ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 405357
全員に公開
山滑走
道北・利尻

道北・ポロヌプリ厳冬期登頂と滑降

2014年02月08日(土) ~ 2014年02月09日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
21.3km
登り
1,083m
下り
1,070m

コースタイム

2/8 中頓別豊泉集落・兵知安橋から出発(11:15)→兵知安川から支流間ノ川沿いの林道に入る→ポロヌプリ西方台地へ延びる・438尾根に取り付く(15:00)→西方台地をのっこし兵知安川源流の針葉樹の森に泊まる(17:00)C1
2/9 C1発(7:20)→兵知安川源流二股から西斜面を経てポロヌプリ北方最高点に登る(9:20)→北西斜面滑降の後、C1戻り(10:30〜45)→来たルートを戻り林道着(12:15)→兵知安橋着(14:20〜40)
天候 2/8 晴れ −17℃
2/9 吹雪 山頂−15℃
過去天気図(気象庁) 2014年02月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
間ノ川林道は行きに踝〜脛のラッセルが続いたが、帰りはスノーモービルのトレースがあって楽だった。鹿30頭見た。
道北の山々・ペンケ山遠望
2014年02月10日 10:15撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/10 10:15
道北の山々・ペンケ山遠望
道北の山々・パンケ山遠望
2014年02月10日 10:24撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/10 10:24
道北の山々・パンケ山遠望
道北の男山・敏音知
2014年02月10日 10:22撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
2/10 10:22
道北の男山・敏音知
目指すポロヌプリ
アイヌ語で「大きな山」
2014年02月10日 10:41撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
2/10 10:41
目指すポロヌプリ
アイヌ語で「大きな山」
快晴低温のなか兵知安川支流・間ノ川林道からアプローチ
2014年02月10日 12:59撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/10 12:59
快晴低温のなか兵知安川支流・間ノ川林道からアプローチ
今日中に正面の西方台地を越え兵知安川の源流へ滑り込むつもり
2014年02月09日 21:56撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/9 21:56
今日中に正面の西方台地を越え兵知安川の源流へ滑り込むつもり
西方台地へ上がる途中から間ノ川流域を振り返る
2014年02月10日 16:06撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/10 16:06
西方台地へ上がる途中から間ノ川流域を振り返る
西方台地にあがると兵知安川源流をはさんで正面にポロヌプリを捉える
2014年02月10日 16:13撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/10 16:13
西方台地にあがると兵知安川源流をはさんで正面にポロヌプリを捉える
残照のポロヌプリ
2014年02月10日 16:13撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/10 16:13
残照のポロヌプリ
背後に敏音知やパンケ山など道北マイナーピークの連なり
2014年02月10日 16:21撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/10 16:21
背後に敏音知やパンケ山など道北マイナーピークの連なり
西方台地から兵知安川源流へ滑り込む
2014年02月10日 16:58撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/10 16:58
西方台地から兵知安川源流へ滑り込む
C1の焚き火
マイナス20度下回り手が凍える
2014年02月10日 18:04撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/10 18:04
C1の焚き火
マイナス20度下回り手が凍える
翌朝兵知安川源流の森を遡る
2014年02月11日 07:32撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/11 7:32
翌朝兵知安川源流の森を遡る
この日は地吹雪模様に変わる
2014年02月11日 07:32撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/11 7:32
この日は地吹雪模様に変わる
ポロヌプリ西斜面からピークを目指す
2014年02月11日 07:37撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/11 7:37
ポロヌプリ西斜面からピークを目指す
地吹雪のなかポロヌプリの北の端に登頂
すぐに引き返す
2014年02月11日 09:15撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/11 9:15
地吹雪のなかポロヌプリの北の端に登頂
すぐに引き返す
登頂後ピーク北西斜面のパウダーを滑る
2014年02月11日 11:44撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/11 11:44
登頂後ピーク北西斜面のパウダーを滑る

感想

道北の大きな山、ポロヌプリへ。
札幌から遠いうえに冬期のアプローチも困難なので、なかなか行く機会が無かった。
1日目は無風快晴だったが途中の士別ではマイナス27度まで下がった。
デーヤモンドダストのきらめく中、目出帽おろして林道のラッセルをスタート。
間ノ川林道を経てポロヌプリ西方台地からのアプローチは頓別川の一大支流ペーチャン川(兵知安川←一昔前のゴールドラッシュで有名)をショートカットするルートで、地形図を見て編み出した厳冬期最短ルートでもある。
鹿の大群を追うように林道を進み、夕暮れ近くポロヌプリ西方の台地の上に這い上がった。
台地の上からはペーチャン川源流を隔てて正面に目指すポロヌプリが残照とともに浮かび上がり感動的な光景であった。
はるか北方のシベリヤ極東山脈へと夢が膨らむが、夢想する暇もなく日没ギリギリになって台地からペーチャン川源流の森へと滑り込んだ。
C1は夏用のタープをツエルトにして設営し、手早く焚き火を起こすが、さすがにマイナス20℃を下回れば炎にあたっていても寒い!すごすごと天幕の中へ入る。
翌朝、やんけは低温で寝不足のようだ。空は曇っており、風も出てきた。
昨日ほどの寒さではないが、風がある分、体感気温も下がるはずだ。
ペーチャン川の源流筋は完全に雪で埋まっていて、どこからでも渡渉できた。
源流を遡ってポロヌプリ西面の針葉樹の森を抜けると、標高700mから上部は背の低い樺がまばらに生える吹きっさらし地帯となる。
札幌周辺でこの程度だったら、まだ樹林帯のはず。
地吹雪できわどい状況の中、東側から回り込むようにポロヌプリ北の端のピークにタッチし、すぐに引き返す。
帰りは北西側の斜面を滑る。視界があればもっと面白い滑降ルートが採れたかと思う。
この日は時間がたつにつれて地吹雪がひどくなってきた。
C1に戻って荷物をまとめ、再び西方台地を越えると、林道の奥までスノーモービルが入った痕跡があった。
帰りは天塩川温泉。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1997人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら