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Yamareco

記録ID: 407889
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雪山ハイキング
日光・那須・筑波

石裂山 中腹を5時間ウロウロして撤退

2014年02月14日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:07
距離
9.1km
登り
782m
下り
775m

コースタイム

7:00 加蘇山神社(石裂山バス停)
11:15 行者帰シノ岩 670m地点
12:05 加蘇山神社(石裂山バス停)

天候
過去天気図(気象庁) 2014年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
石裂山バス停から10分の石裂山駐車場は狭く、石裂山バス停からの道も狭い。
コース状況/
危険箇所等
登山ポストはよく確認しませんでした。危険箇所は行者帰シノ岩までは特に無し。ただし50センチ以上の積雪でノートレースだと、竜が滝から上は、この山に精通した方でないとルート見失います。
竜が滝から上にトラロープがあって右矢印があります。そこを右に行ってしまいましたが、ルートはトラロープの後ろです。雪がなければ間違えないんでしょうが、積雪があるとロープの後ろだとは思わず、普通は右に行きます。ここでルートを探すのに40m程、3回も登下降しました。最初の鎖場(中ノ宮)は、完全に雪で埋まってて、下が岩でしょうから、12爪アイゼンがないとスリップする危険があります。しかもクサリが濡れていたり凍結していたりしたら、手が滑べって滑落する危険もあります。
加蘇山神社横に駐車。朝食は肉まん、焼豚、餅。肉まんと餅を一緒に蒸したら餅が溶けてしまいました。餅を2個追加で湯煎、都合餅は4個食べました。6:30
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加蘇山神社横に駐車。朝食は肉まん、焼豚、餅。肉まんと餅を一緒に蒸したら餅が溶けてしまいました。餅を2個追加で湯煎、都合餅は4個食べました。6:30
この案内板をよく見ておくべきでした。地図は国土地理院の9000/1地形図を1枚印刷して持ってきただけでした。国土地理院のは登山道表記が一部しか無く、そこで、つまずきました。
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この案内板をよく見ておくべきでした。地図は国土地理院の9000/1地形図を1枚印刷して持ってきただけでした。国土地理院のは登山道表記が一部しか無く、そこで、つまずきました。
加蘇山神社と当方の車。車の後ろはトイレです。昨日まで、バスはここまで入れなく、手前の馬返しまでのようでした。
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加蘇山神社と当方の車。車の後ろはトイレです。昨日まで、バスはここまで入れなく、手前の馬返しまでのようでした。
加蘇山神社から10分ほどで、無料駐車場に着きます。ただし当日は路肩の雪が多く車が通るのはキビシイです。少なくともすれ違いはできません。
加蘇山神社から10分ほどで、無料駐車場に着きます。ただし当日は路肩の雪が多く車が通るのはキビシイです。少なくともすれ違いはできません。
車の轍と一人分の足跡がありました。なんの疑いもなく轍とトレースを追いました。
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車の轍と一人分の足跡がありました。なんの疑いもなく轍とトレースを追いました。
そのうちトレースも無くなりました、430m付近で引き返したようです。GPSを見ると、登山道に沿って歩いているんだけど、なんかオカシイ。雪も本降りになってきた。
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そのうちトレースも無くなりました、430m付近で引き返したようです。GPSを見ると、登山道に沿って歩いているんだけど、なんかオカシイ。雪も本降りになってきた。
オカシイ。林道はここで終わっているが、左上に尾根がすぐ近くに見える、GPSで確認すると600m位、変だ、地図だと尾根は800mだ、しかもハシゴも鎖場もない。尾根から石裂山までのルーファイに自信がない。一旦戻ります。
オカシイ。林道はここで終わっているが、左上に尾根がすぐ近くに見える、GPSで確認すると600m位、変だ、地図だと尾根は800mだ、しかもハシゴも鎖場もない。尾根から石裂山までのルーファイに自信がない。一旦戻ります。
とりあえず350m付近の本殿まで戻ることにした。こんなところに標識があったのか、しかも壊れている。ここを右か!降雪でフードをしていて両サイドが見え難かったのと、轍とトレースに釣られたのとで直進してしまった。
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とりあえず350m付近の本殿まで戻ることにした。こんなところに標識があったのか、しかも壊れている。ここを右か!降雪でフードをしていて両サイドが見え難かったのと、轍とトレースに釣られたのとで直進してしまった。
だいぶ時間をロス。ここから先は2人分くらいのトレースがあった。
だいぶ時間をロス。ここから先は2人分くらいのトレースがあった。
左は鹿よけ柵。この手前でトレースは無くなる、引き返したようです。
左は鹿よけ柵。この手前でトレースは無くなる、引き返したようです。
竜が滝標識。この辺はツボ足でスネくらい。この程度ならそれほど疲れない。
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竜が滝標識。この辺はツボ足でスネくらい。この程度ならそれほど疲れない。
すぐ上に東屋。
千本桂。この少し下の月山への分岐で、月山へのルートを目を凝らして観察するが、全くルートが見えてこない。周回コースはムリだ。左ルートのピストンにしよう。
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千本桂。この少し下の月山への分岐で、月山へのルートを目を凝らして観察するが、全くルートが見えてこない。周回コースはムリだ。左ルートのピストンにしよう。
この蜘蛛、昨日か一昨日マイナス7度以下の時も見ました。今日は−2度位。昆虫がこの寒さで生きてるのは不思議だ。
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この蜘蛛、昨日か一昨日マイナス7度以下の時も見ました。今日は−2度位。昆虫がこの寒さで生きてるのは不思議だ。
このあたりから、ルートが読めない。標高600m付近を40mほど、3回登下降してルートを探すが見つからない。ここも正面の岩の上まで登ってみたが違う。
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このあたりから、ルートが読めない。標高600m付近を40mほど、3回登下降してルートを探すが見つからない。ここも正面の岩の上まで登ってみたが違う。
地形が複雑で、地図やGPSを見てもルートが分からない。夏道からそれほどは離れていない。とりあえずここをもう少し登ってみる。この辺から雪が深くなる。
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地形が複雑で、地図やGPSを見てもルートが分からない。夏道からそれほどは離れていない。とりあえずここをもう少し登ってみる。この辺から雪が深くなる。
よく見ると正面上部に、三角の屋根が見える!
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よく見ると正面上部に、三角の屋根が見える!
「行者帰シノ岩」(中ノ宮)に着きました。後ろに先ほど屋根だけ見えた東屋があります。正規のルートに合流してホッとしたのも束の間...
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「行者帰シノ岩」(中ノ宮)に着きました。後ろに先ほど屋根だけ見えた東屋があります。正規のルートに合流してホッとしたのも束の間...
ハシゴも鎖も完全に埋まっている、しかも膝上ラッセル。この先ルートを探すのも困難。よし、今日はここまでだ。
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ハシゴも鎖も完全に埋まっている、しかも膝上ラッセル。この先ルートを探すのも困難。よし、今日はここまでだ。
降雪がだんだん強くなってきた、撤退だ!撤退!もたもたしてるとまた、タイヤチェーンを着ける羽目になるぞ。自分のトレース沿いにズンズン下る。
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降雪がだんだん強くなってきた、撤退だ!撤退!もたもたしてるとまた、タイヤチェーンを着ける羽目になるぞ。自分のトレース沿いにズンズン下る。
とりあえず竜が滝は見ておく。
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とりあえず竜が滝は見ておく。
1時間ほどで戻りました。ヤバイ、着替えている時間はない。チェーン付けるの面倒だから、早く市街地まで行かないと。
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1時間ほどで戻りました。ヤバイ、着替えている時間はない。チェーン付けるの面倒だから、早く市街地まで行かないと。
この時点で関越の「本庄児玉」〜「練馬」チェーン規制がラジオから流れる。最悪、東北道や首都高が通行止になったら今日中に帰れなくなる。かといって、ノーマルタイヤでこの積雪路を飛ばすわけにはいかないし...。
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この時点で関越の「本庄児玉」〜「練馬」チェーン規制がラジオから流れる。最悪、東北道や首都高が通行止になったら今日中に帰れなくなる。かといって、ノーマルタイヤでこの積雪路を飛ばすわけにはいかないし...。

感想

プロローグ(本題ではないので読み飛ばしてください)
2013年7月2日に職場で重荷の上げ下げで腰と右膝を痛める。
2013年8月2日MRI診断。右膝内側半月版縦断裂、変性断裂。関節軟骨変性萎縮と診断される。詳細は8月3日の日記に記載。
2013年8月3日からミッション1、ミッション2を設定。
ミッション1⇒BMI 23.5から20にする。体重ベースで71.5kg⇒61kg。
ミッション2⇒脚の筋トレ、ストレッチで強く、しなやかな筋肉を目指す。

2014年2月10日現在、ミッション1は約85%(現在63.0kgでマイナス8.5kg)達成。ミッション2は、ほぼ毎日30分位続けています。ちなみに8月3日からのスクワット累計回数は約40000回超。

ここから本題です。
結局、5時間飲まず、食わず、休まず、石裂山の中腹を徘徊して撤退してきました。
600m位から雪が増えて、最後は膝上ラッセルでした。ラッセルもスネと膝上では雲泥の差で670mの最初の鎖場(中ノ宮)で戻りました。降雪が本降りになり、下山しながら帰りの高速が通行止めにならないか心配でした。時間があったのに飲まず、食わず、休まずだったのはそのせいです。

加蘇山神社にあった案内版、あれと同じものが手元にあったら、最初のルートミスしたとき、目前に600mの尾根が見えました。そこから石裂山に行けたと思う。案内版では600mの尾根からはハイキングコースで石裂山までつながっていました。残念ながら手元の地図やGPSの地図ではそこに登山道の記載がなかったので、一旦本殿まで引き返しました。

石裂山、次に行くのが楽しみです。昨日、撤退した鼻曲山は少し頑張れば行けたと思うが、石裂山のほうは、あのルートは暗くなるまで頑張っても、クサリが雪で埋まっているのと、ルーファイが困難なのとで無理だったと思う。石裂山、面白い山だ、早くもう1回チャレンジしてみたい。

それにしても、今回の降雪、まさかこれほどの大雪になるとは思いませんでした。熊谷で60cm?甲府で114cmですか、信じられません。早く帰途について正解でした。



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コメント

mtkenさん、5時間も粘られたとはさすが!
石裂山には拙者も未踏で、図書館で借りてきた「栃木県の山」に拠れば「春のアカヤシオの時期か紅葉の秋」がおすすめなんて書いてあるので、今年5月辺りにどうかな?なんて考えております。
「岩場が多いので、積雪がある時は避けた方がよい」・・・とも。鎖場やハシゴを使った登下降が多いらしいので、足場が見難い積雪期は厄介なんでしょうね。

慣れない場所だと、雪がちらついて、かつ最初にルートミスで突き進んだりすると、後が不安になりますね

拙者も同じルートで取付くことになると思うので、まずは写真8の道標を見落とさないようにしなくては・・・

隊長
2014/2/18 4:45
Re: mtkenさん、5時間も粘られたとはさすが!
最初のルートミスが痛かったですね

350mまで降って、帰ろうと思ったんですが、正規ルートにトレースがあったので、時間もあるし、いけるかと思いましたが、甘かったです。初めての山で積雪が予想され、かつトレースが期待できない場合は、しっかりした地図が必要ですね。

岩場、あれだけ雪が付き、先行者がいないと、かなり危険ですね。それだけの準備してきてなかったので行かなくてよかったと思ってます。

当方も、3月、4月は山の予定がおおよそ決まっているので、5月ころになりそうです。あそこは標高低いから、アカヤシオの時期とダブりそうです

コメント有難うございました。
2014/2/18 17:33
おはようございます
まず第一声
タフですね〜!!!

12日〜14日までの山三昧
拝見させていただきました、雪山歩き楽しそうですね〜
今冬装備を少しずつ増やしていく計画をたてています

mtkenさんのように縦横無尽に歩けるようにトレーニングします!
無事帰れて良かったですね
2014/2/18 9:37
Re: おはようございます
今年から、日帰りで2回行く戦法から、車中2泊で行くように変えたんです。連休が取れるようになったのと、そのほうがエコなので
決してタフなわけではありません、ただ山では食事はかなりとります。今回は登山口で「餅」を4個食べたので5時間「もち」ました

夕方下山していたら、当日中に帰れなかったと思います。

早くよくなられて、素晴らしい写真のレコ楽しみにしています。

コメント有難うございました。
2014/2/18 17:53
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