猿ヶ山(漆谷より)
- GPS
- 07:03
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 1,116m
- 下り
- 1,114m
コースタイム
- 山行
- 6:48
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 7:04
天候 | 雪 気温:登山口ー0.7度 標高1000 −3.4度、山頂−5.5度 風: 山頂でほぼ無風 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・最初は杉の植林地帯、ブーツラッセル。どこでも登れる状態。 ・標高700前後は細尾根および多少木が重なっているが、雪がたっぷりあり、登り降りは不自由なかった。膝〜膝上ラッセル。 ・標高1200までは膝上〜腰ラッセル。なかなかハードであった。 ・標高1200〜1300は地形図に出ないアップダウンがある。極力南側から少しずつ標高を稼ぐのがよい。ブーツラッセル。 ・標高1300〜山頂 どこでも登れるし、ブナが素晴らしい。膝ラッセル。 ・滑走は平坦地はトレースを利用。ちょっとした登りもストックが沈み、推進力を得られないので、普段なら手漕ぎの場面もカニで登った。斜度が出てくると気持ちよいパウダー滑走を楽しんだ。 |
その他周辺情報 | くろば温泉。露天風呂やサウナ、水風呂もある。600円なり。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
バラクラバ
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
ツェルト
ピック付ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
ゴーグル
クトー
アイゼン
火器
バッテリー
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感想
天皇誕生日の祝日の北陸は雪予報、猿ヶ山を僕が提案して採用してもらった。ブナオ林道崩壊のため無雪期に行きにくくなってしまった猿ヶ山だが、冬こそ人気の山。これまで僕は小瀬から、下島から、さらに赤尾のブナオ林道ゲートからとスキーで何度も登っていて、今回はshinmon0711さんとroute581さんのレコで見た漆谷から登ってみることにした。猿ヶ山にはchikauさんとも以前に登っているし、Kさんも富山県人で僕を遥かに越えた北陸山岳のベテランなので、当然猿ヶ山は行っていると思ったら、なんと初めてだと。それならご案内しましょう。
五箇山の赤尾と菅沼の間、庄川の右岸に国道156号線が走り、その対岸は通行量の少ない道、その途中からさらに分岐して坂を上がると漆谷。地図では3件ほどの建物が描かれているだけで、集落とも言えるほどのものか。しかしそこまでしっかり除雪が入るのは凄いと思うし、有難い。除雪終点で大型の除雪車が転回できるスペースの隅っこに車を停めさせてもらって出発。
北陸には寒気襲来中で2,3日雪が降り続いている。入山最初から膝ラッセル、進んでいくと膝上、時には腰ラッセルになる。急坂でキックターンすると目の高さに雪面があり、何度か踏み込まないと先に進めない。3人での先頭ローテンションで、chikauさんのスマホヤマレコアプリを起動して10分ごとのアナウンスで交代することにするが、今日はchikauさんが2回分続けて先頭ラッセルすると宣言。それではと、若い者に頑張ってもらうことにした。(今日の3人は50代、60代、70代のトリオ)なので僕とKさんは40分ごとに10分間のデューティーで楽させてもらった。
標高差約1100mの行程、普通のラッセル状況なら4, 5時間で登頂だろう。しかし今日は、7時過ぎに出発して昼になっても着かない。1220pまで到達した時点では、14時位までかかるかとも思われたが、その後は少しラッセルが楽になり、ほぼ13時に登頂。所要6時間だった。他のルートからも誰も来ていない。じゃ下り滑降も我らの独占だ。
山頂直下からフェイスショット連発のフカフカパウダー。標高1300-1200mの緩斜面帯では僅かな登り返しが2,3度出来てしまったが、本当に僅かで1mとかそこらのもの。1220pから下は一切登り返しなし。どこまでも続くパウダー、一気ではあっけなさ過ぎるので、標高750mで10分ほどのおやつ休憩。その後一気に下りて14時過ぎに駐車場所にゴール。正味40分ほどで下りられた。
スキー向きのルートとして僕もchikauさんも気に入った。Kさんも、「猿ヶ山良い山やね、何で今まで来んかったろう」と。今度は景色の良い日に来てください。
二月末の大雪でヤマスキーヤーにとっては行き先の選択が大事になる。雪崩れリスクの低い林間コースは必須。またある程度の斜度が無いと先日の蒲原みたいに新雪で板が走らないことになる。この二つの要因プラス新しいルートに行きたい気持ちもあるのでいろいろニシデンさんに相談したら漆谷からの猿ヶ山になった。
メンバーはニシデンさんとKさんと3人。漆谷からは私は初めてだったが、ガツンと登って、登り返しなく滑ってこれるとても良いルートだった。shinmon0711さんとroute581さんのレコを参考にさせて頂いた。ありがとうございました。
二日間降り続いた新雪だったのでラッセルはきつかったし、山頂では展望がなかったが、それに余りあるブナの原生林歩きとウハウハの新雪滑走。雪は最後まで生きており、素晴らしいヤマスキーだった。ルート選定はニシデンさんがしてくれたが、とても感謝である。
ところで、今回はO36氏から教えてもらったVBLを試してみたが、結論から言うと、ばっちりOKであった。インナー手袋に妻が使っているコメリのハンドフィットポリエチ手袋を使い、アウター手袋にモンベルのアルパイングローブを使った。一度アウター手袋を外して、インナー手袋で防寒対策などをした際に、少し濡れて手が冷えたが、アウター手袋を再装着し、30分くらいするとまた手が冷えることはなかった。山頂では−5.5度だが、手はまったく寒くない。これまでパワーメッシュなどインナー手袋を毎年買い換えてきたが、日帰りで使用する分には十分である。これも貴重な情報ありがとうございました。
装備など
・頭部:ワイルドカントリーフォーカス+防寒帽子
・インナー:上 アクティブスキン+モンベルジオライン、
+標高1200からCanrulerインシュレーションシャツ着用
下 アクティブスキン
・アウター:モンベル パウダードラックサーマジャケット&パンツ
・スキー:ポン159、TLTスーパーライト2
・靴:TLT8 expedition
・グローブ:ハンドフィットポリエチ手袋+モンベルアルパイングローブ
・ザック:オートルート45
・消費:饅頭小1個、ホットレモンティ200cc、バームクーヘン小1個、桜餅2個、ゼリー半分
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