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Yamareco

記録ID: 40543
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

北岳(3193.2m)

2007年06月23日(土) ~ 2007年06月24日(日)
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コースタイム

23日
10:15 広河原⇒ 10:35 小池小屋分岐⇒ 11:30 崩壊地上部⇒ 12:30 大樺沢二俣(昼食)⇒ 14:00 八本歯下⇒ 14:40 八本歯コル⇒ 15:05 トラバース道⇒15:50 トラバース道分岐⇒ 16:05 稜線分岐⇒ 16:50 北岳山荘

24日
06:10 北岳山荘⇒ 06:55 八本歯下降分岐⇒ 07:15 北岳山頂⇒ 07:50 肩ノ小屋⇒ 08:20 小大郎尾根分岐⇒ 09:35 小池小屋⇒ 11:25 広河原
天候 23日 晴れ
24日 晴れのち雨
過去天気図(気象庁) 2007年06月の天気図
コース状況/
危険箇所等
戸台口からバスに乗り北沢峠に着きました。山梨県側とのバスの時間が悪くしばらく待ってバスに乗り広河原へ向かいました。
野呂川に架かる吊り橋を渡り大樺沢沿いに登りました。崩壊地手前で橋を渡り左岸を上がって崩壊地をやり過ごして右岸に渡りました。今回は雪渓がこの地点から始まっていました。二番目の橋は雪の下に埋もれて見えませんでした。右岸に渡りアイゼンを付けました。二股から八本歯コル方向を見ると、北岳パットレスから多くの土砂が崩れ落ちていました。細心の注意を払い、八本歯コルへの尾根にとりつきました。アイゼンを外して木の梯子を登りました。コルからは大きい岩のガレ場を登り、北岳山荘へのトラバース道に向かいました。東側斜面にお目当ての「キタダケソウ」が咲いていました。間ノ岳や農鳥岳も見ることが出来ました。 途中雪が残っていて、通行止めになっていました。無理をせず分岐に戻り、稜線へ上がりました。北岳山荘は、屋根まで雪がありまともに小屋入り口からは入れませんでした。水は飲み水だけでした。

翌日は北岳山頂を目指しました。
山頂手前には幅20mほどの雪の塊が道をふさいて残っていました。初めてガスの無い山頂に立つ事が出来ました。眺望を楽しんで肩ノ小屋へと下がりました。小太郎尾根から草すべりへの下降が始まってまもなく雪で道が隠れてしまいました。下からガスが上がって来て方向もあやふやになりました。尾根の分岐まで登り返して雪の踏み跡を探しながら下がりました。途中からは夏道が出てきたので安心して下がる事が出来ました。
小池小屋へと進んで行くと歩道脇には、高山植物の花が咲き始めていました。小池小屋はプレハブ小屋から、木造の綺麗な山小屋に建て直されていました。雨が降り始めてきましたので、樹林帯の中をトラバースぎみに進み尾根道を下がると大樺沢の道に合流しました。広河原よりバスで北沢峠へ、乗り換えて戸台へ着きました。
大樺沢の雪渓
2009年06月06日 14:59撮影 by  MP610 series, Canon
6/6 14:59
大樺沢の雪渓
北岳山荘
2009年06月06日 15:11撮影 by  MP610 series, Canon
6/6 15:11
北岳山荘
キタダケソウ
2009年06月06日 15:31撮影 by  MP610 series, Canon
6/6 15:31
キタダケソウ
オヤマノエンドウ
2009年06月06日 15:31撮影 by  MP610 series, Canon
6/6 15:31
オヤマノエンドウ
ミヤマキンバイ
2009年06月06日 15:25撮影 by  MP610 series, Canon
6/6 15:25
ミヤマキンバイ
八本歯からの間ノ岳
2009年06月06日 15:19撮影 by  MP610 series, Canon
6/6 15:19
八本歯からの間ノ岳
北岳山頂からの大樺沢の雪渓
2009年06月06日 15:19撮影 by  MP610 series, Canon
6/6 15:19
北岳山頂からの大樺沢の雪渓
北岳山頂からの肩ノ小屋
2009年06月06日 15:11撮影 by  MP610 series, Canon
6/6 15:11
北岳山頂からの肩ノ小屋
サンカヨウ
2009年06月06日 15:25撮影 by  MP610 series, Canon
6/6 15:25
サンカヨウ
撮影機器:

感想

キタダケソウの開花時期が梅雨時期に重なり、晴れる日は少なく雨を覚悟して登りました。
梅雨前線が大平洋上に下がった時をねらいました。
雪は想像していたより、はるかに多く残っていました。
大樺沢の雪渓は、上部に登って行くと斜度がさらに急なりました。
天気が良くてもガスがかかり、八本歯ノコルにとりつく尾根が見えなくなる事があります。
コンパスで方向を確認して上がりました。
この時期の北岳は六本歯以上のアイゼンが必要で、ピッケルやストックは体を保持する為に、どちらか必ず持ってください。
七月に入ると奈良田からもバスが入るので登山者は多くなります。

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