天狗岳 唐沢鉱泉ピストン…に変更

2022年03月06日(日) [日帰り]

• GPS: 05:41
• 距離: 6.9km
• 登り: 853m
• 下り: 853m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:55
• 休憩: 0:42
• 合計: 5:37

距離 6.9km 登り 868m 下り 868m

6:21 唐沢鉱泉
7:19 7:22 唐沢鉱泉分岐
8:06 8:07 第一展望台
8:42 9:13 第二展望台
9:52 9:58 天狗岳
10:41 第二展望台
11:03 第一展望台
11:30 11:31 唐沢鉱泉分岐
11:57 唐沢鉱泉
11:58 ゴール地点

天候

ドン曇り
山頂付近は爆風ガスガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

唐沢鉱泉手前ダートは一面雪道にわだち
除雪はなし
2駆のスタッドレスでは無謀
2駆であればチェーン必須

コース状況／危険箇所等

あくまでも6日現在
これからは気温により状況で大きく変わりそう

唐沢鉱泉〜第一展望
スタートから終始12本アイゼン
尾根に上がるまではトレース明瞭
雪もクラストしていて気持ちよくアイゼンが噛む

第一展望〜第二展望
第二展望手前でルートロスに注意
風が強くトレース無し
きわどいトラーバースに雪庇もありサラサラ雪で爪も噛みにくい
手前でストックからピッケルに換装し安全にこなす…風も強くなりだしたのでバラクラバと地獄ゴーグルのフル装備に換装

第二展望〜山頂
山頂直下の森林限界は爆風にてトレース無し
ルーファイしながらピークを目指す
雪氷と爆風でゴーグル必須
ピークからの下山は要注意
わずか10分でトレースは消える
来た尾根を目指すが向かって右よりに取るとルートロスする
GPSを頼りに一本のルートを見つけないとハイマツ地帯の新雪でズホリまくり消耗するので要注意

その他周辺情報

唐沢鉱泉は4月23日から再開

写真

3/6 5:53

昨日はあったかかったので融雪してると思いきや・・
厳冬期と変わらぬ積雪
2駆ではチェーン巻かないと無理

3/6 6:15

6時到着でおそらく前日からの車が一台
支度中の車がもう一台で3番乗り
日曜なのにガラガラ・・こんな天狗も初めて

3/6 6:19

4月23日から営業開始

3/6 6:21

鉱泉の雪庇がすごい

3/6 6:23

川もモフモフ・・こんなに雪のある唐沢鉱泉は初めて

3/6 7:20

スタートから12本アイゼン
いつもは第二展望手前まではツボだが・・

3/6 7:56

霧氷がきれい

3/6 8:04

行く先は真っ白・・

3/6 8:06

第一展望標柱も埋まってる・・
しかし今年は雪が多い・・

尾根を第二展望目指し詰める

3/6 9:10

第二展望手前でルートロスするが発見
ここで爆風対策に装備換装・・例年であればここまでツボで来てアイゼンつけるのだが

3/6 10:42

第二展望手前のいやらしいトラバース・・
ロープは見えるが雪が柔らかくアイゼンが効いてる感じがないためしっかり足場を作りピッケルさしてトラバース

3/6 10:41

トラバース過ぎると雪庇の山があり・・
瘦せ尾根なので注意・・
第二展望手前の尾根の北側から南側に出るところでルートロスしやすいので注意必要

3/6 10:41

やっとこ第二展望

3/6 9:38

山頂直下は雪はクラストしておりピッケルもアイゼンもよく刺さるがトレースは無いためピークを目指しルーファイしながらGPSで確認しながら詰める・・

真っ白だけど詰める・・
爆風に雪氷がすごい
地獄ゴールさまさま

西天狗ピクる！！
本日おそらく一番乗り
さて東天狗を目指し黒百合でビーフシチューの予定・・だが
しばらく待つがガスは一向に取れる気配なく
本日は人が全く入ってなくトレースもなく東天狗の方角すらわからず・・東天狗からの下だりも考えると・・
相方と協議の末ルート変更となりピストンに決定
滞在時間10分程度だが来た時のトレースはほぼ消えていた
GPSを確認し相方と手分けしながらルートを見つける
尾根は見えるのだが1本のルートを見つけるのにかなり難儀した

3/6 11:03

振り返ってもどんより雲・・
撤退してよかった(笑)

3/6 11:56

ただいま〜〜

3/6 11:58

車は増えていなかった・・

3/6 12:12

帰りの林道も全く解ける様子もなく朝と同じ状態・・
3月になれば八ヶ岳は帰りはぐちゃぐちゃはずが・・

3/6 13:07

おなかすいたので香草庵さんでおそばをいただく

3/6 13:05

3/6 12:53

薪ストーブが温かい

3/6 12:54

鴨せいろが大変おいしゅうございました・・
とても元気出ました

撮影機器：

iPhone 12 mini Apple

感想

Hhei

毎年行っている天狗岳。
本日は東北も北陸も大荒れなので近場の八ヶ岳で今年は行っていないので黒百合のビーフシチューを食べに行こう。
昨日は温かく今日も大勢人が入っているだろう・・あれ？？
唐沢鉱泉に着くと車は二台だけ。
こんな天狗初めて・・

しかし今年は雪が多いこと・・駐車場からアイゼンは初めて。
第一展望台まではしっかりトレースあるがそこから先は風の強いところになると消えている。
第二展望からは尾根の樹林帯にはトレースあるが山頂直下はほぼなし。
ルーファイしながらピクる。

ガスがとれる様子もなく反対側からのすれ違いもなく東天狗を周回するのは無理だと判断。ピストンに変更。
下山を開始するがまったくもってトレースが消えている。GPSを確認しルートを探すが尾根が見えているのにその1本のルートを探すのが非常に困難。
ハイマツ地帯が結構ズボりガスと爆風による雪氷も・・尾根を目指していくか迷ったが相方とようやく手分けして見つけることができ、ことなく尾根に取り付くことができた。

今回下山中に本日の山行についていろいろ話し合った。
やはり人が少ないときの強風時は要注意。ピストンでも帰りのトレースはない。
今までもたくさん経験しているが山頂直下は目印もなくハイマツ地帯は結構ズボる。
ルートを見つけないと非常に厳しい。
ガスに爆風に雪氷だと視界も悪い・・やっぱり地獄ゴーグルは必須ということ。
そして先へ進まず引き返したことは正解だったこと。
応援してるユーザーさんが勇気ある撤退⁈…勇気なんて少しも要らない危険と判断すればすぐ撤退する。
この言葉をあらためて相方と心に留めた。
まさしく安全確保のために勇気なんてまったくいらないと思った。

あと状況から悪条件では単独は厳しいと感じた…2人でルート捜索したから早く落ち着いて見つけられたが単独ではかなり厳しいと感じた。

状況次第では入門雪山もハイリスク。
最初に雪山始めたのも天狗岳だったが状況次第では高難度の雪山になる。

これを機にあらためて安全登山を心がける。
今後に活かす良い山行となった。