焼岳(中の湯〜山頂〜中の湯)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 986m
- 下り
- 983m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2009年07月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
どうも百名山登頂数数え間違えていたようで、今回で43になりました。
当初の予定は全く違っていまして、土日で木曽駒〜空木でした。金曜夜11時ごろパートナーと合流し、中央道で西へ。2時ごろには菅の台駐車場につき、軽く仮眠。気づいたら4時過ぎになって、しかも周りの車でみなさんゴソゴソやってます。朝早いなあ。天気は昨晩よりはよさそうで、周りの山のスカイラインも見えています。先にロープウェイで登ってしまうことにし、バスの列に並びました。バスも2台目にすんなり乗れて、6時過ぎのロープウェイで一気に森林限界へ。上は弱い雨。しかも霧がひどく風もきつく、嵐のような状況。取りあえず登り始めます。宝剣山荘までは何とか登り、木曽駒はパスすることにして宝剣岳へ向かいます。結構険しい岩場をこなして宝剣岳山頂。さすがに風があるので岩塔に立つ気にはなりませんでした。極楽平への下りもかなりの岩場。楽しいですが滑るので慎重に進みます。極楽平ではかなり風が出てきました。登り返していったところ、何人かのひとが縦走あきらめたようで引き返して来ました。そんなにひどいのか疑問に思いながら歩くと、ピークを越して下りに入ったところから猛烈な突風が。今まで経験したことのないような強さの風で、歩くどころか立ってもいられません。地面に這いつくばって様子を見ましたが、おさまる感じもなく、また体も冷えてしまいそうなのであえなく撤退。
また千畳敷に戻ってきてしまいました。ショボンと駐車場まできて、真っ直ぐ帰るのもなあ・・・。と翌日の日帰り登山を計画。
そこで浮上したのが焼岳でした。土曜は松本市街で泊まり、翌朝3時起床で中の湯を目指します。久しぶりに来た上高地方面ですが意外に遠い。やっと釜トンネルのところまで来ましたが登山口がよく分かりません。とりあえず旅館へ向かって登って行きます。旅館まで来ても良く分からず、さらに安房峠の方へしばらく登ると、立派な駐車場があり、登山口の表示もありました。道も濡れていそうな感じなので合羽のズボンを最初から履いて登り始めます。最初は急に登っています。泥と木が多い道。滑りやすい。ある程度登ると少し下り、そこからは湿原のようなところを緩やかに登って行く道になります。さらに泥が多くなり、道のまん中は水溜りで端っこを歩いていく感じが長く続き、急に視界が開けます。低木と、いかにも火山という感じの岩ごろごろ、黒い細かい砂の斜面をジグザグに登ります。このころから再び雨が降り出しなかなか厳しい。上が見えていますがなかなか近づかない登りをこなし、やっと火口縁へ。エメラルドグリーンの火口湖が見えます。硫黄のにおいもしてきました。南峰はロープが張ってあって登山禁止の様子。北峰をめざします。斜面をトラバースすると中尾峠への分岐があり、硫黄のにおいがさらに強くなるなか最後のひと登りで山頂へ到着しました。このときはちょっとだけ晴れ間が出てくれました。
昨日の悲惨な状況を思えば満足したので下り始めますが、せっかくなので南峰も登ってみたくなりました。あっちの方がガスがやばいということはどうみてもなさそうなので、岩場だけでしょう。歩いてみたところ踏み跡が見えるところも多く、結構人は通っている様子でした。しかし斜面は相当な傾斜で、2人で慎重にルートを見定めながら進み、何とか登頂に成功しました。南峰は2455メートル。北峰より60mも高いようには見えないけど・・・。
急斜面の下りはさらに慎重に。火口縁まで戻ってくると再び雨が。下りは同じルートで駐車場へ。最後の泥道がさらにひどいことになってまして、もう靴もズボンもぐちゃぐちゃでした。
帰り沢渡の温泉で汗を流し帰宅。
いいねした人