見える。c1600 のルンゼっぽい所は幅2m 高さ 10m くらいでツボで突破。時間もかかったししんどかったが天気がいいので全く苦にならない。
武華南西の尾根に乗ると大雪の山々を一望することができて圧巻。そこからSE に換えてライオン岩の西側を巻く。SE がかなり効く雪&斜度もそれなりにあるのでな
かなかいい練習になる。ライオン岩を巻いた後も武華 Peak までは SE の良く効く緩い稜線で、所々岩が出ているが問題ない。SE が雪に効く音だけを聞きながら、快晴無風の青空の下気持ちよく武華山へ。
看板は埋まって無くなっていたので適当に P 写撮って前武華へ。ここも SE で行ける。途中でスキーに換えて気持ち良く最低コルへ…のはずだったのだが、斜面はカリッカリでターンできないほどの密林。何とか最低コルの手前のコルまで降ろしたところで 15:00 だったので、ここでテン泊することとする。
明日の武利 At に向けて気合を入れて沈。
C1〜武利岳〜C1=Ω2
4:00 起床。めちゃめちゃ寒い。今シーズン一番の寒さで、手足の指先がビリビリとしびれる。しかし、天気は素晴らしい。東の空はリアル Patagonia。ダウン・フリース・厚手手袋を着込んで、ものすごい朝焼けと共にゆっくりと顔を出す太陽を拝みながら出発。
SE が良く効いてあっという間に樹限へ。c1700 くらいからアイゼンに換えて、状況に応じて EP と ES を使い分ける。例年は雪庇が発達し、時折ズボズボの箇所もあるようだが、今年は岩とブッシュが出ており稜線が明瞭。雪も武利 Peak までアイゼンがバチバチに効く締まった歩きやすい雪だった。方針を打ちつつ気持ちよくコンタをあげていく。c1709 付近は岩が出ているが、すべて西巻きで突破できる。
下調べで核心としていた c1850〜Peakは岩稜ではなく雪稜だった。Peak は風もなく、見渡す限りの青空で、大雪はもちろん、日高、知床、流氷まで見えた。次に登るニセカウも頭だけひょっこり顔を出していた。山座同定をしたりinnsuta360 で写真撮ったりしてポヤポヤ。今までで 3 本の指に入るいい Peak だった。
帰りは来た稜線を景色見ながらちんたら歩く。時々ポヤポヤしがらだらだらと前日のテン場へ。前日作れなかったイグルーを作ることにするが、波打っている段差に作ったのと、固まりにくい雪だったので時間がかかった。ブロックの隙間から降りてくる冷気と狭いイグルーに各々苦戦しながら、翌日のスキーを楽しみにこの日は沈。
Ω2〜前武華〜武華南面スキー〜下山
4h 起床。寒い!震えながら飯を食ってイグルーから出ると、またまたきれいな朝日でちょっと機嫌がよくなる。バキバキに凍ったザックを背負って、ある者はバキバキに凍ったブーツのインナーを履いて出発。
前武華を通過して目指すスロープは武華南。弱テを掘ると非常に安定している。トップが右岸寄りを滑る。ガリガリッという音が聞こえてきて萎えるが、二人目の中央〜左岸寄りのラインは比較的柔らかそう。残りの三人も続く。硬めの雪といった感じで気持ちのいい雪質ではなかったが、武華南を滑ってやったぜという達成感でめち
ゃめちゃ気持ちいい。
登り返して時間もあったのでもう一回武華 Peak いったりしてポヤポヤ。その後前武華から下山する。c1574 はわかるので、そこまで行ってから右手の沢を見ながら適当に降ろしていくと夏道に出合う。分岐からはバッチリトレースが残っていて、3/4 くらいはスキーで快適に、残りはシールで駐車場まで。
今回の山行は、スキーで山々をつなぐ稜線を歩いて頂に立ち、その稜線からスキーをするというまさに山スキー部らしい山行で、我々の P が目指している山行スタイルでもあったので大満足の山行だった
1:30 に札幌を出発し石北峠へ。しびれるような寒さの中、武華山に向ってイトムカ林道をいざ出発。
林道は所々崩壊し登山口にはポストあり。ナメ滝は左岸側を巻き、巻き終わったところに分岐看板がある。そこから右手に沢を感じつつ尾根にとりつくが、密林で倒木が多くあまりペースは上がらない。木々の隙間から時折見えるライオン岩は確かにライオンに見える。c1600 のルンゼっぽい所は幅2m 高さ 10m くらいでツボで突破。時間もかかったししんどかったが天気がいいので全く苦にならない。
武華南西の尾根に乗ると大雪の山々を一望することができて圧巻。そこからSE に換えてライオン岩の西側を巻く。SE がかなり効く雪&斜度もそれなりにあるのでな
かなかいい練習になる。ライオン岩を巻いた後も武華 Peak までは SE の良く効く緩い稜線で、所々岩が出ているが問題ない。SE が雪に効く音だけを聞きながら、快晴無風の青空の下気持ちよく武華山へ。
看板は埋まって無くなっていたので適当に P 写撮って前武華へ。ここも SE で行ける。途中でスキーに換えて気持ち良く最低コルへ…のはずだったのだが、斜面はカリッカリでターンできないほどの密林。何とか最低コルの手前のコルまで降ろしたところで 15:00 だったので、ここでテン泊することとする。
明日の武利 At に向けて気合を入れて沈。
C1〜武利岳〜C1=Ω2
4:00 起床。めちゃめちゃ寒い。今シーズン一番の寒さで、手足の指先がビリビリとしびれる。しかし、天気は素晴らしい。東の空はリアル Patagonia。ダウン・フリース・厚手手袋を着込んで、ものすごい朝焼けと共にゆっくりと顔を出す太陽を拝みながら出発。
SE が良く効いてあっという間に樹限へ。c1700 くらいからアイゼンに換えて、状況に応じて EP と ES を使い分ける。例年は雪庇が発達し、時折ズボズボの箇所もあるようだが、今年は岩とブッシュが出ており稜線が明瞭。雪も武利 Peak までアイゼンがバチバチに効く締まった歩きやすい雪だった。方針を打ちつつ気持ちよくコンタをあげていく。c1709 付近は岩が出ているが、すべて西巻きで突破できる。
下調べで核心としていた c1850〜Peakは岩稜ではなく雪稜だった。Peak は風もなく、見渡す限りの青空で、大雪はもちろん、日高、知床、流氷まで見えた。次に登るニセカウも頭だけひょっこり顔を出していた。山座同定をしたりinnsuta360 で写真撮ったりしてポヤポヤ。今までで 3 本の指に入るいい Peak だった。
帰りは来た稜線を景色見ながらちんたら歩く。時々ポヤポヤしがらだらだらと前日のテン場へ。前日作れなかったイグルーを作ることにするが、波打っている段差に作ったのと、固まりにくい雪だったので時間がかかった。ブロックの隙間から降りてくる冷気と狭いイグルーに各々苦戦しながら、翌日のスキーを楽しみにこの日は沈。
Ω2〜前武華〜武華南面スキー〜下山
4h 起床。寒い!震えながら飯を食ってイグルーから出ると、またまたきれいな朝日でちょっと機嫌がよくなる。バキバキに凍ったザックを背負って、ある者はバキバキに凍ったブーツのインナーを履いて出発。
前武華を通過して目指すスロープは武華南。弱テを掘ると非常に安定している。トップが右岸寄りを滑る。ガリガリッという音が聞こえてきて萎えるが、二人目の中央〜左岸寄りのラインは比較的柔らかそう。残りの三人も続く。硬めの雪といった感じで気持ちのいい雪質ではなかったが、武華南を滑ってやったぜという達成感でめち
ゃめちゃ気持ちいい。
登り返して時間もあったのでもう一回武華 Peak いったりしてポヤポヤ。その後前武華から下山する。c1574 はわかるので、そこまで行ってから右手の沢を見ながら適当に降ろしていくと夏道に出合う。分岐からはバッチリトレースが残っていて、3/4 くらいはスキーで快適に、残りはシールで駐車場まで。
今回の山行は、スキーで山々をつなぐ稜線を歩いて頂に立ち、その稜線からスキーをするというまさに山スキー部らしい山行で、我々の P が目指している山行スタイルでもあったので大満足の山行だった
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