陽春の東伊豆・花の百名山ツアー（三筋山：細野高原より周回／オマケで大室山ラクラクお鉢巡り…）

2022年03月12日(土) [日帰り]

• GPS: 03:45
• 距離: 11.9km
• 登り: 591m
• 下り: 591m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:24
• 休憩: 0:50
• 合計: 4:14

距離 11.9km 登り 603m 下り 609m

9:01 細野高原第1駐車場
9:07 芝原湿原入口
9:34 9:40 上部駐車場分岐
10:06 10:09 三筋下トイレ
10:24 11:02 三筋山
11:24 下山路分岐
11:45 林道出合
12:12 大池キャンプ場入口
12:34 12:35 林道（細野高原方面）分岐
12:48 12:50 林道出合（プチ藪漕ぎ開始点）
13:15 細野高原第1駐車場

〈おまけ〉下山・温泉入浴後、大室山リフトにて山頂部（お鉢巡り）ハイク［歩程約20分／リフト山頂駅 15:55ー16:04 大室山頂（標高580m：三角点あり）16:05ー16:20 リフト山頂駅］

天候

終日快晴微風（日向は汗ばむ陽気…）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・国道135号を稲取温泉先で右折、案内標識に従い細野高原へ。（一部幅員狭く、対向車とのスライド注意；昼間はパラグライダー愛好家の車が多数上がってきます。）上部の第1・下部の第2駐車場合わせて数十台駐車可（入山協力金100円をボックスに投入）
・帰路は温泉入浴・大室山ハイクの後、伊豆スカイラインで熱海峠・大観山経て箱根ターンパイクへ(何れも現金支払いのみ、ETC・キャッシュレス決済不可…)

コース状況／危険箇所等

・細野高原〜三筋山山頂は複数のハイキングルートあり。直下の「登山口」（三筋下トイレ）まではほとんど舗装、要所に案内道標（山歩きというより距離・ポイント番号表示などランナー向け？）完備
・山頂〜大池方面分岐までの尾根沿い下山路は風力発電所のアクセス路（完全舗装）のため、路肩の茶色のレーンを歩行せよのこと
・山頂〜大池キャンプ場までは、パラグライダーの離陸場・練習ゲレンデ多数（アクセス用の林道なども輻輳しているので方向注意）
・大池キャンプ場からは、今井浜海岸駅方面への下山路のみが正規ルート（細野高原方面へショートカットするには、土地改良区の私有地［ゲートあり］、荒れ気味の林道や一部ヤブ混じりの踏跡通過［道標等一切ナシ…］などあり、善良ハイカーにはオススメできません…）
・毎年2月に山焼き実施、3月も細野高原方面は全山ほぼ「丸焼け」の状態（低山にしては展望はバツグンながら、花粉も浴び放題なので花粉症の方はご注意を…）

その他周辺情報

・稲取・熱川など海沿いに温泉エリア多数（小生は国道沿いの「日帰り温泉・伊豆高原の湯」にて入浴；WebページからクーポンDL・印字で大人900円に割引／露天風呂・泥湯・サウナ・休憩室・土産コーナーあり、海鮮料理の食堂併設）
・東京への帰路、大室山登山リフトに立ち寄り（リフト往復のみ［大人700円；この時期は乗車券発売16:30終了、下り最終乗車16:45まで］／徒歩登山不可、山頂部お鉢周回約20分）

写真

3/12 8:46

春爛漫の3月中旬、本日は花の名山、伊豆・三筋山へ。2月に野焼きも終わって広闊な展望の開ける細野高原駐車場�，�らスタート。当方2番乗りです…

3/12 8:49

駐車場は広く、キレイな水洗トイレもあります。入山協力金100円を無人ボックスに支払ってスタート。

3/12 9:01

山上の林立する風力発電機群を見ながら、まずは芝原湿原方面へ。分かりやすい標識あります。

3/12 9:04

荒涼たる2月の野焼き跡から、夏〜秋には力強く植物たちが再生してくるのでしょう…

3/12 9:12

トラバース路分岐。復路は左方向から戻ってくる予定です。

3/12 9:26

標高500mぐらいまで緩やかに登ってきました。山頂方面もハゲ山状態で、展望良さそうです。今日は快晴でほぼ無風、風力発電量は今のところほぼゼロ…〈苦笑…〉

3/12 9:34

山頂下の駐車場分岐、ここで少々休憩。このあたり、パラグライダー入門者のトレーニングエリアも多数あり。ちょっとやってみたい気も…

3/12 9:41

山頂まで1.5km。さすが山深い東伊豆、海が近いです…

3/12 9:42

標高を上げるにつれ、伊豆〜箱根主脈の山々もよく見えてきました。

3/12 9:46

波穏やかな相模灘が朝陽に映えてキラキラ…

3/12 10:05

ここが山頂直下の登山口分岐、立派なトイレあります。頂上まであと15分、いつもはシンドイ舗装道登りも、今日はずっと展望良好なので飽きることナシ…。

3/12 10:09

「絶景ポイントあり」のカンバン。ずっと絶景続きという気もしますが…。

3/12 10:09

ようやく登山道らしくなってきました！

3/12 10:18

「絶景ポイント」の案内標識。山頂にまで林立する風力発電群が、ある意味絶景な気もします…

3/12 10:19

かなり霞んでますが、絶景ポイントの彼方には伊豆大島もくっきり。

3/12 10:25

三筋山山頂到着。まずは自撮りで記念の1枚。

3/12 10:26

こちら、八丁池方面。風力プロペラがドーンと鎮座…

3/12 10:26

万三郎・万次郎岳など、天城主脈の山々ですね。

3/12 10:27

今日は春霞が懸かり、大島の他には当方関東百のゴールと目される、モッコリ型の神津島が肉眼で辛うじて視認できました。他の伊豆七島は残念ながら拝めず…〈溜息〉

3/12 10:31

学生時代に天城山から縦走した、懐かしの八丁池までは約10km。本日は大池高原方面へ下る予定です。

3/12 11:03

案内板記載の通り、天城山の素晴らしい展望。風力発電機が若干興醒ましですが…

3/12 11:04

弁当昼食済ませ、早速下山開始。風力プロペラの遥か上を、悠然とパラグライダー達が飛んでます…

3/12 11:06

山頂もパラグライダーの出発点のため、車が立派なアクセス舗装道を次々と登ってきます。肩身の狭いハイカーは、この茶色のレーンをトボトボ下っていきます…〈溜息…〉

3/12 11:12

風力のプロペラを地上で見ると、さすがにデカい…。一体どうやって取り替えるんでしょうか…？

3/12 11:13

海際らしい松並木の向こうに、伊豆半島の重畳たる山並み。太平洋プレートのパワー・圧力を感じます…

3/12 11:18

東伊豆の海と山が織り成す絶景。パラグライダーが気持ち良さげに飛んでます…〈垂涎の眼差し…〉

3/12 11:24

ここで舗装道を離れ、大池方面へのハイキング路へ。ようやく舗装路から解放されホッ…

3/12 11:27

絶景の草斜面通過。ここもパラグライダーの離陸場ですね…〈羨ましい…〉

3/12 11:29

若干景観破壊気味の風力プロペラも無くなり、ようやく平和なひととき…〈ホッ…〉

3/12 11:30

ルートは一転、巨石の並ぶ樹林帯へ。未来社会から太古の時代に舞い戻ったようです…

3/12 11:44

未舗装の車道出合。ここは斜め右前方向へ前進（案内標識がほしいところ…）。

3/12 11:47

…と、地図を見ると右前の道はパラグライダーのアクセス路でした。藪漕ぎでショートカットし、左ルートへ戻ります…〈涙〉

3/12 11:49

…最後は路肩へジャンプして、無事正規ルートへ復帰〈ホッ…〉。

3/12 11:51

再び舗装道歩きに。景色は良いのですが、疲れた脚には少し堪えます…

3/12 11:55

足下に大池のキャンプ場が見えてきました。ここはパラグライダー練習場、兼ベースキャンプのようです。一度やってみたい…

3/12 11:56

山頂方面も、多くのパラグライダー達が気持ち良く飛行中…

3/12 12:34

林道分岐着。ここから左の細野高原方面へ少々登り返します…〈涙…〉

3/12 12:35

結構マジな登り返し…〈汗〉

3/12 12:40

野生動物の下顎の骨？だいぶ年季が入ってます…〈冷汗…〉

3/12 12:48

しばし小籔混じりの林道を辿り、ようやく細野高原方面へ通ずる舗装の林道へ到達。ゴールまであと少し…〈ゼーゼー…〉

3/12 12:50

…と林道を進むと、再び無限ループへ入りそうに。少し戻って踏跡薄い右の藪道へ…〈涙…〉

3/12 12:55

プチ藪漕ぎ約5分、何とか顕著な踏み跡に復帰…

3/12 12:57

ゴールの駐車場が見えました！これでまずは一安心…〈ホッ…〉

3/12 12:59

野焼き後で見通しが利くので、竹藪を突っ切って林道をショートカット！

3/12 13:09

何とか周回完了！復路は、パラグライダーのアクセス路や錯綜する林道群に翻弄されました…〈滝汗…〉

3/12 13:14

無事、駐車場帰着。駐車場もパラG愛好家で大賑わい。この山は、ハイキングというよりパラグライダー向けの山ですね！

3/12 14:21

下山後のご褒美その1、国道を10kmほど熱海方面へ戻り、日帰り温泉・伊豆高原の湯へ。予めWeb検索・ダウンロードしたクーポン使い、100円引きの大人900円でしっぽり入浴。露天に泥湯、サウナ・休憩室など充実の設備、広い風呂場に大満足！

3/12 15:18

ご褒美その2、隣接する海鮮料理レストランで早めの賄い丼夕食。てんこ盛りの刺身とトロ玉の絶妙のバランスに、こちらも大満足。

3/12 15:47

東京への帰路、海沿いの国道135号の渋滞回避兼ね、山上の伊豆スカイラインへ。途中、閉店間際の大室山リフトに滑り込み乗車。

3/12 15:49

このお山はリフト会社が占有しているようで、徒歩ハイクはNG。小生自身ここは乗った記憶が全くないので、恐らく人生初体験のラクラク大衆登山です…。

3/12 15:56

あっという間に標高約500mのリフト山頂駅到着。早速、思ったより広く気持ちの良い火口（お鉢）の1周ハイクへ。

3/12 15:57

海と山の織り成す再びの絶景に感慨しきり。

3/12 16:02

海上安全と大漁祈願の八ヶ岳地蔵尊。海と山をつなぐご縁を担っておられるのですね…。

3/12 16:04

夕暮れ迫る中、標高580mの大室山頂到着。万次郎・万三郎など天城主脈の山々に加え、手前右の溶岩ドーム型の特徴的な矢筈山など伊豆の新旧火山が勢揃い。手前のカップルハイカーのシルエットが、まるでドラマの1シーンのよう…。

3/12 16:05

折角なので一瞬マスクずらし、山頂プレート前でいつもの自撮り。

3/12 16:07

こちら、肉眼でもかなりうっすらですが霊峰富士が見えてます。

3/12 16:10

山頂をバックに鎮座する五智如来地蔵。些少ながら賽銭入れ、家族と世界の平安祈願…

3/12 16:18

こうして見ると、思ったより広めの火口丘です。強風等で延期されていた大室の山焼きも明日（3/13）実施予定だそうです。

3/12 16:18

矢筈山を振り返りつつ、営業終了迫るリフト駅へ歩を進めます。

3/12 16:20

下りも楽ちん、駐車場もさすがに閑散としてきました。海岸線の向こうに初島が見えてます。

3/12 16:29

3月後半からは、リフト営業時間も更に30分延長されます。

3/12 17:20

ガラ空きの伊豆スカイラインを疾走、途中の玄岳園地にて夕景の神々しい富士をパチリ。

3/12 17:20

大観山の左奥には、今年踏みたい300名山のゴール、箱根中央火口丘の山々。待っててねー！

撮影機器：

F-04K FUJITSU

感想

さとなお

迫り来るオミクロンの猛威に、我が家でも大学生の末っ子君が2月下旬、ついにコロナ陽性判定。約5日で無事回復、家族の連携協力で家庭内感染は何とか阻止するも、小生もみなし濃厚接触で約2週間余の健康観察・軟禁幽閉!?状態に…。前週末、ようやく2回のPCR陰性ゲットでシャバに出られ、出勤再開して3回目ワクチン接種も終え、ガッツリ副反応が出て抗体価アップも万全です。この間、溜まりまくった心身のストレスと運動不足解消のため、春爛漫の週末の陽気に誘われ、単身未明から車を飛ばして駿州・東伊豆の花の名山、三筋山中腹の細野高原へ向かいます。
　週末の渋滞が名物!?の国道135号もほぼスムーズに流れ、駐車場には2番乗り。ちょうど野焼きが終わったばかりで、山頂までのルートはほぼハゲ山状態、スタートから既に展望良好でテンションアップ。コース途中の詳細は本文＆写真キャプション記載の通りで、復路にてパラグライダー場のアクセス路に迷い込んだり、林道ショートカットで藪道に突っ込んだりと若干のアクシデントはあったものの、コース中はほぼ海と山の展望絶佳。山頂からは関東百名山のゴール点と目される神津島の天上山もうっすら望めて、大満足のショートハイクとなりました。
　下山後は伊豆ツアーならではのお楽しみ、日帰り温泉入浴＋海鮮丼のダブルご褒美を満喫。帰路は国道の名物渋滞を避けるべく、一計を案じて営業終了間際の大室山リフト楽々登山の後、再び山中へ分け入り、僅かに残雪の残る伊豆スカイラインへ。ETCやキャッシュレス支払い不可、一々料金所で現金を出さねばならないのは不便でしたが、行き交う車も少ない上に途中の景観は息を呑む美しさ。夕焼けの富士や箱根〜芦ノ湖の大パノラマを心ゆくまで味わうことができました。小田原厚木道を経由して夜の東名へ突っ込むと、さすがに10km弱の渋滞には巻き込まれたものの、神奈川の実家に立ち寄り用事を済ませた後、まずまずの時間に自宅まで帰り着くことができ、人類との接触は最小限に抑えつつ、無事春の駿河ツアーを終えました。
　今回は「花の百名山」にしては花々のピークシーズンをかなり外した感じでしたが、山々の雪解けも進み、3月下旬には関東各県のまん防措置も解除の見通し。巣ごもり生活による心身のストレスで蓄積した中性脂肪をもう少し絞り込んだ上で、300山ゴールの箱根はじめ、関東百名山の残る数座を泊まりがけ・家族同伴にて是非ゆっくりと行脚したいところです。そのうちに、小生もかつて愛用させて頂いたGoToトラベルキャンペーンも再開されると良いのですが…。